第5話 家の中
「おお、ここがお主の家か随分、
キョウヘイはまた、眼を丸くしている。
「・・・どこがですか。誰がどう見てもオンボロアパートでしょ。」
玄関の鍵穴を回し、扉を開け「どうぞ」と大和田に言い、そのあとをキョウヘイがついて屋内に進入する。
2階建ての木造で2LDKの、間取りであった。
キョウヘイの家は母子家庭で母が女で一人で彼を育てた。
今は彼女は付近の、コンビニでパートをしている時間だ。
「大したものは無いけど、そこの
「…ほう。これが鯨か…。」
と、言うと大和田は黙ってしまった。
「今、お茶とお菓子でも出すから。」
「構わんで結構じゃ。・・・しかし、鯨とはこんな形をておったのか。」
(相変わらず、
と、キョウヘイは思ったが、良い
「しかし、さっきのマックとか言う食い物は、
(100円より最近チョット高いといっても、ジャンクフードを
と思いつつ、台所で緑茶を2
「ほほう、これは
少年は、
「…しかし?なんですか?」
と聞き返した。
「
「4日に一度か。
「そうじゃろう。羨ましかろう。おかげで
(・・・・・・。)
奇妙な沈黙が流れた。
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