第9.5話 前編
9.5話 前編
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「こんちには、お邪魔します」
私は、今、
「よく来てくれました!どうぞ、お入りください。もう、
元気な碧さんが迎え入れてくれる。私もメールを見てからすぐに来たはずなのに2人とも早いな、、と思いながらお部屋にお邪魔させてもらった。
最初の感想は、とても綺麗だった。私も第1回の時は掃除したのだが、それに比べても数段こちらの方が綺麗で清潔感があった。
結衣華:「とても、綺麗ですね」
詩織:「私もぉ、それ思ったわぁ」
碧:「夫の趣味が掃除なんです。今回もママ友さんたちが来るって言ったら、いつもより念入りにしてくれました」
麗子:「とてもいい腕を持っていらっしゃるのね。それで?あなたの旦那さんは、どこにおられるの?」
碧:「掃除が終わったら、ひーちゃんを連れて出掛けて行きました。僕たちがいたら気をつかわせてしまうからって」
結衣華:「いい旦那さんね」
碧:「はい!本当にいい人ですよ!」
詩織:「惚気てるわねぇ。いいねぇ、若いって」
碧:「そんなことないですよ!惚気てなんていません。てか、話が最初から脱線してる気がするので、ちゃんと今回の目的を果たしましょう!」
麗子:「そうだったわね。じゃあ、最初は、私と碧さんの方から報告するわね」
結衣華:「わかりました。お願いします」
碧:「私たちは水族館に行きました。ひーちゃんが生まれてから行くのは初めてだったのでとても楽しめました」
詩織:「話を切ってごめんなさいねぇ。でもどうしても気になったから聞かせてもらうわねぇ。碧さんの娘さんの名前ってなんなのぉ」
結衣華:「それ!私も気になってました。ずっとひーちゃんって、言うので」
碧:「あれ?言ってませんでしたっけ?ひらがなで、ひすいです」
麗子:「名前は知っていたけど、なんで平仮名なの?」
碧:「私も漢字で最初は考えてたんですけど、どうやらひすいの翡の字が名前に使えないらしくて」
詩織:「そうなのぉ、初めて知ったわぁ」
碧:「はい、そんな事は置いといて次、麗子さんお願いします」
麗子:「私の子達はもう、ほとんど自分の事は自分で出来るからあまり変わらなかったわね。けど今回は碧さんとのお出かけだったから、末っ子の
碧:「あれ、本当にたすかりました!私、今のひーちやんと水族館なんて絶対いけないと思ってたけど麗子さんのお子さんたちが面倒見てくれてたおかげで楽しめました」
詩織:「麗子さんのお子さんたちは面倒見のいい、いい子ばっかりなのねぇ」
結衣華:「どちらの話を聞いてもとても楽しかったのが伝わってきました」
麗子:「はい、私たちの話はおしまい。次は結衣華さんと詩織さんのお話聞いてもいいかしら」
結衣華:「わかりました!」
〜定例 ママさん会談第2回 1時間目〜
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