第12話 カイム達の奮闘

「カイム様、須佐之男命様がお呼びです!」


カイム「ん?、、お次はなんだ?」

カイムは、自分を呼ぶ須佐之男命様の元に。


須佐之男命「すまんな、いろいろと見えてきたもんでな。」


カイム「で?何すか?、見えてきたとは。」


須佐之男命「表に立ち我々の名を引き継ぐ者の中にも闇の連中と繫がっているようだ。

ただ、繫がるのではないぞ。

言わば、手引きしているという意味だ。」


カイムは納得する。

(やはりそうか。。。

道理で、、あの辺りの時代からやたらと他種族が侵入してきたわけだな。)


カイム「で?どうするか?、、ジャンに託せと?」


須佐之男命「そうだ。そなたから、ジャンへと話し、明るみに出さなければ益々増えるであろう。」


カイムは直ぐ様俺の所へとやって来る。

ジャン(正に繋がっていると言うわけだな。。。八百万の神達・・・。)


(ジャン。。。)

俺を呼ぶ声に耳をすます。す

(ジャン、私の名を引き継ぐ者が闇側と繫がり動いている。

明るみに出さねば。。。)


ジャン(承知しております。

全ては、繫がりあると考えております。)


(うむ。。。)


カイム「ジャン、そろそろ、明るみに1つ出す時期なのだろうな。」


ジャン「あぁ。。」


須佐之男命「わしは準備できておる。表に立つ、あの須佐之男命にも話し、住吉三神様にも話はつけてある。」


ジャン「承知しました。」

(ジャン、頼むぞ。。。)

ジャン(はい。。。)



俺は、いつものように、りおの魂上の兄へとラインを送る。

唯の挨拶だが、その兄の背後には、須佐之男命様が守護されている。


その魂上の兄とは、りお同様、住吉三神様に育てて頂いている。

つまり、りおと兄妹と言うわけだ。


ラインでの会話上に兄から

「須佐之男命様はどうされていますか?頭に浮かぶものですから。」

と尋ねられる。


それを書かせたのが、兄の守護をし、水面下にて動かれてきた、ご本体とも言う、冒頭にて登場されている

「須佐之男命」様である。


つまりは次のような事だ。


日本の神々の中でも中心的とも言う、神々は、ご自分の代わりに、正当な宇宙からの種族の方々を抜擢し、ご自分の名を引きついでもらい、表に立ってもらう事をなされてきた。


それは、國を守る為、他国との繋がりが正しきものかを裏側、水面下にて調べる為だと言える。


そしてもう一つ。

日本の神々様がしなければならない事があったからだった。


それは、我が子である、日本人の魂を持つ者を匿い守る事だった。

どういう事かと言えば。


日本人に生まれたからと言って、魂が日本とは限らないと言うわけだ。


つまり、八百万の神達は正当な他国の神々と手を繋いでいる。

そして、他国の神々にも我が子がいるわけだ。

その我が子の成長を願い互いに預け合い、その国に転生させると言うものである。


わかり易い表現をするならば、そちらで言うところの留学生と言えるだろう。


カイム「さて。。いよいよ、やるかな。。」


カイムも俺にも、緊張が走るのだった。。。








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