第6話 ヴィシュヌ様の苛立ち

ヴィシュヌの娘同然な女神であり、仲間の彼女にやっと辿りつき、連れ戻す。

それを早急にヴィシュヌはゼウス、シヴァ達に要求した。


しかし、周りがどう動こうとも、事は中々進展しない。


シヴァ「ガードが堅く外れない。。

どうするか・・・」


中々進展しない中、現れたのがジャンと言う男。

彼は闇側に身を置き、シヴァとの繋がりから、光側の様子も感じ取ってきたのだ。


ジャンは、全体を見て闇側から皆がいる表の光側に戻って来たというものだった。


ヴィシュヌは苛立ちを隠せないでいた。チコの事もだが、連れ戻すべく娘であり、仲間の女神が近くに居るのに、手出しができないでいるからだ。

なんの為に、チコをあの家系に送り込んだのか。。。


ジャンは、皆に向けて話す。

「無理やりこじ開けても無駄になる。また、彼女を無理やり連れ戻したところで、本人が納得しない限り、また男の元に戻るだけだ。

ここは、策を立て、如何にするがいいのかを念入りにしなければ、また取り逃がす事にもなる。


そもそも、まずは、彼女だけの事だけではなく、グループとしての使命をきちんと仲間達に話さなければ。

明らかにしなければ、事は進まないのではないか。

なぜグループが存在し、また、役割をしていく中、一人ひとりが必要なのだと知らしめなければ、意識はバラバラだ。」


確かにその通りだ。

ヴィシュヌのグループの女神達からは、なぜこの女神が身をていして、邪神をとめているのか。

連れ戻す理由はなんなのか。

理解している者は、グループの上の立場にいる女神達だけだった。


ヴィシュヌは一旦は身を引きどうするかを皆と話合いながら、判断をする事に。


ゼウスのグループすらも同じく、グループの存在の理由を明かしてはいなかったのだ。

そして、グループ同士が協力する理由。グループのペアになっている理由すらも皆は知らずできたのだ。


ヴィシュヌ「いよいよ、明かす時が来たんだね。。。」


ヴィシュヌの表情からは、懸念すら浮かべていたのだった。。。




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