おまけ
196.どの笑顔が一番か
「ん……なんだあれ?」
暦上では春。しかし気温上では冬真っ盛りと言わんばかりに厚手の上着が手放せない、桜の開花も程遠い2月の某日。
俺は視界に収まったものが気になって思わず声に出していた。
街の中心街から少し離れた大通り。
何気なく普段の通学路とは違う、大回りをして一人帰路についていた俺は珍しいものを目にする。
そこはまっすぐに伸びる大通りの一角、小道に続く角の店。
商業店の立ち並ぶ中心街から離れたこの場所に、ポツンと小さな本屋が構えられていた。
インターネットが普及した昨今、時代は紙から電子と言わんばかりに本という本は街から消え去っていた。
時代を闊歩した製紙業界も、今や株価は最高値から4分の1。世の中のものは全てスマホへ収束されていくように本もまた電子書籍として時代とともに変化している。
更に通販サイトの台頭というものもかなり大きい。安価かつ家に届けてくれるサービスは忙しい現代人において利用しない手はなく、本屋というものはどんどん減少していったのは語るまでもないだろう。
もちろんこの街も例外ではない。都会ならばきっとまだ生き残っている店は多いのだと思う。しかし体力の乏しい田舎では大手チェーン店を除き店を構えられるところなんて皆無といっていいのかもしれない。
しかしそんな時代の中で、俺は未だ現役の本屋を見た。
見た目はまさに絵に書いたような古き良き本屋。どう見ても個人書店だろう。薄暗い店内に軒下まで並べられた陳列。開放感の為なのか、入り口に扉といったものは存在しなかった。そしてまだ現役である証明かのように店頭には最新刊である週刊誌や月刊誌が、日に焼けるのも恐れず所狭しと並べられている。
普段通らない道でこんな昔懐かしい……父母時代に現存していたレベルの、レトロで逆に新しい店に出会えるだなんて。
そんな物珍しさから遠巻きにしげしげと眺める。しかし俺が声を上げたのは何も珍しい店を見つけたからではない。
基本的に漫画やゲームの資料集など、部屋に物が増えるのが嫌だから電子書籍派の俺。今回もちょっと珍しい店を見つけたからといって本屋は本屋だ。「あぁ、こんな店もあるんだ。凄いな」程度の感想を持ってすぐに視線を外し道を進んでいたことだろう。
俺が目を止めた理由はまた別にある。しばらく外観を眺めていたが、目を留めた原因のある店内へと目を移し、ゆっくり近づいていく。
「…………」
チェーン店を筆頭にオープンな空間に慣れきっていた俺にとって、実態のしれない場所というのはたとえ店であっても少し緊張するものだ。
それが薄暗いのであればなおのこと。外から見えているとは言え薄暗い店内から漂ってくる異様な雰囲気に思わず生唾を飲み込んでしまう。
サッと中を見た感じ客はいない。むしろ店員さえ見えないことに防犯意識が心配になったが、それは逆に好都合だということで俺は意を決して店内へと一歩足を踏み入れる。
「……やっぱり、あった」
店に入ってまっすぐ。この店の最奥に当たる部分に、俺の目を引いた本がそこにあった。
小さな店でありつつも特設といわんばかりに拵えられたコーナーには似たような本が幾つかあり、そのうちの一部分、最も注目度の高まるであろう場所に置かれた本を一冊手に取る。
A4サイズのズッシリとした重量感。まるで高級な辞書でも手にしたかのような分厚さとしっとり感のある装丁にタイトルの部分がザラザラと凹凸を感じられる。
物が物であるため人によっては『武器』と呼称する人もいるかも知れない。シンプルに角で殴られたら痛そう。何気なくそんな印象を受ける一冊だった。
もちろんこれは本。そんな人に危害を加える物騒なものでは決してない。本来の目的は開いて目に収めるものなのだ。
売り物で立ち読み防止の為か、覆われたフィルムによって読むことは出来ない。それでも事前に得ていた知識からそのタイトルから中身が一体どんなものか、うかがい知ることは可能だった。
「『ロワゾブルー休止直前の輝き』……ね…………」
スッと本の下部に添えられた帯を指でなぞりながら書かれた文字を小さく呟く。
そう。これは写真集。休止したアイドルがその直前に撮った写真集なのだ。
表紙にはアイドルらしくフリフリの可愛らしい衣装に身を包んだ少女が輝かしい笑顔を放っている。きっとこの笑顔にやられて妹も虜になってしまったのだろう。
脱退を重ね、最後に残ったロワゾブルーの水瀬 若葉。今でこそ別の人物が頑張っているものの、長い期間一人で頑張ってきた女の子だ。
そして休止直後にウチへ突撃した、ゲーム内の嫁でもある。
今もきっとつい最近引っ越した家でノンビリしていることだろう。そんな彼女が本いっぱいに写った写真集だが、俺もこの存在は知っていた。
