第7話 宿到着!

 俺とステラは今宿に来ていた。


「いらっしゃいませ」


 そう、店員さんが話かけて来る。


「えっと2部屋貸してください」


 と言うが


「え? カルゼルさん、何言ってるんですか? すいません1部屋で!」


 (え? ステラこそ何言ってるの?)と思った。が、一部屋の中でなにかあるのだろうと思った俺は何も言わなかった。


「はい、250ヘームです。名前はルヒラーと申します」


 そう店主が言って来る。(なぜ名前が必要なんだ?)と思ったがすぐに答えはわかる。


「ルヒラーに250ポイント渡したまえ! ギブポイント!」


 (あ、そう言えばこの世界はお金を払う時に対象の名前がいるのか)とおもわされたのだった。


「はい、確かに受け取りました。106号室をお使いください」


 店主、ルヒラーさんがちゃんと受け取った事を言う。そしてステラに鍵を渡してくる。


「どうも。じゃあ行こ! カルゼルさん!」


「はい」


 そうして俺たちは106号室に向かったのだが、


「え!? もしかして2人で一緒の部屋で寝るの!?」


 俺はただの部屋にベッドが2つ置かれているのを見てこんな事を言った。


「はい、そうですが?」


 いかにも(そのつもりでしたよ?)みたいな雰囲気を出して言っているがこれは俺の感覚がおかしいのだろうか。


「いや、男女が2人きりで1つの部屋で寝るのはまずいでしょ?」


 俺は気になっていた事を口にする。


「何かするつもりなんですか? まあ私には手出し出来ませんのでご安心を」


 ステラは自信満々に言っている。


「それに2部屋もとってしまうとかなりの出費になってしまうでしょ? こっちの方が効率的です!」


 つまりステラは(節約しよう!)と言っているようなものだろう。


「なるほど。まあステラさんがそれで良いのなら俺には文句はないよ」

 

 まあ節約のつもりでそう言ってくれてるなら俺としてもありがたいし、襲うつもりなんてもうとうなく、ステラも心配してないようなのでこれで良いだろう。

 

「そうですか。ではご飯食べにいきましょうか!」


 お腹が減っていたようでお腹を抑えている。


「はい。分かりました! 宿内にご飯食べれるところあるんですか?」


「ありますよ! とりあえず着いてきてください!」


 そう言い、ステラについて行くのであった。

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