第18話


 今年のカレンダーも残すところ後一枚になり、明日からは新たな年の始まりとなる12月31日になりました。


 去年はほとんど寝ていた記憶しかないですが、今回は違います。なぜなら、まだ起きているから!ちなみに現在午後7時、頑張っている方です。さらに、私はまだ眠たくありません!


「ねちゃ、あそぼ」


「いいよー!」


 かわいいっ!ちなみに、結心は私のことをお姉ちゃんと呼んでくれるようになりました。本当に可愛い。私を呼んでくれた時なんて、おんなじ顔のはずなのに可愛く見えるのはなぜ?


 私たちは、おままごとで遊びます。やれることも増えて、おもちゃも増えて毎日楽しく遊んでいます。本当にお父さんとお母さんは、私たちを甘やかしすぎじゃないかな?


「じゃ、ねちゃは、いぬあんで」


 えっ?犬さん。まさかの私、人間でもないの。妹にそんなふうに思われていたことに、悲しんでいると、そんなことに気付いたそぶりを見せることなく結心は、犬と猫の人形を持ってくる。


 んっ?猫?私は疑問は深まる。犬と猫で何をするつもりなのか分からない。どうしたらいいのか困っていると、おままごとがはじまってしまった。


「こんちは、ねちゃ。いいおいぬあんでね」


 まさか、飼い主とペットの話だったのか。

 よし、それなら話を合わすことができる。


「こんちは!そうでうね。そちあもいい、ねこあんで」


 そんな会話をしているとお母さんが私たちに声をかける。


「もうちょっとでご飯の時間ですよー。もう少しでおかずが届くから、片付けてくださーい」


「「あいーー!」」


 私たちは元気な返事をして、片付けを始めた。まぁ、人形さんぐらいしかないのだが。


「もうすぐなのか?」


「うん、さっきメールが来てたから」


「会うのが久しぶりだから。どんな、話をすればいいかな?」


「普通に最近の話とかでいいんじゃないかな。そんなの気にする子じゃないし」


 私たちが片付けを終えて戻ってくると、お母さんとお父さんがそんな話をしていた。


 誰か、がおかずを持ってこの家にくるのかな?私の知ってる人かな。少しワクワクしながら待っていると、


ピンポーン!


 それに応えるように、インターホンがなった。それにお母さんが対応しに玄関へ向かう。


「ついたかな?はいはーい。今行きます」


 すると、玄関の方から声が聞こえてきた。


「こんばんはー。おねぇーちゃん。頼まれてたもの買ってきたよー。後お邪魔しまーす」


 えっ、おねぇーちゃん?


 結心の方を見てもポカンとしているだけだった。


〜年末 叔母さんとの再会1時間前〜

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