第10話
はい、おはようございます。今日は11月11日、ポッキーの日です。
ママさん会談は、無事終わったらしく、あの日のお母さんはえらく上機嫌で、みてるこっちもいい気分になりました。
今日はあの日から、1週間経った休日の朝でございます。今日は何やらお父さんがソワソワしております。あのお父さんがソワソワするなんて、今日は何があるのでしょうか?
ちなみに、お母さんは車の運転の練習をしております。もう少ししたら、人を乗せて運転しないといけないからだそうです。運転で迷惑をかけるってどうゆうことって思うよね。
そんな事は、置いといてソワソワしていたお父さんが何やら行動を開始しました。
「えっと、俺は料理できないからいつも通りでいいか。衣類の洗濯や部屋の掃除、普段お母さんがしている家事を手伝って」
お父さんは、家事をしているようです。普段余りしていないのか、すこしぎこちない手つきでこなしております。
そこに、お母さんからメールが届いたようです。
「もう少ししたら帰ってくるのか。少し急がないとな」
どうやらもう少ししたら、お母さんが帰ってくるようです。
「やばいな、全然終わらないぞ。もっと早くからやっとけばよかったな」
何やらお父さんは、後悔しておられる模様。
「あぁーうーー」
(ふだんからやってないからだよ)
時間のとこを言っておられるので、ちゃんと忠告しておきます。それは普段お母さんが全部やっている事だよ。と、忙しくて夜遅くに帰ってくるので強くは言えないけど、、、。
外で車の音が聞こえます。
何気に私の耳良いなぁ。そんなことを考えてからお父さんに伝えてあげます。(何言ってるかわからないだろうけど)
「んっ、かえってきたか?」
えっ、伝わった?
「音が聞こえるな。けど後少しだから終わるか」
どうやらお父さんも音が聞こえていた模様。私の耳が良いわけじゃなかったんだぁ。
私が少し落ち込んでいると玄関が開く音がします。そして、ちょうどお父さんも畳んでいた服を片付け終わった模様。よかったね。間に合って。
「ただいまー」
「お帰り。どうだった、感覚は取り戻せたか?」
「うん!だいぶ取り戻せたから大丈夫だと思う」
お母さん達が部屋に入ってきます。
「あれ、洗濯物とかやってくれたの?」
「あぁ、今日ぐらいはゆっくりしてもらいたくてな。誕生日おめでとう、結衣華」
〜お母さんの誕生日会 1時間前〜
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