彼女をマッサージしよう

 千夏ちなつさんが「好きな人に胸を揉んでもらえば大きくなる」と言い出す。

僕は……、どうするべきなんだ?



 「わかった。やろうか」

僕は千夏さんの胸を揉むことを決めた。


こんな機会じゃなきゃ、女子の胸を揉めるチャンスないでしょ?


れい…、ありがとう」

千夏さんはTシャツを脱ぎ、ブラのホックを外す。


「ちょっと待って!? 直接なの?」

てっきり、Tシャツの上から揉むとばかり…。


「あのね…、ブラしたまま揉まれると痛いのよ」


それならTシャツは脱がず、ブラだけ外せばいいのでは…?

千夏さん、絶対に冷静さを失ってるよな。僕は損しないから良いけど…。



 「じゃあ、お願いするわね」


僕は千夏さんの胸を見つめる。平均とか一般的とか、そういうのはわからないけど

見惚れてしまうな。胸に興味を持つのは、哺乳類なら仕方がないことだ。


「玲。見惚れてないで、早くしてちょうだい」


急かされてしまった。僕は千夏さんの胸を、下から持ち上げるように持ってみた。


「あ…」


「どうしたの? まさか痛かった?」

力は入れてないはずだけど…。


「ひやっとしたから驚いただけ。続けて」


僕は力加減を意識して、千夏さんの胸をあらゆる方面から揉む。鷲掴みはもちろん、指でつつくなど緩急をつける。その方が胸にとって良い刺激になると思ったからだ。


最初のほうは無表情の千夏さんだったけど、続ける内に声が漏れることが多くなった。本人も自覚しているのか、なんとか抑えようとしている。


声を我慢してる千夏さん、可愛いな。そう思った時、揉む手に胸の先端が当たる。

あれ? さっきこんなに出てなかったよな?


僕は先端を指で弾いてみた。


「ん…♡」


急に色っぽい声を出す千夏さん。今の顔・声、最高に萌えるな。


僕はひたすら先端を弾き続ける。…これ、結構いいな。


「…玲。胸を揉んで…。先端は……関係ないでしょう?」

かろうじて絞り出した小声で、僕に話しかける千夏さん。


「先端だって、胸の一部でしょ? ここも刺激しないと」


「ん……、そう…だけど…」


その後、弾くだけでなくつまんだりつねったりして、刺激を変えてみる。

千夏さん、体をビクッとさせることが多くなったな。



 コンコン、コンコン。


何か音が聞こえるけど、今は千夏さんの胸が重要だ。放置しよう。


「……玲。もうやめ……て。お願い」


「ここで止めたら、胸は大きくならないよ」

僕は胸と先端に、ダブル攻撃を仕掛ける。


「アタシ、もう…限界」


千夏さんは瞬間的に何度も体を震わせた後、倒れこんだ。

え? もしかして、千夏さん…?



「今村君。今すぐリビングに来なさい!」


声を確認すると、千夏さんの部屋の入り口に、千夏さんのお母さんが立っていた。

いつの間に、そこにいたんだ?


ずいぶん険しい顔をしている。強い口調をしていたし…。


そう言って去っていく、千夏さんのお母さん。これは絶対怒られるな。

そうだとしても、行くしかない。


「じゃあ、リビングに行ってくるからね」


「はあ…、はあ…」

千夏さんはなんとか起き上がったものの、呼吸が安定していない。


僕は千夏さんの部屋を出て、リビングに向かう。

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