零4

生まれた赤ちゃんは、男の子!

れいという名前にした。


れんちゃんが考えたので、僕は由来とかよくわからない。…というか何か説明あったけど、難しくてわからなかった。れんちゃんは秀才なのだ。


「まぁ、零。かわいらしく飲みますわね」


「どれどれ、僕も」


「あ、だめですわっ、武っ」


「あのー、病院ですよ?ここは」


先生に叱られました。


「あ、すみません…あの、本当に出てるんですか?」


「はい」


「僕もお乳を零みたいに飲みたいんです」


「旦那さん…赤ちゃんのものなのでやめてください」


「えー」


「武、すみません。わたくしもっとたくさん出たらよかったのに」


「いや奥さん、だめです。子供に構って」


「はい」


「いちゃつくな若者」


先生に叱られた。


しかーし、れんちゃんは子育てに関しては厳しー!


赤ちゃんのときも赤ちゃん言葉を使わず、きちんと言葉を教えていた。お嬢様言葉を使わないよう頑張るれんちゃんはかわいらしく、いやー僕は普通にしゃべってていいの?ってなったけど。


敬う方には敬語というのを教えてるということなので、僕は敬われてるということで…零には普通に話し言葉を使っていいそうな。


れんちゃんはお花や茶道までもやってたとか…信じらんねー


僕は柔道のなどを教えますが、れんちゃんは子供の頃からこんなに頑張っていたのかと思うと、もう…すごいとしか言えない。


「零、なぜそのように私の言うことを聞かないのですか?必ず、お稽古の時間を守るように」


「母上、申し訳ありません…」


零は小学生になり、覚えも良くて、とってもいい子だけど…たまにサボる。これは、僕のせいだ…。

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