応援コメント

第60話 洞窟にて(その5)」への応援コメント

  • 十三岡繁さま

    こんにちは。

    コルビーくんには何度も転生している記憶が残っているのですよね。毎回同じことを繰り返さねばならないのだと、彼はいつ、どのようにして自分に課してしまったのでしょう? 多少あがいても結局前回までと同じ人生(人じゃないけれど)になったから、定められた運命は代えられないと観念したのでしょうか?

    実は縛りなんてないと何度も転生を繰り返した後で知らされるのは、嬉しかったのか、悲しかったのか……。彼が今後、というか次の転生以降、どんな生き方を選ぶのかちょっと見てみたい気がします。

    作者からの返信

    おはようございます。コメントありがとうございます^^。

    魔王VS勇者という対決構図は、その世界がそう言う設定になっているという事です。

     これは今度エッセイで書こうと思っていた話ですが、蟻はあの集団の中でちゃんとそれぞれの役割が振られています。元となっているのは遺伝子に書き込まれた情報だけじゃないような気がします。個だと思っているものは、実は全の中の穴みたいな存在ではないのかなと…。なので蟻は例えば一匹でどこか自由に冒険の旅にも出れるはずなのにそれをしようとはしません。

     自分の立ち位置を俯瞰して、建築に出会ったコル君はきっと違う生き方を見つけて世界を変えていくんだと思います。建築はモノではなくてコトだというのが私も思う所ですが、ただ存在だけしている空間を『場』にする一連の行為や意識だというのが、今の所の私の建築に対する定義です。