第3話 ギルベルトの宝物

 ヴァイルブルクの片隅にある小さな店。その飾りのない小部屋で黒いフードを被ったローブ姿のセリアが、客を待って座っていた。


 やがて扉をノックする音がしたあと、扉が開く共に小さな男が入ってきた。男の身なりはしっかりとしていているし、顔を見ると34、35歳ていどには老けて見えた。


「いらっしゃいませ」


 セリアが来店の礼を述べると、男はセリアを見て鼻で笑った。

 男は、目だけをぐるりと動かして店内の様子を見た。


「湿気た店だな」

「ご用件は?」


 余りに失礼な物言いに対し、セリアは氷のように冷たく言い放った。

 男はギロリとセリアを睨んだ。そして下卑た笑いを浮かべ、セリアの正面に置かれた椅子に座った。


「ギルベルト商会の前会長、ギルベルト・オーフェン・シュラムベルグに会いたい」

「その方は有名な方なのでしょうか?」

「ギルベルト商会を知らんのか?」

「ええ、田舎者なもので」


 男は舌打ちをして足を組むと、ってみせた。

 おそらく、自分を大きく見せようとしているのだろう。


「ギルベルト商会はこの町で最も大きな店だ。揺り籠から墓場まで、人が必要とするありとあらゆる商品を扱っている。その商会の礎を作り、今の地位を一代で作り上げたのがギルベルト・オーフェン・シュラムベルグ――俺の爺さんだ」

「へえ、総合商社の創業者という感じなのですね」

「総合、商社?」

「いえ、なんでもありません。すごい商会なのですね。あなたはその創業者さんのお孫さん、なのですね?」

「そうだ、孫のダニエルという」

「そんなに大きなお店であればさぞかしお金持ちなんでしょうね」

「愚問だな。それよりもどうなのだ?」


 セリアは皮肉をたっぷりと込めてダニエルにたずねたのだが、ダニエルは皮肉には気が付かなかった。というよりも、金持ちなのは事実なので、そこを指摘されるような皮肉を言われたところで気にならないようだ。

 そんな小さな皮肉よりも、自分の祖父を呼び出せるかどうか、ということの方がダニエルには大切なのだ。


「そうですね、まずは呼び出す前にいくつか条件や注意事項の説明をしますね」

「手早く頼む。俺は忙しいんだ」

「では説明しますね。料金はお呼びする方が亡くなって10年以内は金貨1枚、その後1年経過するごとに銀貨1枚が追加となります」

「20年だと金貨2枚相当ということか」

「そのとおりです。嘘をつくと呼べません。私がゴーストを召喚する際、何年前に亡くなったか、どこに住んでいたか、親や子は誰かなどの条件を出して呼び出すからです。亡くなったのが20年前のギルベルトさんを呼ぶのに、15年前に亡くなったギルベルトさんを呼ぼうとすると」

「――別人を呼んでしまう、または該当者なしで呼べないということか」

「はい、おっしゃるとおりです」


 大商会の創始者の孫というだけのことはあって、高度な教育を受けてきたのだろう。とても横柄で偉そうな態度をとるダニエルだが、頭の回転が非常に速い。


「故人を特定できるよう、他にもいくつか質問をします」

「わかった、質問に答えよう」

「ありがとうございます。召喚すると、この蝋燭に火が着きます。蝋燭が燃え尽きるまでの間、ゴーストと話をすることができます」

「なんだ、これでは短すぎるのではないか?」


 さすがは揺り籠から墓場まで――人が必要とするものなら何でも扱っているという商会の人間だけあって、ダニエルはひと目で蝋燭が10分程度で消えることを見抜いた。

 でも、セリアはそこが大事だと強い調子で言う。


「いえ、それよりも長く燃える蝋燭はゴーストへの負担が増します。負担が増えると、存在そのものを維持することができなくなってしまいます」

「というと?」

「新たな命へと生まれ変わるための渦に吸い込まれてしまいます。そもそも死後30年から50年くらいかけて渦に入るものなので、色々と不都合が生じます」

「不都合というと、どんな?」


 ダニエルは怪訝そうに顔を歪めてセリアを見つめた。

 セリアはダニエルの表情など気にもとめずに説明を始めた。


「人ではなく、獣や鳥などに転生する可能性があります。運よく人に転生したとしても、早逝そうせいする運命を背負って生まれるかも知れません。それはイタコとしては受け入れ難い問題なのです」