今日発売の写真集。妹の雪も「絶対に買う」と息巻いていた。しかし運悪く届くのが3日後とか言って嘆いていたことも思い出す。
だから3日待てばウチにはこの本が届くだろう。そもそも俺は"ロワゾブルー"のファンなどではない。今回は目についたから近づいただけで、わざわざ買うほどのことでもない。そう結論づけて手に取った本を元の場所に戻そうと腕を伸ばし――――
「買われるのですか?」
「――――うわぁっ!?!?」
元の場所に戻そうと手を伸ばした瞬間、突然背後から掛けられた声に思わず俺の肩は大きく震え、伸ばした手を引き戻してしまった。
驚きに胸を高鳴らせながらゆっくり振り返ると、少し目線を下げた先に立っていたのはおばあさんだった。
入り口で見た、この店のロゴをあつらえたエプロンを着用し、穏やかな表情で見上げている御婦人。腰が悪いのか曲げながら手を当てていて、真っ白な髪が吹き込む風によって僅かに揺れている。
「ごめんなさいねぇ。あんまりにも見入っているものだから声を掛けちゃいました」
「い、いえ……」
そう言って背を向けたおばあさんは数メートル先にある入口のカウンターに向かって腰を下ろす。
店全体が見渡せるカウンター。店員さんすらいないかと思われたが、当然ながらちょっと外していただけでちゃんと居るみたいだ。
なんとなく戻りにくくなっちゃったな。
ちょっと様子を見に入っただけなのだが、店の人の目があると手ぶらで出にくくなるのは俺だけだろうか。
それに背中越しに視線を感じる気もするし。どう動けばいいか決めあぐねている俺は、おばあさんに背を向けながらロワゾブルーの特設コーナーへとじっと目を向ける。
しかしそれでもヒシヒシと感じる視線。もうダッシュで逃げてしまおうかと思考が行きかけた矢先、ふと背中越しにおばあさんから声を掛けられた。
「どう?そこの棚。我ながら上手くいった自信作なんだよ」
「えっ?」
「ロワゾブルーって、最近人気なんでしょ?若葉ちゃんもいい子よねぇ」
おばあさんの声に少し辺りを見渡してみるも誰も居ない。そして目線はまっすぐこちらに向けられていることから俺に話しかけていることは間違いないようだ。
このまま逃げても後味が悪いだけ。俺も早期退出は諦めてカウンターに頬杖ついているおばあさんと向かい合う。
「そう……ですね。ウチの妹もファンみたいですし」
「あらそうなの?奇遇ねぇ。私もファンなのよ」
「…………でしょうね」
チラリともう一度見るは特設コーナー。
これまで発売された写真集や関連書籍など様々な本が並べられていた。ひいては事務所つながりで過去に活躍したアイドルの本までも見受けられる。
チェーン店ならまだしも個人店でここまで力を入れるのは何らかの思いがあるのは明白だろう。おばあさんの話に合わせながら俺は微かに苦笑する。
「でも私がファンになったのは休止した後、若葉ちゃんに会ってからなの。知ってる?あの噂」
「…………えぇ」
あの噂。
それはこの街に休止したアイドルが潜んでいるのではないかというものだ。
人の口に戸は立てられない。どこが発信源かもわからないが、それは紛れもなく事実。なんていったって毎日本人がウチに突撃してきているのだ。
お年を召した方というのは、どうしてこうも喋るのが好きなのだろう。おばあさんも例に漏れずこちらが話す間もなく言葉を重ねてくる。
「実はちょっと前に若葉ちゃんもここにやってきてね、今みたいに話したんだけどすっごく明るくていい子で、その時から私もファンの仲間入りなの。芸能界って裏と表が激しいって聞くけど反省しなくっちゃね。裏表のないあの子に失礼だわってことで、微力だけど私も応援の気持ちで小さくコーナーを作ったの。またあの子に届いてほしいものね」
楽しそうに語るおばあさんの表情はとても素晴らしいものだった。 にこやかにまるで孫の活躍を語る祖母のようで。
それはアイドルの実力はさることながらいつでも明るい彼女が持つ人徳の為せる技だろう。噂どころかこんなところにまで出没して、全くアイツは…………。
俺は胸に抱いた写真集をそっと片手に持ち帰る。そして楽しそうに語るおばあさんのカウンターに置き、バッグをまさぐった。
「あの、すみません。この本ですが――――」
―――――――――――――――――
―――――――――――
―――――――
「はぁ…………」
所変わって自宅。
年越しにあわせて引っ越した俺と妹が住まう新たな家の一室に、俺は一人ため息をこぼす。
制服のままベッドにあぐらをかく俺の前には一冊の本が寝転んでいた。縦に振り下ろせば痛そうで重厚な装丁。勢いのまま買ってしまった本を前に俺はもう一度ため息が出る。
「はぁ……なんで買っちゃったんだろ」
それは買ったことへの後悔。
