第20話
はい!おはようございます。
みなさん、なんの日かわかりますか?
・・・
そう!私と
しかし、誰も声をかけてくれません。今日は休日で、お母さんもお父さんも休みのはずなのに起きてきても何も言ってくれない。これはサプライズを期待します。ここまで誰も言ってくれないと期待してしまうものなんです。
サプライズを期待して、待っているとお母さんが食料を買いに行くのについて行くことになりました。
これは、帰ってきたらお父さんが部屋の飾り付けをしてくれているやつでしょう。でも、気づいてないふりをするのが子どもの役目ってやつです。
買い物はなんの変哲もない普通の買い物でした。ケーキなんてもってのほか、フルーツすら買ってくれません。
なんか、今日のお母さん普段より厳しくない?普段ならいいと言ってくれる、お菓子1つすら今日は却下されてしました。
でも、いいのです。帰ったらサプライズが待っているのですから、、、、
何もありませんでした。
ワクワクしながら帰ったのに、私たちを迎えたのは、私たちがいってきます。した状態の部屋でした。
あぁ、今日が私たちの誕生日だと忘れてしまったのでしょうか?祝えないことがあるのでしょうか?
私は寂しくなって、ついに最終手段に出ようと結心に声をかけようとします。双子だから、誕生日は同じだしね。
「ゆぅー
「あーー、お醤油買うの忘れちゃった!」
私が結心に声をかけようとした瞬間にお母さんがそれを遮るように声を上げました。
私たちは、今度はお父さんとお醤油を買いに行くことになりました。最初はお母さんと行く予定でしたが、行く寸前にお母さんの電話が鳴って用事ができてしまったからです。
「じゃあ、行くぞー」
お父さんの声と共に出発します。お母さんと言った場所とは別のお店に寄って、お醤油を選びます。基本的に料理はお母さんがしているので、お父さんは常にお母さんに確認のメールを送ります。お母さんは、用事の最中なのにこんなにお父さんからメールが来ても大丈夫なのかな?
お父さんの確認も終わり、お買い上げする醤油が決まったようです。ちなみにお父さんもお菓子を買ってくれませんでした。
けち、、、。
目的も達成され、私たちは家に帰り始めます。だけど、なんか道が違うような気がします。見覚えはあるけど、こっちじゃないような感じです。
目的地に到着するとその理由がわかります。祖父母の家に着いたからです。平日はよくお世話になっているけどなぜでしょう?
さらに、そこにはお母さんの車も含め、3台ぐらいの車が停まっています。
これは、まさかでしょうか。
私は車を降りて結心とお父さんと共に期待を込めて家の扉を開けます。
「「「結笑ちゃん、結心ちゃん。にさいのたんじょうびおめでとう!」」」
〜サプライズ誕生日 1時間前〜
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