僕と彼女の立場逆転!?

 登校中、隣にいる千夏さんが話しかけてくる。


「よくある質問かはわからないけど『生まれ変わるなら、同性か異性か』ってあるじゃない?」


「うん」

聴いたことある質問だね。


「玲はどっち派なの?」


「難しいけど…、同性を選ぶかな」

女子は手入れが大変なイメージがある…。


「アタシもよ」


千夏さんはそれでも女子を選ぶんだね。


「どこかで見た結果でも、同性を選ぶ人のほうが多かったわね」


「そうなんだ…」

その結果には納得できるな。



 「さっきの質問は、を対象にしてるじゃん? もし1週間とか1か月のような短い期間だったら、どうなるかしらね?」


千夏さんの話すテンション的に、こっちが本題みたいだ。


「短い期間だったら、異性になってみたいかも?」

短期間なら、手入れのことを考える必要はない…よね?


「アタシも」


ここでも意見が合ったな…。


「てことはさ、アタシが男になって玲が女になる訳よね。アタシのが玲の中に入っちゃうのか…。考えるだけでゾクゾクするわ♡」


千夏さんはうっとりとした表情をしている。


「千夏さん…、外だから声のトーン落として」

誰に聞かれているか、わからないからね。


「…ごめんごめん。つい」


彼女の暴走に振り回されてばかりだ…。



 放課後。千夏さんは朝話したことを、千春さんに伝える。


彼女も生まれ変わっても同性を望み、短期間なら異性を望むようだ。

その話は早めに流れ、あの部分に食い付く…。


「千夏ちゃんのが玲君の中にか…。面白そうね♪」


「でしょ」


意気投合する母娘。微笑ましいような、ちょっと怖いような…。


「そういうニーズに応えるためのおもちゃがある事、千夏ちゃん知ってる?」


「そんなのあるの!? 初めて知ったわ!」


千夏さんが知らないなんて意外だな。エロいことの情報収集はマメにやってると思ったけど…。


「おもちゃを使わずに責めるなら…こうね♪」

そう言いながら、除菌シートで手を拭く千春さん。


手を拭いたのは、何かの準備?

そう思って間もなく、千春さんが声を上げる。


「玲君、あ~んして♪」


意味が分からないけど、指示に従う。


「えい♪」

千春さんは親指・小指を除く3本指を、僕の口の中に入れる。


「んごっ…」

予想外のことで、むせそうになる。


「このまましゃぶって♪」


声を出しづらいので、頷いて意志表示する。


「良い子ね♪」


千夏さんは僕達の様子を見つめている。


千春さんは指を前後に動かしたり、関節を曲げたりして動きを入れてくる。

指をしゃぶってるだけなのに、何でこんなにエロく感じるんだ?



 それからどれだけ時間が経ったかな? 千春さんが指を引き抜いた。


「…こんな風に責められるのよ」


「指だけで、ここまでできるのね…」

千夏さんは感心している。


僕も千夏さんと同意見だ。指はよりも細かく動かせるから、ピンポイントに責めることができる。新鮮な気持ちでしゃぶることができた。


「今度はアタシの番ね。玲、口開けて!」


休憩する間もなく、今度は千夏さんに責められることになる…。

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