第19話 ホリー

ヴィシュヌ「驚かせてしまったね。

相変わらずな感じだ。

表面上は、皆とは合わないかもしれないが、彼女の良さがわかると思うよ。」


レオンは皆に謝っていた。


サム「僕は、レオンには悪いけど

苦手だな。でも、仲良くできるように頑張るよ。」


シー「表面ではなく、中身を見てやってくれたらいい。きっとわかるはずだ。」


サム「シー様はしってるの?」

シー「まぁな。」




そんな頃・・・

ホリーは、俺達ジャンのすぐ上に来ていた。


りおが転生中であり、ジャンがりおを支えている。


ホリー「この二人も相変わらずよね。。。」


ジャン「どうした?ホリー。」


ホリー「ジャン。相変わらず、厳しいわね。」


ジャン「厳しいか?以前よりはマシだぞ。俺も側にいるし、昔は酷いもんだったからな。」


ホリーはため息をつきながら

「ねぇ、ジャンは番やら、使命やら

嫌だと感じたり、なんでそんな事までしなくてはならないのか。

そう、思ったりはないの?」


ジャン「なんだ?帰って来たかと思えば。。

嫌だとは思った事はないな。

あるとするならば、仕事だな、なんで、こんなアホばかりを相手にしないとだめなんだ?とかな。

あとは、、、そうだな、この娘をどうやって闇に落とさないか。頭が痛いな。」


ホリーは軽く微笑む。


ジャン「それより、せっかく帰って来たんだレオンともっと話さないのか?」


ホリー「彼とは話したわよ。」

ジャン「相変わらず、淡白だな。

もっと一緒に居たいとはならないのか?俺なら、離れんがな。」


ホリー「話せたから今は十分よ。

それより、まだアレンと話せないのかしら?」


ジャン「あぁ。。いいよ。ちょっと待ってくれ。

あ、あと、今はアレンではなく、りおだ。」

ジャンである俺は、りおとホリーを繋げた。


りお「ねぇ、ジャン。そう言えば、チコちゃん所の女神様って、目覚めてるんだよね。。?大丈夫なん?無事なん?」


ジャン「話して見るか?」

りお「あ、だから気配があるんだね。。うん。。」


ホリーは待ってましたとりおの知覚に出てきた。

「はじめまして。りおちゃん。」


りおにホリーからの雰囲気が伝わる。

りおは、ホリーの全体像から彼女の中身を感じとる。


りお「はじめまして。えっと、、お名前がわからないので、なんてお呼びしたら。。。」


するとシヴァから直に本名は明かすなと知らせがくる。勿論、りおにも伝わる。


俺はそれならと、りおの目の前にある

ペットボトルのミルクティーから、

「「ミル」てなのはどうだ?」


りお「ウィルさんがいるから、名前が似るよ。」


シヴァ「もっと、可愛らしい、女の子みたいな名前ないのかよ。」


暫く、名前で押し問答だが、仮にホリーに決まり

ホリー「まぁ、何でもいいわよ。」

と、本人すらも良しとした。


そして、いつの間にかレオンも来て

俺達は話す事に。


ホリー「りおちゃんは、自分が番なのきいてる?」

りお「はい。聞いてます。」


ホリー「使命とか、今の世界に転生とか、今生辛い?嫌?」


りお「私は記憶もないし、話に番とか使命とかは聞きますけど、実際にはよくわかってないと思います。

今生はいい感じではなかったけど。。。あんまり感じさせないようにしてもらってて、よくわからないです。」


ホリー「そうなの?」

ホリーの様子を横からレオンが見ている。何か心配なのか、そんな様子だ。


ホリーは、自分と同じ番としたりおの本音が知りたいようだった。。

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