第6.5話 後編


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@引き続き、母 結衣華ゆいか目線


 楽しい!こんな話ができるのは、はじめてだ。私と同じように思っている人がこんなにいるなんて!


 ママさん会談が始まって1時間が経っても、まだみんな話し足りていなかった。


猫塚 碧:ねこづかあお「それで、うちの子ってば、テッシュを掴んで抜きまって。あの時はびっつりしましたよ。少し目を離した隙にテッシュまみれになってたんですよ!」


朝田 詩織:あさだ しおり「私の家はぁ、テッシュはなかったわねぇ。そのかわりぃ、畳んだ洗濯物をぉ、次から次へとぐちゃぐちゃにされたときはぁ、まただわぁ、って思ったわよぉ」


青山 麗子:あおやまれいこ「うちは、もうその時期は過ぎたけど、上の子2人が思春期で学校の話とか聞いても無視されるようになっちゃって。下の子はまだ素直だから、3人に無視されるようになったらどうしよう」


結衣華ゆいか「子供が大きくなってからも、やっぱり何かしら不安になることってあるんですね」


麗子:「そうなの、あの子たちが赤ちゃんだった頃とは違う不安や心配事がででくるの。でもその中で、子どもの成長が見られた時は嬉しいものなのよね」


詩織:「それはわかるわぁ、上この子時じっかんしたものぉ、麗子さんとこの子よりまだ幼いけどぉ、その中でも子どもの成長や頑張ってる姿を見るのわ、嬉しいことよねぇ」


碧:「私も、まだあの子と出会って半年も経ってないけど、不安や心配の中で出来ることが増えていくのをみると嬉しいです。これからも、それがどんどん増えていくってことが分かって良かったです!」


結衣華:「私もそう思います。でも疲れちゃう時ってありませんか?そうゆう時ってどうしてるのですか?他のママさん達の話も聞いてみたくて」


麗子:「私は子供を連れて、お出かけとかにいったなぁ。子供は知らないところに行けて楽しい。自分は、いつもと違った感じが出て気分転換になる。Win Winでしょ」


  Win Winなんて言葉使うんだ。なんて思っていると、


碧:「それっていつもとかわりなくないですか?結局赤ちゃんが泣き始めちゃったら、周りの迷惑とかになっちゃうわけですし」


麗子:「その言い分は最もだわ、でもその時に、周りの人が助けてくれたりしたらそれも思い出にならない?怒りをあらわにする人だっているけど、仕方ないじゃない。赤ちゃんは喋れないんだから」


碧:「そうですね!納得しました。不安なところはやっぱりあるけど、それをどう考えるかですねよね」


結衣華:「そうですね、まだ私たちはみんなでお出かけしたことがないから、それもありだなって思いました」


詩織:「私ぃ、思いついちゃったんだけどぉ、ここにいるみんなでぇ、に行きましょうよぉ〜」


碧:「いいですね!私、賛成です。行きたいです。お出かけ!」


結衣華:「私もです。お出かけ行ってみたいです」


麗子:「それはいいわね。でも大人数になると大変だし、二人組で3ローテしましょうか。それをみんなで報告し合うってのはどう?」


結衣華、碧、詩織:「賛成!」


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「ぅー」


 何か声が聞こえた気がする。どうやら何かが決定されたようだ。まぁ、わたしは、運ばれるだけなんですけどね。


 なんてことを考えていました。何かが、3ローテもすることを知らずに、、、


 そして、今回は、ママさんお出かけ計画が決まり、初めてのママさん会談は終了した。


〜ご近所さんとの交流2時間目〜

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