第20話 ホリーとりお

自分と同じ番。

ホリーは、遥か昔の俺達、ジャンとりおの仕事を見てきた。

だから、りおが使命として酷い目にあうのを知っている。

だが、りおには記憶は勿論、俺に関する記憶すらも根本から消されており、

ホリーが聞きたい本音は聞けなかった。

ただ、今のりおに関しては伝わるようだ。

りおはかなり霊的に天界からの操作があり、ホリーが知るりおではなかった。


りお(サバサバした感じの方だけど、、なんだろう、、心に寂しい?なのか、、何か引っかかるのかなぁ。)


りおからの思いを俺、ジャンは感じていた。



そんな頃・・・

チコちゃんグループの皆はホリーの話題ばかりだ。


「ねぇ、ホリーさん、本当にレオンの妻なのかしら?」

「レオンからのイメージが。。。」


「うちのグループに入るのよね。」

「合うのかしら?」

「大丈夫なのかしら?」


皆は、ホリーの雰囲気が自分達と合うのか、不安なようだ。


サム「大丈夫だよ。仲良くしよう。

きっと大丈夫だよ。」

サムは皆を励ます。

だが、実はサムが1番不安なようだ。


サム(確かに、凄い方なのかもしれない。 だけど。。。僕らがまだまだ、未熟で駄目だって、言われてる感じが。。

チコだってかなりがんばっているのに。。。まるで軽いみたいな言い方。。レオンはなんであんな方が好きなんだろ。。。)


このサムの感じたホリーの印象は、他の女神達も同様だった。



ヴィシュヌは皆の様子を見て、このホリーの存在が皆の意識を変えると考えていた。

(きっと大丈夫だ。。。)


ヴィシュヌの妻であるラクシュミーも同じ考えなようだった。

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