禁断の遊びが、僕達だけの関係を深める

 千春さん・千夏さん母娘は仲が良い。お互いの距離感がとても近いし、言いたいことを言える関係だ。とても羨ましい。


だからだろうか、禁断のお願いをしたくなってしまった…。



 いつも通り、千春さんのベッドに集まる3人。

遊び始める前に、禁断のお願いを言ってみるか。


拒否されるのは仕方がない。というより、拒否されるのが当然だと思う。

それでも僕は言いたい。初めて千春さんにしゃぶるのをお願いしたように。


「千春さん・千夏さん、2人にお願いがあるんです」


「どうしたのよ? 改まって」

千夏さんが不思議そうに僕を見つめる。


「私に出来ることなら、何でもやるわよ♪」

千春さんはノリノリに見える。



 「2人でキスしてくれませんか?」

いわゆる『百合』ってやつだ。男の僕には、一生味わえない世界だから気になる。


「玲、それって…。あんた、にも興味あるの?」

千夏さんはとても驚いている。


「まぁね…」


「いくら玲の頼みでも、それはちょっと…」

千夏さんの反応は当然だろう。実の母親とキスするんだから…。


「私は良いけどね」

千春さんは動じる様子を全く見せずに承諾した。


「母さん、本気なの? ふざけてる訳じゃなくて?」


「もちろん本気よ。…1回お試しでやってみない? 千夏ちゃん」


「でもさ…」

千夏さんの答えは、さっきと変わらない。


このままだと答えが出ないと判断したのか、千春さんが強引に唇を奪う。


「ん~!!」

声を出そうにも、唇を奪われたら声は出ない。


千春さんが離れようとする千夏さんを抱きしめている。

体格は千春さんのほうが良いから、抑えることは簡単だろう。


千春さんの唇の動きを見る限り、ディープキスをしようとしている。

舌で千夏さんの唇をこじ開けようとする姿がエロ過ぎる。


……普段なら絶対に見られない光景だ。目に焼き付けないと。

時間を忘れて、2人のキスを凝視する僕。



 千春さんがキスが中断した。千夏さんのコメントを訊きたいのかな?


「千夏ちゃん、キスはどうだった?」


「……何とも言えないわ」


さっきよりは態度が軟化したように感じるけど、抵抗感は残っている。


「まだ恥ずかしさが残ってるわね。気持ち良くなればイケると思うわ。

玲君も手伝ってちょうだい」


千春さんが僕を観て言う。


「わかりました…」

ベッドそばにいた僕は、ベッドに上がる。


千春さんは千夏さんを押し倒した後、Tシャツとブラを上にずらし、胸の先端を舐め始める。


「かあ…さん、なにするのよ…」

千夏さんの言葉が弱々しい。さっきのキスの効果が残っている?


「玲君も舐めてあげて」

そう言われたので、もう片方の胸の先端を舐める。


「玲ならともか…く、母さんに舐めら…れて感じる…なんて…」

千夏さんは顔を赤くして、色っぽい声を出す。


「千夏ちゃん、余計なことは考えないで。気持ち良さに身を任せるのよ」


「うん…」


舐めながら、下も指でいじっている千春さん。

千夏さんの敏感なところをダブル責めか。僕も見習わないと。



 「……アタシ、もうイキそう」


「いつでもイって良いからね」


その言葉を聴いた千夏さんは、体を激しく痙攣させる。

それに合わせ、僕達は責めるのを止めた。


「はあ…はあ…」


千夏さんが呼吸を整える時間がいるな…。

僕は千春さんに、キスに応じた理由を訊くことにした。


「千春さん、どうして僕のお願いを簡単に聴いてくれたんですか?」


「それはね、大学時代に友達と遊んだことがあるからよ」


「え?」

既に百合の経験があったのか…。


「友達はお酒に酔っててね。話を聴かずに襲ってきたの。当時の私も千夏ちゃんと同じように抵抗したわ。でもその友達のテクニックに負けて、気持ち良さを知ったのよ。だからつい懐かしくなって受けちゃった♪」


「そんな事があったんですか…」


「大人になると色々あるのよ」


それが良い経験か悪い経験かは、考えないでおこう…。



 呼吸を整えた千夏さんが、体を起こして千春さんを観る。


「アタシだけイカされるのは納得できないわ。次は母さんよ!」


「良いわよ。千夏ちゃんはどんな責め方をしてくれるのかしら?」

大人の余裕を見せる千春さん。


「玲、あんたも協力しなさい。母さんに吠え面かかせてやるわ」


「わかったよ」


さっき千夏さんのを舐めたからな。ここは手を貸さないと不自然だろう。



 千夏さんは、千春さんのジーンズを脱がす。

大人しく脱がされているけど、大人の余裕がそうさせるのかな。


「脱がせることができたら、こっちのものよ」


千夏さんは千春さんを押し倒してから脚を開かせ、下着をずらして敏感なところを舐めた。そこまでやるのか…。


「んっ。千夏ちゃんがこんな激しい責め方をするなんて…」


僕も予想外だ。さっきの責めが、余程悔しかったのかな。


「油断し過ぎたんじゃない?」


大人しく脱がされてなければ、こうはならなかったはずだ。

千夏さんの言い分が正しい。


「そうかも…しれないわ…ね。……あん♡」

急に艶がある声を出す千春さん。


「歳をとっても、敏感なところは変わらないのね。責めるのは簡単だわ」

千夏さんの責めは止まらない。


「んんっ♡ 気持ち良いわよ、千夏ちゃん♡」


……千夏さんの責めが凄すぎて、終始僕は眺めているだけだ。



 「わ…たし、もうげん…かいだわ」


「このまま追い込む!」

千夏さんは舐める動きを大きくした。


「あぁ♡」


わずかな言葉を発して、体を大きく震わせる千春さん。

千夏さんの責めも終わる。


「娘に……イカされちゃった♪」

そう言いつつも、満足気な表情をしている。


「ちょっとやり過ぎたかも…。アタシも疲れちゃった」


今日はとんでもないものを見せてもらったな。

今後やってくれるかわからないから、脳裏に刻まないと。



 「玲君、どうだった?」

千春さんが母娘プレイの感想を訊いてきた。


「最高です! 今日はありがとうございました」


「やっぱアタシは、をしゃぶるほうが好きだわ」


「千夏ちゃんズルい。わたしもしゃぶりたいわ」


「なら2人でやりましょうか。玲、脱いで」


「玲君、お願いね♪」


2人に急かされ、僕は脱ぐ…。

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