第29.5話
道の端によってお母さんはメールを読み始める。すると、驚きの表情になってからこう言った。
「いやー、めでたいね!あと、これから頑張ってほしいね」
何?めでたい?どうゆう事だろう。と、思っていると答えは、すぐにお母さんの口から発せられた。
「結笑、結心。あなた達の従姉妹がさっき産まれたよ。これ写真、可愛いわよね〜女の子だって」
なんと!そうゆう事だったのか。陽華さんと響さんのお子さんが産まれたようだ。それはめでたいね。でも、やっぱり大変な事も多いと思うから、頑張ってほしいね。
お母さんが言っていたこと、同じような事を言いいなから、私は思いが強くなっていくのを
早く会いたい。すごく会いたい。写真で見る限り、ぷくぷくしていてすごく可愛い。私たちもこんな感じだったのだろうか。
赤ちゃんと一緒に写っている、陽華さんと響さんもいい顔で笑っている。いや、微笑んでいる、安心している。と言った方がいいだろうか。すごく、いろんな感情が混ざったような顔をしていた。でも、不安や嫌悪などは全然見えない。
私たちは、まず家に帰った。そして、陽華さん達におめでとうメッセージを送ることにした。メールで返すよりもこっちの方がいいだろうとの事だ。文よりも人が喋っている映像の方が温かみがあるよね。
と言う事で撮影をスタートする。カメラをセットして、私と結心、それとお母さんの3人でのビデオメッセージだ。お父さんは今日は仕事で出ているので仕方がない。
「じゃあ行くよー」
「「「陽華さん、響さん。赤ちゃん、次会う時楽しみにしてます。3人とも健康に元気に過ごしてね!じゃあ、バイバイー!」」」
よし、いい感じに揃って言うことができたな。このメッセージを考えるためにお母さんが結構な時間をかけていたので、なんとか言えてよかった。
まぁ、私と結心は、喋れてなかったとこもあったがお母さんがいたので大丈夫だろう。赤ちゃんの名前もまだ聞いてないので、それも楽しみだ。
わかるのは次会う時なのか、またメールで送られてくるのかは分からないが、陽華さんと、響さんならいい名前を付けてあげるのだろう。楽しみに待っているとしよう。
今日生まれたと言う事は、私たちとは4歳差になる。一緒に通えるとすると小学校ぐらいかな。なんて、気の早い事も考えてしまう。私たちも嬉しい気持ちでいっぱいなので、こんな事も考えてしまうのだ。
私は、本当に、はじめて会える時を楽しみにしながらお母さんが、陽華さん達にさっきの動画を送るのを見ていた。
〜従姉妹誕生報告 1時間〜
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