第7話 神術、錬金を使ってみる
🖼 神術、錬金を使ってみる
月が好きで、よく、写真を撮ったりして、ネットに投稿される他人が撮った月の写真も見たりして過ごすのが好きだったな、特に、満月と、一番細い三日月は大好きな月の形だ。
いつごろからか?忘れたけど、社会に出てからだと思う、仕事が終わって、帰宅するときにでもよく、眺めていた記憶があるな。
だから、どうした?っていうわけでも無いけど、このところ、つまり、ノラと出会ってからは、特に、満月の夜には、体の調子が良い? かもしれない。
まあ、全体的に、調子が上がっている?んだけど、特に満月の時は、「鑑定」の分析が早く、詳しく、また、「空間察知」や「マッピング」などの範囲がとても広くて、細密なような気がするんだな・・・
三浦のログハウスに居ても、そこから、例えば、北海道札幌市内の図書館の様子さえ、手に取るように把握出来ている。更には、そこから、気に入った本を、こちらに「転送」することもできてしまう。まあ、きちんと、返却しておいたけどね・・・
ノラが言うには、今は、満月の日、限定かもしれないけど、能力を使い続けることで、そういう能力が、定着して、いつでも使えるようになる、ってことらしい。
なので、満月以外の日でも、無理してでも、と、いろいろ、他の能力や「神術」も使い続けているのだ。まあ、練習? 50肩などの場合は、腰痛などと違って、多少の痛みがあっても、適切に伸ばしたり曲げたりのストレッチをしたほうが、治りが早いってきくけど、そんなようなものかな?
それで、今、確実に、能力の効果範囲が、深く、広く、細密に、なってきている、のを自分自身で感じることができるようになってきている。日々、更新だよ。
何故? って? 折角、授かった? 能力だからね、レベルアップ? 育てられるものなら、育てたいって思うからね。
今日は、「錬金創造」で、いろいろ作ってみた。特に必要だったわけじゃないけど。
避難や救助用に、・・・
飲料水ペットボトル、非常食はアルファ米、缶詰(缶切りを使わなくても開くもの)、カップ麺、栄養補助食品、ビスケットや板チョコなど、
懐中電灯、軍手、ヘルメットや防災頭巾、携帯ラジオ、予備の電池、携帯電話の充電器、
ばんそうこう、マスク、消毒液、包帯、風邪薬、頭痛薬、胃薬、
タオル、ティッシュ、ビニール袋、ウェットティッシュ、使い捨てカイロ、紙皿や割り箸、マグカップ、食品用ラップ、ライター、はさみ、ナイフ、携帯用トイレ、トイレットペーパー、新聞紙、筆記用具、
衣類、下着、靴下、スリッパ、レインコート、歯ブラシ、毛布、
って、・・・PCで調べたら、いろいろ必要なんだな、とりあえず、1セット、「錬金創造」で作って、非常用持ち出し袋に入れて、それをそのまま、「錬金複製」で、10セットにして、「収納」しておいた。どこかで・・必要になるかもしれないしね、場所も取らないし・・・
あとは、犯罪者の逮捕や、救難の場合の、ロープをいろいろ、細いのやら、太いのを、笛、発煙筒、雨具、ヘッドランプ、ヘルメット、非常食、ビスケットや板チョコ、
とりあえず、こんなのを揃えてみた。あとは、必要なら、作れば良いしね。
食料や水は、「収納」内で、腐らないから良いけど、消費期限の表示は、駄目だな。
そういうものは、定期的に入れ替えて、更新しておかなければ・・・水と食品だけは、「収納」内で、別区分にしておく。
そうそう、何故、黒が猫のクロになって、ノラが元の黒猫に戻った?
なんでも、ノラが言うには、白毛は汚れやすい! 目立つ! からだってさ。決して、「神気」が不足して、白毛状態を保てなくなったわけではないということだ。そういえば、変化(へんげ)、変身、なんて自由なんだな。
で、クロは? どうやら、ノラに心酔してしまったようで、いつも付きまとうのに、猫の姿が良いということで、黒猫のクロになっているようだ。
まあ、僕としてはどちらでも良いけど、確かに、真っ白、銀白色の神々しい猫と、黒いモヤモヤの闇の塊、という見た目では、人前に出られないし、見せられないな・・・
おかげで、最近では、黒猫2匹を飼っている人の別荘、っていうことになっているようだ、野良猫たちの情報なんだけどね・・・
クロも、最初のころに比べれば、悪魔要素?デーモン?原初の黒? そんな感じが無くなってきているんだよね、おそらくは、僕やノラの「神気」が影響しているんだろうけど、それが、悪影響ではないように思えるんだよ。最初、クロのモヤモヤの中に、僕の刻印があると言っていたけど、悪魔だろ? それでも、僕らと親和性?みたいなのがあるのかな?
まあ、確かに、今、クロに僕が触れても、なんともないようだしね、よくわからないな・・・
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