第9.5話 後編


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引き続き@結衣華ゆいか目線


結衣華:「わかりました」


 そう言って私は、あの日の出来事を語った。


結衣華:「私と詩織しおりさんは、公園に行きました。詩織さんの話と話をしするのがとても楽しくて、時間がすぐに過ぎでしまいました」


詩織:「私はぁ、初めて結笑ゆえちゃんと結心ゆいちゃんにあってぇ、そのそっくりさにおどろかされたわぁ。結衣華さんに見分け方教えてもらったけどぉ、それでも全然わからなくて困ったわぁ」


あお:「そんなに似てるんですか?結笑ちゃんと結心ちゃんって」


詩織:「そっくりよぉ」


麗子れいこ:「それで、見分け方ってなんなの?すごく気になるんだけど」


結衣華:「吊り目気味なのが結笑で、垂れ目気味なのが結心です」


麗子:「聞いただけじゃあ、やっぱりわからないわね。今度会う時にしっかり見分けられるかしら」


碧:「間違えられた可愛そうですもんね」


詩織:「舐めない方がいいなわよぉ、本当にそっくりだから」


碧:「そこまで言われると、燃えてきますね。しっかり見分けて見せますよ!」


結衣華:「なんで、ゲームみたいになっちゃってるの?」


麗子:「楽しそうだからじゃないかしら。まぁ、あっちは放っておいて、お出かけ第2回の予定を立てましょうか」


結衣華:「わかりました」


 お出かけ第2回のお相手は、私と麗子さんのペアと詩織さんと碧さんのペアになっている。


麗子:「どこに行きたいとかあるかしら?」


結衣華:「次は12月ですもんね、、、うーん、あっ、前から行ってみたいと思ってたんですが、大型の図書館に行きたいです」


麗子:「大型の図書館ねぇ、あのベビールームがあるところでしょ」


結衣華:「はい、そうです。でもよく考えたら麗子さんのお子さんも来られるのに退屈しちゃいますよね」


麗子:「それなら問題ないわ。玲奈れなは、本があればどこでもついてくるし、絆留ほたるは多分、結笑ちゃんと結心ちゃんをみたがってついてくると思うわ。たけるは多分部活があるでしょうし」


結衣華:「じゃあ、それでお願いしてもいいですか?」


麗子:「いいけど、私、運転免許持ってないのよ。結衣華さん、もってる。そして運転してもらえる?」


結衣華:「持ってますよ。麗子さんたちが一緒にいてくださるなら喜んで運転します!」


麗子:「じゃあ、よろしくね」


結衣華:「はい!こちらこそです!」


麗子:「じゃあ、こっちの行き先は、決まったわね。向こうはどうかしら?」


 麗子さんが碧さんたちの方をみる。

 2人は遊んでいた。多分、ひすいちゃんのおもちゃと思われるもので。


詩織:「これぇ、やっぱり面白いわよねぇ。つい時間を忘れてやっちゃうわよねぇ」


碧:「そうですよね!なんか、不思議と手が伸びて無心でやっちゃいますよね」


 そんな、様子を見て麗子さんが呆れている。


麗子:「ちょっと、お二人さん次回のお出かけ先は決まったのかしら?」


詩織:「決まってるわよねぇ、碧さん」


碧:「はい、私たちはショッピングモールに行こうと思ってます。2人で行けばいつも通りの場所でも何か変わるかなぁ、と思って」


麗子:「決まってるならいいわ。じゃあ、次回のお出かけ先も決まった事ですし、今日お開きにしましょうか」


結衣華:「お疲れ様でした。今日はありがとうございました。碧さんの旦那さんにも伝えといてください」


碧:「わかりました。伝えときます。今日は皆さん、ありがとうございました!また、個人的にでもきてくださいね!」


 今回も楽しかったなぁ、思いながら猫塚家の玄関から外に出るのだった。


一同:「今日はありがとうございました。また」


〜定例 ママさん会談第2回 2時間目〜

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