言の葉連れつれ(2)

麗

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　うららか

　うるわしく

　声に出せばなお

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　漢字そのものが好き。

　それもたくさんあります。

　その一つ。

「麗」

　麗（うら）らか。

　晴れ晴れと輝く、すがすがしい印象。光を放射するまぶしさを見ます。人によってはぽかぽかと暖かい、春の陽を連想するかもしれませんね。

　麗（うるわ）しい。

　見た目の美しさを「見目（みめ）麗しい」といいますが、あでやか、きらびやかを内に秘めたシャープな印象を受けます。

　うららか。うるわしい。

　しゃれて口にするのもいい。

　麗人（れいじん）。

　麗日（れいじつ）。

　麗句（れいく）。

　麗文（れいぶん）。

　麗容（れいよう）。

「麗」とつければ、ただ美しいだけではない、内面のそれが隠し切れないような、あふれ出すような。

　個人的な印象かもしれませんが、美をあらわす漢字のなかでも「麗」は好みます。