俺はファンなどではない。そもそも数日待てば雪の買った本が届くはずなのに、どうして新たに買ってしまったのだろう。
写真集はどこぞの週刊誌と違い、地味にコストが掛かるもの。俺の小遣い的にもそこそこなものだった。なら返品すれば話は簡単なのだが、あのおばあさんの笑顔を見るとそれもどうして憚られる。
本に目を落とせば輝かしい笑顔を放つ少女と目が合う。
これは休止前最後に行われたライブの衣装だろう。雪のせいで妙に知識が備わっている。
せっかく買ったのだし中身も読んでやろうと思いつつもなかなか手が伸びない。単に恥ずかしいのだ。殆ど身内みたいな若葉の、写真集を見るというのは。きっと写真集なのだし様々な角度から撮ったものがあるのだろう。もしかしたら危ない角度からの写真があるのかもしれない。彼女と出会う前ならなんの感情もなく読んでいただろうが、よく知った今となるとそれを見るのが恥ずかしくも恐ろしい。
むしろなぜ雪は今も喜々としてグッズを集められるのだろうか。その精神性についていつか話してみたくもある。
「でも買っちゃったしな……読むしか……ないか……」
だからといって安くないお金を払って買った以上、"積む"というのは俺の信条が許さない。
1度、2度と深く息を吸って吐く。たかが本を読むのに何を大げさなと自分でも思うが、表紙を捲るにも大きな勇気が必要だった。数度深呼吸して心を落ち着かせた俺はいざ目の前の本を目に収めてゆっくりと手を伸ばす。ドキドキと高鳴る心臓を感じながら手を伸ばした表紙は収められた写真の数々をいざ俺の目の前に――――
「な~にしてんのっ!」
「うっひゃあっ!!!」
――――披露することは叶わなかった。
本日二度目の驚き。しかも今回は奇声付き。
今回は誰もいない家ということでなお油断していた。全く同じパターンでなお酷いリアクションに絶望しつつ振り返ると、そこにはジーンズとシャツというラフな格好をした若葉が。
「まったく、びっくりさせるなよ……」
「え〜?私はちゃんとノックも挨拶もしたのに〜!それで陽紀君はなにしてたの?」
「っ……!!」
サッと背中から覗き込もうとするのを感じ取った俺は本を目にも止まらぬ速さで布団に隠す。
ほら、これで俺の目の前にはなにもない。後は「何もしてなかった」と言えば万事解決だ!
「何か隠し…………!!陽紀君……それってもしかして…………」
「ちょっ!若葉!!なんで剥ぎ取ろうとするんだ!?何もない!何もないからっ!!」
ですよねっ!万事解決とはさすがにならないみたいだ!
俺の速攻の隠しを不審に思ったのだろう。迷わずベッドに乗り込んで回り込んだ彼女は問答無用で布団を引っ剥がそうとする。
くっ……!もしかして何を見ようとしていたかバレたか!?
「なにもないなら布団剥がしても平気だよねっ!」
「それはダメっ!封じられた封印が解ける!」
「封印ってえっちな本のことでしょ!大丈夫、私は良妻賢母だから陽紀君が読んでても受け入れるよ!!」
そんな本じゃない!!
もっと健全な本だ!……身内の写真集って健全だよね?
「エロ本じゃないから!受け入れなくてもいいっ!」
「ううんっ!どんなハードな本だって私なら受け入れられるから!さ、一緒に読んで一緒に実践しよ!」
「し・な・い~!!!」
むしろなんで実践する方向に持っていくことになってるの!?
くっ……悲しいかなほぼ引きこもりの肉体や。つい先日までアイドルとしてレッスンを重ねていた女の子に早くも力負けしかけている。
ズ……ズズ……と段々布団が滑ってきて、隠していた本の角が見えてしまう。運悪くそこに描かれた写真の隅は肌色だった。
「やっぱり女の子の裸!さ~て、陽紀君の性癖はどんなものかな~?」
「性癖なんてな………うわぁっ!!」
本というのはなぜこうも滑りやすいのだろう。
引っ剥がそうとする若葉に必死で耐えていた俺だったが、彼女がスッと力の向ける方向を変えただけで力の行き場が失ってしまい、本の上に手を置いていた俺は見事滑って体ごと布団に衝突してしまった。
当然その間本はフリー。絶好の隙を見逃す若葉ではない。俺が倒れたのをいいことに今度こそ布団を引っ剥がした若葉は隠されていた
「あれ、これって私の…………」
「だから言っただろ、そういう本じゃないって」
「でもこれ、雪ちゃんは届くのが遅れるって。もう届いたの?」
「……………」
当然帰結する疑問に俺は起き上がりつつ目を逸らす。
目は口ほどにものを言う。俺の目が彼女の疑問を否定しているのはすぐにわかったのだろう。ならばと次の可能性に行き着いた若葉は手を布団についてこちらへと顔を近づける。
「じゃあっ、陽紀君が買ってくれたの!?」
「…………」
「そうなんだねっ!嬉しいっ!!」
ポフンッ!
