13
れんこに合う道着を着せて、いざ、仕事へ。
「先生の?」
「え、武くんの?」
「うそー」
はい、そうですか。皆様言いたいことあるみたいで。はーうざい。
「婚約者だなんて、お恥ずかしいですわ」
「お嬢様なの?」
「かわいいなー」
「はい、練習!」
「わたくしも柔道は得意ですわ!お相手しますわ!」
「それはいい、乗った!どーせ、お遊びだろ?」
下心のある、大人な生徒と組んだけど…あっさり投げ飛ばした。さすが。
しかし、いつもさらししてたからなのか、今日はどうしても胸が気になるな。さらしなくてタオルだから?
「つまらないですわ」
れんちゃん、さすがだね。
「な、なんですの!」
じっと見たら照れてる。かわいいな。
練習後、家に帰る。汗かいたなー
「お風呂先入る?」
「しかし、武のほうが汗が…」
「んーじゃあ一緒に入る?」
「ええ、わかりましたわ」
いいのかよ!
れんちゃんのこと全然知らない。当たり前だけど。でかい家に住んでるからなのかな?普通に脱いでますけど。赤い下着の上にタオル、暑そう。脱いだら汗かいてるとか…くそ、かわいいぞ。
この状況で楽しまないわけがない。
「れーんちゃん」
「きゃ、な、なんですの?」
もちろん、後ろから鷲掴みです。
身長はほとんど変わらないから、最高ではないか。
「触りたくなっちゃた」
「そ、そうなのですね。でも、わたくし、汗が…」
「うん、洗おう」
お楽しみはここからだよ?
「れんちゃん、好きだよ?」
「あっ、や、だめですわーっ」
うわ、れんちゃん激しい。最高じゃん。
「こら!武ー!」
突如くそ親父の声が遠くからする。
「なーにやってんじゃー!」
うわ、近づいてくるし。
「武!1人で楽しみおって!」
げ、こっち来たし。
とりあえずれんちゃんから離れ、風呂場のドア前で待機。
「じじいでてけ!」
「…な、なんですの?」
「れんちゃんそのまま動かないで」
あろうことか、開けやがったので洗面器やら投げつけた。
「な、痛いぞ!武!」
その隙に立ち上がり手刀一発。
「ま、まぁ!お父様?」
「れんちゃん、すぐ起きるから。着替え部屋にあるし移動するよ」
じじいを置いて、れんちゃんを抱えて、部屋に戻る。
「あ、あのわたくしはお父様にみられてしまったのですか?」
「いや?見ようとしてたから阻止した」
「まぁ!なぜそんなことを?」
「変態だから」
「え、そ、そうなのですか?」
「気をつけてね」
親父を風呂場へ見に行くと、起きていた。
「おい、なにしてんだよ」
「武め、容赦ないやつじゃ」
「お前、どっか遊び行けよ!」
「まぁそれもいいのー」
くそったれ。離れに住ませてやるからな!こんのじじい!
「浴衣着ましたの」
戻るとれんちゃんは着替え完了していた。
「かわいいね」
「そ、そんな…は、恥ずかしいですわ」
着物萌えだな。
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