もう引き返せない……

 1週間後の土曜日の午前中、僕の携帯に千春さんから、買い物の手伝いの話が来た。当然【受ける】と返信する。だって、この機会を待っていたんだから。


千春さんに僕のをしゃぶってもらう。


これを頼むには、2人きりになる買い物の手伝い中じゃないと無理だ。

絶対千夏さんに聞かれてはいけない。もしそうなったら……。


今まで何度も忘れようとした。けど千夏さんと付き合っている限り、千春さんとも顔を合わせることになる。忘れられるはずがない。


もし厳しいことを言われたら、千夏さんとの付き合いを止めて

あの家と縁を切ろう。間違いなく、顔を合わせにくくなるからね。



 マンション前に集合してから駐車場に向かい、千春さんの車に乗る僕。


「当日に誘ってゴメンね、玲君。予定は大丈夫だった?」


「大丈夫です」


仮にあったとしても、千春さんにお願いすることが最優先だ。絶対断ってるな。


「今日、千夏さんどうされてます?」

前回は部屋の片付けで無理だったけど、今回は何してるんだろう?


「千夏ちゃん、でね。ちょっと体調が悪いみたいなの。だからまた玲君を頼っちゃった♪」


照れ笑いをする千春さん。口元が色っぽいなぁ。


この人なら、僕のどんなお願いも聴いてくれるんじゃないかな?

……それは僕の思い込みか。内容が内容だから、思い込みは良くない。


今日の買い物は、単純な力仕事だ。多くの荷物を持つには、人手がいるよね。

千春さんはいつも1人でやってるのか。大変だな~。


…そういえば、これを母さんもやっていることになる。いつもありがとう。



 買物を終え、マンションの駐車場に戻ってきた僕達。

言うタイミングは今しかない。


けど本当に言って良いのか? 言ったら、もう引き返せないぞ。


「……玲君、どうかした? ぼーっとしてるけど?」

なかなか車を降りないので、千春さんが心配してくる。


これ以上我慢するのは辛い。決めた、言おう。


「千春さん、お願いがあるんです」


「なぁに? 玲君のお願いならなんだって聞いちゃうわよ♪」


「ドン引きしないで聴いてほしいんですが…」


「ドン引き? どんなこと頼まれちゃうのかしら?気になるわ」

ワクワクした様子で僕のお願いを待つ千春さん。


「……僕の、しゃぶってもらえますか?」


「…え?」

さすがの千春さんも、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。



 「玲君、自分が何言ってるかわかってるの?」

妊娠のことを話したような、真面目なトーンで訊いてくる。


「もちろんです」


「そういう事は、彼女の千夏ちゃんに頼みなさい。…断られたの?」


「いえ、しゃぶってもらいました。とても気持ち良かったです」


「じゃあ、どうして?」


「千春さんにも、しゃぶってもらいたくて…」


「私のようなおばさんに、そんな事頼むなんてねぇ…」


「千春さんは、おばさんじゃないです。とても若く見えますって」

これは本音だ。娘の千夏さんもそう思っているんだから、嘘でも間違いでもない。


「お世辞でも嬉しいわ」

その後、考え込む千春さん。…何を言うつもりなんだろう?


僕は罵詈雑言をイメージしながら、千春さんの言葉を待つ。

あらかじめイメージしたほうが、受けるダメージは少なくなる…と思う。


「…お世辞を言ってくれたお礼に、だけやってあげる。だけよ」


「ありがとうございます」

1回だけでもやってくれるとは。本当に嬉しい。


「…後部座席でやるから、玲君一旦車から降りてもらえる? 準備するから」


「わかりました」


千春さんは運転席・助手席の席を動かし、後部座席の空間を広くした。

この車には日除けのサンシェードがあるから、車内を見えにくくできる。


それに、近くに車は停まっていない。バレることはない…と思う。


「玲君、準備できたわよ」



 後部座席に座る僕。千春さんは僕の前にしゃがんでいる状態だ。

さっき買ったものは、僕がいる後部座席の反対側に置いてある。


車の座席や扉があるから、しゃがんでいる千春さんは外から死角だな。


「ズボン、自分で脱ぐ? 私が脱がそうか?」


「じゃあ、脱がしてください」

どうせならお願いしちゃおう。


「もう♡しょうがないわね」

僕は腰を浮かせ脱がせやすくする。車内だから立てないんだよね。


僕のズボンを脱がせた千春さんの目の前に、僕のが現れる。


「…久しぶりに観たわ。立派ながあって、玲君も男の子よね♪」

特に照れたりせず、僕のを見つめている。


「久しぶり? だって…」

和人さんがいるのに?


「和人さんと今もこういうことをやる関係に見える? 千夏ちゃんを授かってからは、まったくないわね…」


そういう関係なら「一緒にいると気を遣って疲れる」なんて言わないよな…。


「そうですか…」

今まで僕を可愛がってくれたのは、そういうのも影響してるかも?



 「さて、玲君お望みのしゃぶり、始めましょうか」

言葉通り、しゃぶり始める千春さん。


千夏さんとは違う手の感触に加え、よだれをたらしながらしゃぶる千春さんが僕を興奮させる。しゃぶる時々によって、出す音の大きさを変えるのもポイントが高い。


こんな千春さんを見られるのは、今回限りだ。しっかり脳裏に焼き付けよう。


「玲君、気持ち良い?」


「はい、気持ち良いです」


千夏さんに勝るとも劣らない気持ち良さだ。

味覚に種類があるように、気持ち良いにも種類があるように思える。



 「だいぶピクピク動いているわね。もう出そうなんじゃない?」


「はい、そうなんです」


「私の口に出してね。飲んであげるから♪」


手の届く範囲にティッシュがない。申し訳ないけど、お願いしよう。


「…出ます」


「ん…っ」

動じた様子を見せず、飲み続ける千春さん。

……僕が出し終わったと思っても、咥え続けている。


どうやら、残りを舐めてくれてるようだ。後始末もちゃんとしてくれるなんて。


千春さんは納得した様子で、僕のから離れる。


「ふぅ、さすが若い子ね。出る量・濃さが全然違うわ♡」



……ここまでやってくれるなら、前から気になっていた胸も触らせてくれるかも?