「そうか。わかった。他にあるのか?」

「ゴーストは嘘をつきます。でも、私に召喚された場合は一時的で絶対的な主従関係が結ばれます」

「ゴーストはお前の質問には嘘をつくことができないということか」

「そのとおりです。ですから、絶対に真実を答えさせる質問は1つだけです」

「なんだ、それもゴーストへの負担が関係するのか?」

「もちろんです。ダニエルさんも何かしたいことがあるときに邪魔されたりするととイライラするでしょう?」

「ああ、そうだな。ものすごくイライラする」

「そのイライラがゴーストの存在そのものを不安定にさせます。なので、真実を強制する質問は1つだけです」

「ああ、わかった。だが、少し考えさせてくれ」

「いくつかあったのなら、1つに絞り込む必要がありますからね。どうぞご自由に」


 ダニエルは「自分は忙しい」と言っていたが、真実を話させるには質問を1つに絞らないといけないことになり、真剣な表情で黙考に入った。

 その間、セリアはダニエルの様子をみながら服装や靴などをもういちど念入りに確認した。


「あ、もちろん依頼者様がご自身の身分や出自に嘘をつかれていると、お呼びすることができませんよ。依頼者様と故人のご縁がない場合は失敗します。その点は大丈夫ですよね?」

「もちろんだ。確かに俺はギルベルト・オーフェン・シュラムベルグの孫、ダニエル・ヴィルヘイム・シュラムベルグだ」

「では嘘はないということで、よろしいですね?」

「ああ、間違いない」


 セリアが念のためと再確認したところ、ダニエルは躊躇なく、自信をもって返事をした。

 セリアは手元の亜麻紙に木炭でメモをとっていく。


「では、ギルベルトさんが亡くなったのは何年前ですか?」

「今から25年前だ」

「それを間違っているとお呼びできないかも知れませんよ?」

「大丈夫だ、俺が生まれた次の年に亡くなったと聞いている」

「なるほど……」


 セリアはダニエルが見た目から10歳くらい年齢が若いことに内心は驚きつつも、表情を変えることなくメモを取り続けた。


「亡くなった場所ですが、どちらで亡くなられましたか?」

「この町にあるギルベルト商会の店、そこの二階だ」

「すみません、私は店の場所を存知あげません。詳しくおしえていただけますか?」

「東自由市場のある東商業区3番街だ」

「そ、そうですか。東商業区3番街ですね」


 セリアは亜麻紙にメモを書き加えると、続けて質問をする。


「お孫さんということですが、ギルベルトさんには何人のお子さんがいらっしゃいますか?」

「爺さんを呼び出すのにそんな情報が必要なのかね?」


 ダニエルは面倒臭そうな顔をして、セリアにたずねた。


「ギルベルトさんをお呼びするために必要なのではありません。他の親類縁者の方々がお呼びになりたいと来られるときのためですね。同じゴーストを何度も呼び出していると、消耗していきます。他のご親戚の方が来られた時のために、あと何回くらいお呼び出しできるか管理しておかないといけません」

「なるほど。俺が親父から聞いた話では、親父には姉が1人と、弟が2人いる。親父が今の店を継いで、2人の叔父は暖簾分けされて他の町に店を持っている。叔母は男爵家の側室として嫁いだと聞いている」

「ダニエルさんのごきょうだいは?」

「俺は長男だ。すぐ次男のトーマスは他の商会で、三男のアンドレは文官として王都で働いている。妹のサーシャは宿屋の息子と結婚したばかりだ」


 関係者の数は結構多い。ダニエルは知らないかも知れないが、ギルベルトのきょうだいにも子がいるのだから、甥っ子、姪っ子にあたる人たちも含めると数十人という数になるだろう。

