毛の重要性

 千春さんのベッドでのHが盛り上がり、3人全員が脱いだ時だ。

…なんだろう? 千春さんの体に違和感があるような…。


いつも見ている彼女の裸を思い出しながら、細かく観察して分かった!


「千春さん。剃ったんですね」

見事につるつるだ。


「玲君が私の体をじっくり見てくれると思って剃ったの♡」


その狙いは的中したね。普段以上に見つめてしまった。


「……」

千夏さんが、千春さんのつるつるになった部分を見つめる。


「もう♡ 千夏ちゃんまで見つめるなんてね♪」


そう言いつつ、満更でもない様子だ。


「…アタシも剃ったほうが良いかな? 玲?」


「…え?」

急に振られても困るな…。


「後で訊くから、考えておいて!」


その後、3人のHは再開される。



 Hが一通り済み、全員服を着てからリビングに戻ってきた。


「んで玲。さっきの質問の答えを聴かせてちょうだい!」

千夏さんが僕に問う。


下の毛の有無についてだ。


「う~ん、僕はどっちでも良いかな…」

千春さんが剃ったのを見るまで、考えたことすらない。


「そういう、はっきりしない答えは困るのよ!」

彼女は納得できないようだ。


毛がなければじっくり見ることができるから、エロさを感じるよね。

けど逆に、毛があるからこそのエロさもある…。


つまり一長一短なんだ。しかし千夏さんは、その答えじゃ納得しないと思う。

YESかNOをしっかり伝えないと。


「千夏さんは残しておいて。千春さんと対比になるから」

これがベスト回答…のはず。


「わかったわ!」


今度は受け入れてくれたようだ。



 「玲君は、下の毛どうするか決めてる?」

千春さんが何故か僕のことを訊いてくる。


「僕ですか? 面倒なので、このままで良いかな…」

下の毛を放置しても、誰にも迷惑はかけないし。


「そうなの?剃らなくても、ハサミで整えるぐらいはやったほうが良いわよ」


「そうなんですか?」

モジャモジャだと、印象悪いかな…?


「…そうだ。今から私がハサミで切ってあげるわ♪」

明らかにノリノリの千春さん。


「それぐらい、自分でやりますって」

Hの時とは違う恥ずかしさがある。


「遠慮しなくて良いのに…。それか、千夏ちゃんにやってもらいたい?」

彼女を見る千春さん。


「アタシは自分の毛を整えるから、母さんに譲るわ」


「だそうよ。玲君どうする?」


自分1人でやるより、千春さんにお願いしたほうが安全で確実かな…。


「…そうですね。千春さんにお願いします」


「任せて♪」


本当に嬉しそうな顔をするな…。


「お風呂場でやるから、玲君は下だけ脱いで待っててね♪」


「わかりました」


僕を先に行かせるのは、刃が小さいハサミを探すためだろう。

早速、お風呂場に向かおうか…。

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