第8話 薪暖炉と園芸温室 

🖼 薪暖炉と園芸温室 


この家には薪暖炉があって、薪もたくさん「収納」しているから、寒くなってきても平気だとは思うけど、一度、薪を焚いてみようかな?

まず、見よう見まねで、紙、小枝、薪の順に焚き付けて燃やしていったが、なんとかうまく出来た?ようだ、あとは、薪を追加していけば良いんだよな。パイプというか煙突が温まると、排気がうまく行くんだっけ? 今度、専門家に見てもらおうかな?

とりあえず、今日のところは、うまく燃えてくれて、煙が戻ってくることもないようだし、これで良いんだよね?中毒にならないよね? 最悪、僕には、「絶対防御」もあるしね、死なないとは思うけど・・・一応、少し、窓を開けておいた。

それで、この暖炉で、湯沸かしとか、料理?も出来そうなので、ヤカンに水をいれて所定の場所に置いておいた。

しばらく、ソファーで、PCをいじっていたけど、何事も無かったようで良かったよ。

湯も湧いたようなので、インスタントコーヒーだな、結構好みなのは、苦味の強いブラジルコーヒーと豆乳でつくるカフェオレ。

うん、美味いな? そうか?この薪の燃える香りが部屋に充満しているのか?薪暖炉なんて初体験だよ。天然のアロマってこと?薪は、家の周りの林のものだけど、杉が多いかな?

薪暖炉自体は、家の「修復」の時に、備え付けだったから、煙突なんかも綺麗になっていると思うけど、煙突って大事なものなんだな、すす臭く無いし、もちろん焦げ臭くも無い、たまに掃除すべきなんだろう。


現在、家の前の西側に、庭であったであろう場所がある。南西の角で、朝日から夕日まであたる場所だけど、まあ、なにもしていないから荒れ放題だ、なので、まずは、雑草やら、勝手に生えてきた雑木などを「収納」する、これらは、火の焚付に使えるので、そのまま保存。

一応、花壇のようなものだったんだろうな、レンガで囲ってある。そのまま使うことにして、「錬金」「土木」魔法で、土を耕して、「土木」「園芸」で「土壌改良」する。こうしてみれば、10mx15mくらいで、結構大きいかな?ここは、野獣はいるのかな、まあ何かしら居るだろうから、とりあえず、全部囲ってしまって、温室にしてしまおう。あとで、柵とかも作っておこうかな。材木は「収納」にたくさん「製材」して保管してあるし、足りなければ、まわりから切ってくれば良いしね。そこで、錬金・土木「建築」の出番で、地下1mくらい埋め込んで太めの柱を何本も立てて、横に柱を渡していく、壁になる部分に斜めに柱を渡して強度を高めて、屋根部分も柱を組んでいく、なんとか、ぶつかっても、揺らがない、壊れないくらいの骨組みができた。これなら、台風の強風でも耐えられるかな?

そこには、塩ビでもいいけど、強度重視で、何かないかな?とうことで、もともとの家の倉庫を漁っていたら、ポリカーボネイトの透明な板状のものを見つけた。これは良いな、ということで、錬金で「複製」して何枚も作って、壁と屋根に貼り付けていった。トドメとばかりに、要所には、ボルトとナットで締めておいたから、まず、剥がれることも無いだろう。

この素材なら、石が飛んできたくらいでは、穴も開かないし、経年劣化も少ないからね。

もちろん、出入り口と、室温調節兼風抜きの窓も忘れてないよ。出入り口は、温室の北にして、ついでに、その出入り口の隅に、棚と作業場所も作っておいた。椅子と机もね。温室内で、お茶休憩出来るようにさ・・あと、温室の北側の空いている場所には、新たに、物置小屋を「錬金」土木「木造建築」で建てておいた。道具などの物置と、まあ、休憩所だね。


今は、植え付けるものも無いので、今度、園芸店に行って見繕ってこよう。

種や球根だね、秋植えは、まあ、地味っぽいな・・・

野菜は、大根、白菜、ブロッコリー、スナップエンドウ、

花は、球根かな? チューリップ、スイセン、スノードロップ、

種は、ノースポール、ワスレナグサ・・・

発芽後の、ローズマリー、ラベンダー各種、

外植え用の樹木の苗木をと思ったけど、実のなるものは、虫や動物がくるよな〜〜


などと、PCで情報を集めていると、ノラ達が散歩から戻ってきたよ。

それにしても、いつも、前を歩くのはノラで、後ろから付いていくのがクロ、って構図が出来上がっているな。姉さんに従う妹分?ってところか・・・

実は、ノラもクロも、容姿も变化するし、性別は解らないでいたんだけど、先日、何気なく聞いてみたら、性別は、二人とも無いんだって・・・どうする? どっちでも良いけど、って言うけど、まあ、僕が男だから、メス扱いで良いんじゃない?っていうから、今は、まあ、ノラもクロも性別無し、ややメス寄り?ってことで理解している。


なら、まだ時間もあるし、ちょっと、園芸店に行ってこようかな、マッピングしてしらべたら、近くに、ホームセンターがあるから、そこへ行ってみよう。

で、何故かノラたちも付いてきたが、ここ、ペットも入れるのか? と看板があって、ペット入場不可だって・・と、あっと言う間に、ノラは、僕の指輪に入り込んできたよ、クロは?闇になって消えたけど、気配は僕の肩の上だな。

園芸コーナーで、さっき調べたものなどを、どんどんカートに入れていって、ペットコーナーで、犬猫用のベッドがあったので、ノラたちに、欲しい? って聞けば、「要らない!〜」だってさ。まあ、そのへんの普通の猫ではないからな、そんなもの、使わないか。

だって、ペットコーナーに置いてあるものに、全く興味を示さないんだからね。


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