第20話 たまには家の中を徹底的に掃除をすると気分がいいよな
さて、サイデスカで昼飯を食べておなかもいっぱいになった。
「んじゃまあ、そろそろうちに帰ろうか」
「そうね、おうちに帰ったらお掃除とかしないといけないし」
俺たちは会計を済ませて店を出た。
「じゃあ、たまには俺が家の掃除するよ。
お母さんは夕飯の買い物をしてきてくれないかな?
今日は歩きでね」
「はいはい、じゃあ運動のためにそうしましょうか」
というわけで、俺はお母さんと別れて家に帰る。
その途中で100円ショップによって行く。
雑巾やメラミンスポンジ、コゲ落としにセスキクリーナーや酸素系漂白剤といったものは100円ショップのものでも十分使えるからな。
掃除に使うものを買い込んだら家に向かい、汚れても問題ない格好に着替えて掃除を開始する。
まずはフローリングの掃除だが、その前にマットやラグで小さく洗濯が可能なものは引っぺがして、洗濯機へポイして洗濯をする。
それからフローリングはドライワイパーで髪の毛や埃などをまずとる。
掃除機をいきなりかけてしまうと、掃除機の排気で埃が吹き飛んでしまうからな。
おおよそきれいになったら、次に掃除機をかける。
隅っこや溝などの、ワイパーでは埃がとれづらい所を重点的に、十分埃が吸い取れるようにゆっくり目にヘッドを動かしていく。
そして次はウエットワイパーでフローリングに付着してしまった埃をふき取り、黒ずみ汚れが目立つところは固く絞った雑巾で直接水拭きし、その後に乾拭きもする。
「うん、これでピカピカになったんじゃないか?」
カーペットや洗濯できないラグも同じような手順だが、ワイパーの代わりにブラッシングして埃などをかき出し、カーペットクリーナーで埃や髪の毛を絡めとる。
その後でラグ・カーペットには、毛足を逆立てるように掃除機を掛け、ゴミを吸い取ったら、毛足を戻すように掃除機をもう一度掛ける。
最後に水で薄めた中性洗剤に雑巾を浸し、固く絞ったあと、毛並みに沿って根元まで浸み込ませるように拭きあげればこちらもきれいになった。
「うむ、だいぶ綺麗になったぞ」
風呂場はまず、換気扇をまわして換気し、浴室全体をシャワーで軽く洗い流したら、四隅などのカビが生えやすい場所にカビ取り剤を噴霧してしばらく放置。
その間にトイレ掃除だな。
まず中性洗剤を便器の中に振りかけて、ブラシで中の汚れをこすり落とす。
それからトイレ用お掃除シートでタンクや蓋、蓋の裏、便座、便座の裏や便器の外側、レバーなどをしっかりと拭く
壁と、床もお掃除シートで拭く。
便器の中の黒ずみは、アルカリ性いわゆる塩素系の洗剤を少量吹き付けてこすって落とし、水垢や黄ばみは、酸性の洗剤を少量吹き付けてこすって落とす。
「トイレはこんなもんか」
トイレが終わったら浴室に戻り、カビ取り剤をシャワーで流して落とし、今度は浴室用洗剤でまず浴槽を浴室掃除用スポンジで掃除。
浴槽が終わったら浴衣壁を浴室ブラシで掃除。
鏡は鱗取りで磨いて綺麗にする。
排水溝を開けて、中にたまった髪の毛を取り除いて、その周りをブラシでこすってぬめりなどを取り除き、トラップを回して取り出し、ひっくり返してパイプクリーナをまんべんなくかけ、これはしばらく放置。
洗面所の洗面台や鏡も同じように掃除していれば、そのうち排水溝トラップのぬめりなどはなくなるので、元に戻して、水で十分ゆすぐ。
「後は台所だな」
蛇口などの水垢汚れ、ガスコンロやその周りのタイル、換気扇などの油汚れ、レンジやグリルの中、冷蔵庫の中などはメラミンスポンジがあれば大体きれいにできる。
うちにあるシンクはつやのあるステンレスなので、シンクの水垢には重曹を使う。
コンロの五徳は水に浸して、そこへ酸素系漂白剤を投入。
五徳やコンロのコゲつきがひどい部分は、コゲ落としを使いこすり落とす。
電子レンジにはキッチンペーパーに水を染み込ませたものを入れて電子レンジでチンし、油汚れが浮き出るようにした後で、メラミンスポンジでこすっていくと簡単に汚れがとれる。
「台所もこんなものか」
あと、テーブルや椅子は雑巾を固く絞って水拭きを行い、その後カラ拭き。
そんな感じで掃除が大体終わったところでお母さんが返ってきた。
「ただいま、あらあら、ずいぶん頑張ってお掃除してくれたのね」
「掃除って徹底的にやると気分いいからね」
「じゃあ、夜ご飯の準備しちゃうわね」
「うん」
洗濯していたラグを干して乾かし、洗濯機があいたのでシーツやまくらカバー、制服のスラックスなども洗濯をしてしまう。
汗をあまりかかない季節でもスラックスを1週間か2週間に一回はちゃんと洗っておきたいからな。
まくらカバーにはタオルを敷いて寝ているが、汗がしみ込んで雑菌が大繁殖すると、ニキビや肌荒れの原因になるし。
スラックスは消臭スプレーはしているがそれだと汚れは落ちないし、やはりちゃんと洗うのは大事だよな。
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