第16話
目が覚めると、お母さんが着替えてました。今の時間は7時半ごろです。あっ、朝のですよ。健康的な早起きというやつです。
話がそれましたね。今、お母さんが着替えております。スーツに。これまでは、普通の服だったのにキッチリした服に着替えて、身だしなみを整えています。
そして、着替え終わり支度が終わったら私達の着替えの服を持ってきました。本格的にいつもと違ってきました。だって、私たちが着替える必要なんてないもんね。
「結笑、結心。着替え終わったかなぁー?」
「あいー!」
「あいっ」
お母さんの声に私たちは元気な返事を返します。お母さんに手伝ってもらいながら着替えを完了させることができました。
ちなみに、誕生日にもらった髪留めをつけて、私たちはご機嫌です。結心もすごく似合っていて可愛いです。これを選んだ両親に感謝!グッジョブ!
そんなことを考えていると、私たちの外出バックを持ったお母さんが部屋に戻ってきて、声をかけてくれます。
「結笑、結心ー。じゃあ、行きますよー。こっにきてくださーい」
よし、妹よ。行くぞ!
ポテポテポテ
ポテポテポテ
お母さんのところに2人揃って、ゴール!
私たちは玄関を出で(お母さんは鍵を閉めて)車に乗車します。
「はい。ちゃんと座ってくださいね。ベルトしますよー」
私たちはしっかりチャイルドシートに固定され、いざ出発です。
んっ?どこ行くんだろう?
車の中では固定された状態で結心と遊びます。でも、普通には遊べないので私が考え出した、名付けて想像しりとりです。
想像しりとりは、まず私と結心でしりとりをします。でも、言葉がわからないので、何を言っているのか想像しながらしりとりをする、というものになります。では、スタート。
「
「いーお!」(りんご)
「
「らーあのい」(らくだのり)
「
「あーいえたっ」(ターミネーター)
・・・
「
あっ、んがついてしまった。負けてしまった。悔しい。私に勝った結心は楽しそうに笑っている。そして、お母さんも楽しそうに微笑んでいる。意味わかってるのかな?
そんなこんなで、遊んでいると目的地に着いたらしい。車が止まって、私たちは車から降りる。
「お母さーん、お父さーん。来たよー」
「あら、いらっしゃい。
〜祖父、祖母の家へ 1時間前〜
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