初めて会ったあの時から、胸の大きさが印象的だったし。


今回限りのチャンスをなるべく活かそう。



 ズボンを穿いた後、千春さんに声をかける。

「千春さん、もう1つお願い良いですか?」


「今度は何かしら?」

笑顔で僕の顔を観る。


「千春さんの胸、触らせてください」


「今度は胸になるのね…、良いわよ」


「え?」

思ったより、あっさりOKしてくれたな…。


「玲君、しゃぶってくれたから胸もイケる、とか思ったんでしょ?

ついでよ、ついで。1つも2つも変わらないわ」


どう考えてもついでじゃないけど、許可もらえたから良いや。


千春さんは後部座席に座った。僕はどこから触ろうか?

横から? 真正面から? う~ん、悩むな。


悩んでいたら「私の脚に座りなさい」と言いながら、太ももをトントンしている。

僕が座って重くないのかな? そう思いながら座る僕。


千春さんと向かい合うように座ったけど、既に僕の体に胸が当たっている。


僕は服の上から、千春さんの胸に軽く触れる。


…改めてその大きさに驚かされる。僕は小柄で手が小さいとはいえ

手にまったく収まらないサイズだ。これがある状態の生活は大変だろうね。


「男の人ってホント胸が好きだけど、苦労するのよ…」


「この大きさですからね…」

触りながら答える。男の僕ですら、大変さがある程度イメージできる。


「私からしたら、千夏ちゃんが羨ましいわよ」


「それ、千夏さんの前で言っちゃダメですよ。大きさをすごく気にしてたので」


「玲君、私と千夏ちゃんの胸の大きさの差について、気になった事ある?」


「もちろんあります。何でなんですか?」


「多分だけど、主人の家系の影響だと思うのよ。主人のお義母さんと妹さんが、控えめなサイズだから…」


千春さんと比較したら、大抵の人が控えめなサイズになると思うけど…。


「そうなんですか。…ちなみに、それを千夏さんに話したことは?」


「ないわよ。千夏ちゃんも薄々気付いていると思うし…」


そうか。気付いているから、僕に触らせてまで大きくさせようとしたんだ。

年月の流れは期待しにくいと、おばあちゃんと叔母さんが証明しているから。



 「千春さん、もっと激しくして良いですか?」

軽く触るだけじゃ物足りなくなってきた。胸の先端もいじりたいよ。


「仕方ないわね、今回だけよ♪」


上機嫌で答えてくれる千春さん。とことん付き合ってくれそうだ。


許可をもらった僕は、千春さんの服の中に潜り込む。

…大きな黒いブラがあるな。それを上にずらし、先端を舐める。


「ちょ…ちょっと玲君♡」


急に色っぽい声を出す千春さん。歳の差を感じさせないセクシーさだ。


服の中に潜り込んだのは、万が一見られた時の対策になる。

外から見ると、ちょっと? 服が膨らんでいるようにしか見えないからね。


服をまくり上げて舐めているところを見られるよりマシなはずだ。


さっきの声に興奮した僕は、ひたすら先端を舐めたり吸ったりする。

空いた手でもう片方の先端を攻めることも忘れない。


「玲…君、赤ちゃんみたいに一生懸命吸うのね…。んっ、ん~♡」


服の中に潜り込んでいるので、千春さんの顔が見えないけど

声を聴く感じ、嫌がってはいないね。



その後も舐めたり吸ったりする僕。千春さんは体を小刻みに動かしている。


「良いわよ、玲君♪ もっといじってちょうだい♡」


この胸の大きさは、千春さんでしか味わえない。千夏さんにはできないことだから、今のうちに堪能しないと。


……無我夢中でいじっている中、千春さんは突然体を大きくビクッとさせた。


あまりの反応に、服の中を出る僕。…千春さんは満足気な顔をしている。


「年下の男の子に、ここまでされるなんてね…」


「すみません…」

調子に乗り過ぎたかもしれない。


「良いのよ。私も楽しかったわ♡」



 「玲君。このまま遊んでいたいけど、食品を冷蔵庫にしまいたいし、千夏ちゃんの様子も見たいから、家に戻りましょう」


「わかりました」


ってなんだ?

…それより家に戻るなら、座席を元に戻るはず。車から降りないと。



座席が元に戻った後、買い物袋を持つ僕。

千春さんも買い物袋を持った後、車をロックした。


「ねぇ玲君、今度は私のお願いを聴いてもらえるかしら?」

誰もいないマンションのエレベーター内で千春さんが話しかける。


「もちろんです」

何を言われるんだろう? あんなことやってもらったから、内容が想像できない。


「これからも私と遊んでね。玲君にいじってもらったら、我慢できなくなっちゃった。…これは命令よ♪」


千春さんは僕にいたずらっぽく笑う。

車でやったことを、これからもやっていいの? こんなに嬉しいことはない。


「はい、喜んで」


僕は彼女だけでなく、彼女のお母さんとも肉体関係を結ぶことになる…。




<<次回からは、最終章? 【禁断の関係編】が始まります>>

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