第9話 女神達の恋のお勉強

ゼウスとヴィシュヌからグループの使命を聞き1番に反応を示したのは、他でもないヴィシュヌの娘達である女神だった。


彼女達は、自分自身の「愛のエネルギー」を使い負の相手をノックアウトできるとそんな風に考えたわけだ。


彼女達の口からは

「私達の魅力にかかれば、殿方なんてイチコロよ!」

何とまぁ、天真爛漫さを爆発させている。

この彼女達からの不安からの切り替えこそが、光と言えるだろう。


一方ゼウス達男性達は、益々意欲を出す様が見受けられる。


シヴァ「ところで、グループ同士男女揃っているのに、互いに恋とは芽生えないのか?」


シヴァからのこの疑問は女神達からの反発を買った。


「そんな事あるわけないです!

私達は、そんな風に見た事などありません。それに、なんだか、幼馴染みみたいなものですし、兄だったり、弟みたいなものです。」


なるほど。近すぎてそんな感情が湧かないというわけか。。。


しかし、幼馴染みと言えば、中筒グループのゆう、セリは確か幼馴染みなはず。りおとアリオスもだ。。。


ここらは、愛が芽生え、ゆうとセリは夫婦である。


愛が芽生えないとは言い難いのだがな。


おや?

どうやら、彼女達がゼウス達から視点が外れているのは、男性と言うものに免疫がないからなのか。

男性は沢山いても、感覚的に意識していないようだ。


それを証拠に彼女達の目線の先には、一人の男がいた。


シーである。

彼は実はシヴァの未来像だ。

つまり、未来と言う時空から事情がありやってきていた。


シヴァに対しては彼女達は全く眼中になく、そればかりか、近寄り難いのか、強面なシヴァを避ける様子も。


だが、シーは物静かな感じであり、クールでスマートな出で立ちである。


チコの守護の応援📣と言うわけでヴィシュヌ達のグループの側にいた。


戦うシーの姿から女神達の視線を集めており、何をどう感じているのか、彼女達の心を見事に射止めているようだった。


また、時を追うにつれ、応援📣はシーに留まらず、りおの幼馴染みであるアリオスも時にチコの周りに入るようになる。


なるほど。

彼女達からしてみれば、ゼウスグループの男性像とは全く違うシーや、アリオスがもの珍しいのかもしれない。


と言っても、元を正せばシヴァなわけなんだがな・・・


アリオスはシヴァの御霊分けされた男なわけで、やはり元はシヴァなわけだ。


では、なぜシヴァには近寄り難いく、シーとアリオスには馴染めるのかだが。

明らかに言えるのは、シヴァの戦う姿にあるのだろう。

かなり、恐ろしいらしい。


それに比べてシーもアリオスも周りからは恐れを抱くようではないようだ。


表面上からの言わば「イケメン」と言われるものから、中身が見れるようになってもらいたいものだな。


中身の詰まった男性はどのくらいいるのだろうか。

ほんとの意味での中身の詰まったイケメンと言われるようにシヴァ達もならなければならないのだ。。。

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