買ったものを公開
※前回の『年齢制限の謎』の続きです。
数日後。千夏さんと一緒に登校している僕は、彼女から衝撃的な事を聴かされた。
「玲。この間の年齢制限の話、覚えてる?」
「もちろん」
なんで千夏さんは、そんな事を訊いたんだ?
「実はネットで、母さん名義で色々買ったの。今日届くみたいだから、楽しみだわ」
「…そっか」
千春さん、本当に買ってあげたんだ…。
今回の買い物で、千夏さんに18禁アイテムが渡ることになる。
一体何を買ったんだろう? 気になるな~。
放課後。いつもより足早に帰宅する千夏さん。僕も後を追う…。
「母さん、荷物来た?」
彼女はリビングにいる千春さんに声をかける。
「来たわよ」
ダンボールがリビングの机に置いてあるな…。
千夏さんは手早く開ける。
「玲。これどう思う?」
彼女は1冊の本を取り出し、表紙を僕に見せる。
全裸のお姉さんが気持ちよさそうな顔をしている…。
3次元ではなく、2次元のお姉さんだ。
「それ、エロ本じゃん!しかも男向けだし…」
女性向けのエロ本だってあるはずだよな…?
「そりゃそうよ。玲の気持ちというか立場を知るために買ったんだから」
「千夏ちゃん。そんな本買ったのね…」
千春さんが買ったものを知らないのは何でだ?
「千春さん。千夏さんと一緒に買ったんじゃないんですか?」
「そういう物もあるけど、ほとんど千夏ちゃん1人で買ったものよ。私はアカウントを登録してカード払いしただけなの」
そうなんだ…。
「千夏ちゃん。その本、見せて」
「良いわよ」
さっきのエロ本が千春さんの手に渡る。…すぐ読み始めたな。
「本以外だと…、これね」
千夏さんは香水みたいな容器に入ったものを取り出した。
「それ何?」
普通の物ではないはず…。
「媚薬よ。聞いたことあるでしょ?」
「一応ね」
あまり良い印象はないけど…。
「これさえあれば、2回戦どころか3回戦イケるかも? って思ったから買ったの」
そんなに出したら、僕の体力が持たないな…。
「玲君。嫌がってる女の子に無理やりさせるのって、どう思う?」
エロ本を読み終えたのか、千春さんが話しかけてくる。
「どうって…。嫌がってるなら、させないべきでしょ」
間違ってないし、普通の考えだよな?
「…甘いわね。女の子は気分によって、無理やりされたい時があるの」
うんうんと頷く千夏さん。
「玲。真面目で大人しいのはあんたの良いところだけど、Hの時はそれが長所になるとは限らないの。時には大胆に攻めなさい!」
…この母娘、とんでもない要求をしてくるな。ハードルが高すぎる。
「…努力します」
こう答えるのが精一杯だ。
「最後は…、これ!」
千夏さんが取り出したのは、とんでもないものだ。
なんだあれ? モノに近い形をしている…?
「あれを出し入れするのよ」
千春さんが補足する。
「母さんが持っているのは振動する小さいおもちゃだから、こういうのも欲しかったの。玲がバテた時は、これを使うつもりよ」
あれが僕のモノの代わりに入るのか…。
「エロ本と媚薬は他にもあるけど、種類はこれで全部よ。…どう?」
千夏さんが感想を訊いてくる。
「どうって言われても…」
返答に困るんだけど。
「これでHのバリエーションが増えるわね!」
千夏さんはそう言った後、千春さんに渡していない別のエロ本を読み始める。
「…玲君。これ、やってほしいな♡」
千春さんが、さっき見ていたエロ本のある1ページを見せる。
主人公が寝転がりながら、ヒロインの胸を吸っている。
ヒロインは主人公のモノを動かしているな…。
このプレイは、手軽にどっちも気持ち良くなれそうだ。
「良いですよ」
僕と千春さんは、リビングのソファーに向かう…。
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