柔らかな音が耳元で響いていく。
それは再び俺の身体が倒れこんだ音。しかしマットレスのスプリングが衝撃を吸収して痛みなど一つもない。更に胸元にはさっきまで目の前にいた若葉の頭が見える。背中に回される手と胸元の暖かさ。抱きついてきた彼女は嬉しさいっぱいに顔を埋めている。
「別に……流れで買わざるを得なくなっただけで……」
「うんうん、そんなに想ってくれて私も嬉しいよっ!さ、一緒に見よっ!!」
話が通じてないっ……!
両手で俺を引っ張り起こした彼女はそのままあぐらをかく俺の膝へとすっぽり。
見上げた瞳が交差して「えへへ」とはにかみながら膝にさっき買った本を乗せ、躊躇なく開いてみせた。
「あ~、夏の間ライブやレッスンでずっとカメラマンさんが張り付いてたけど、こんな感じだったんだねぇ。どう?陽紀君が気になった写真ある?」
「いや……」
「も~!陽紀君も見てよ~!ほら、これなんか上手く取れてると思わない!?」
綺麗に印刷された写真本人と一緒に見る。なんだかその事実にむず痒くなって返事もおろそかになっていると、彼女がバッと見せつけてきたのはとある1ページだった。
ライブに向けてなのかレッスン中の写真。短パンに半袖シャツと夏らしいシンプルな格好で踊っているのを切り取った形だが、何より特筆すべきはそのお腹部分だろう。回った瞬間を写真に収めたのか細いウエストが露わになりおヘソの部分なんか完全に見えてしまっている。それでもなお真剣な表情で写っている写真に俺はフッと目を逸らして小さく呟く。
「露出……多すぎじゃないか……?」
「ふぇ?露出?そんなに気にするほどでも――――あっ」
一番目立つ位置におヘソがあったのだ。彼女も気付かない訳はないだろう。それでも不思議そうな顔をしていた彼女は、突然何かに気づいた様子を見せ、もう一度目を逸らしていた俺へとその写真を見せつけ、言い放った。
「もしかして……嫉妬、してくれたとか?」
「なっ……!俺はちがくて……!」
「ううんっ!大丈夫だよっ!私も校正に携わったし一番露出多いのはこれくらいだから!」
そう言ってパラパラと手早く見せてくれたのはどれも露出は全くといっていいほどない写真ばかり。
これだけが唯一ヒヤリとさせるもののようだ。その事実に内心ホッとするも嫉妬という部分には大いに抗議する箇所がある。
「そんなんじゃなくて、俺は単に心配を―――んむっ!」
俺がその真意を口にしようとしたところでピッと立てられた指が唇に触れ言葉を失ってしまう。
そうして俺の言葉を奪った彼女はまるで間接キスを味わうかのように触れた指先を自らの唇に当て、そっと首元に手を回して抱きついてきた。
「心配しなくても、私の水着姿は陽紀君だけのものだよ。これ以上の露出は全部、陽紀君だけが見られるんだよ?」
「っ――――!!」
耳元で聞こえる妖艶な呟き。おまけに最後フッと息を吹きかけられて俺の身体は大きく震える。
手を伸ばして離れた彼女は楽しそうな笑顔。そのままベッドを飛び降りて嬉しそうに扉に向かった。
「事務所の方針もあって、活動中は水着になれなかったんだぁ。この夏は期待しててね、陽紀君っ♪」
そう言って投げキッスを一つこちらに向けた若葉は鼻歌を歌いながら部屋を出て行ってしまう。
一体何を楽しみにというのだ。
しかし取り残された俺はベッドに転がった本を開きパラパラとめくる。若葉がめくってくれたお陰かその手に戸惑いは一切見えずスムーズだ。
俺の目に収まるのはライブを中心とした高画質の写真の数々。どれもこれ以上とない輝かしい笑顔だ。それらの写真を眺めつつ、やっぱりさっき見せた笑顔に勝てる写真はどれ一つとして無さそうだなと、一人苦笑するのであった。
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