 現時点で成人していない曾孫たちの年齢を考えると、彼らがギルベルトを呼び出すことはない。

 亡くなった人間は30年から50年かけて転生の渦に取り込まれる。ギルベルトは亡くなってから25年経っているので、かなり魂が薄くなっていることだろう。


「お話を聞く限り、ダニエルさんから見ても親類縁者は多いようですね」

「まあ、ギルベルト商会創始者だからな」

「それが何か関係するのですか?」

「他にも妾の子がいる。あくまでも正妻との間に生まれた叔父と叔母は3人。他に5人いるらしい、会ったことはないがな」

「妾を作るほどの甲斐性があるってことね、すごいわね」

「俺もいずれは妾を持つつもりだ。どうだ、将来は俺の妾にしてやってもいいぞ?」


 ダニエルが下卑た笑みを浮かべ、セリアへと視線を送った。

 セリアは全く気にする素振りもみせず、返事をする。


「そういう冗談は要らないので。お話を伺う限り、2回お呼びできるかどうかというところですね。この場で本当にお呼びしてもいいのかしら?」

「問題ない。親父が引退すればギルベルト商会は俺が継ぐことになる。何しろ長男だからな」


 セリアには現在のギルベルト商会の会長が後継者に誰を据えるつもりなのか知る由もない。


「わかりました。では、召喚料として金貨2枚、銀貨5枚を先に頂きます」

「これでいいか?」


 セリアが言ったとおり、ダニエルは金貨2枚と銀貨5枚をテーブルの上に並べて置いた。

 セリアは1枚ずつ確認するように眺め、取り出した革袋の中に仕舞っていった。


「確かに金貨2枚と銀貨5枚、いただきました」

「よし、では呼び出してくれ」

「まだですよ。嘘偽りなくギルベルトさんに答えてもらいたい質問は何ですか?」


 1つだけ許される、ゴーストが嘘をつけない質問。その内容をまだセリアは聞いていなかった。


「ああ、そうだった。商売に成功した爺さんは、大人の拳ほどの大きさもある美しい紅玉を所有していたらしいのだが、いくら探しても見つからない。その在りかを知りたいんだ」

「紅玉、リンゴじゃなくてルビーの方よね……」

「なんだ?」

「いえ、それを聞いてどうなさるんですか?」

「家宝として大切に保管すべきものが見つからないから探しているだけだ」

「そう、それならいいわ。始めましょうか」


 セリアはテーブルの上に新しい亜麻紙を広げ、そこに木炭で正三角形が上下に重なる六芒星を描き、その周囲を2重に縁で囲む。最後に文字や模様を書き加えると中央に蝋燭を載せた皿を置いて準備は完了だ。


「始めます、《サモン》」


 セリアが六芒星の頂点のひとつに触れると、火が着いて一気に燃え上がる。

 実はスキルの〈サモン〉には魔法陣も、蝋燭に火を着ける演出も必要ない。単にセリアが「それっぽいから」という理由で練習し、〈サモン〉の発動と同時に〈イグニッション〉で着火しているだけだったりする。


 あっと言う間に燃え尽きた亜麻紙の煤が舞う中、1人のゴーストが浮かび上がってきた。

 一部白髪になってはいるものの、豊かな顎髭を伸ばしている。見た目から受ける印象は45歳前後といったところだろう。ダニエルが「爺さん」と呼んでいたので70歳くらいなのではないかと想像してしまうが、25年前に亡くなり、長男が既に所帯を持っていたことを考える年相応の見た目であるといえる。

 現れたゴーストはセリアに向かって慇懃な礼をし、挨拶をする。


「お呼び下さり、ありがとうございます」

「あなたがギルベルト商会の初代会長、ギルベルト・オーフェン・シュラムベルグで間違いないかしら?」


 現れたゴーストに対し、セリアは名前の確認のためにたずねた。


「はい、ギルベルト・オーフェン・シュラムベルグでございます」

「そこにいるのはあなたの孫、ダニエルさんよ」

「はじめまして、お爺様。ギュンターの長子、ダニエルです」

「おお、ギュンターの息子か。儂が生きていたときはまだ乳飲み子だったからな。大きくなったものだ」

「はい、今年で26歳になりました」

「そうか、ギュンターは元気にしているか?」

「ええ、とても元気にしています」

「元気なのなら2人で来れば良いものを。どうしてお前だけが来ているのだ?」


 ギルベルトの質問に対し、ダニエルは一瞬だけ顔を歪め、返事をした。


「親父は店が忙しくて、私にすべてを任せてくれたのです」

「ほう、なるほど。私が死んだあと、他にきょうだいは生まれたのか?」

「はい。弟が2人、妹が1人です。妹は先日、嫁入りを済ませました」

「それはすばらしい。儂の残した血がしっかりと継承されているのだな」


 ギルベルトは満足そうに笑みを浮かべ、うんうんと独りで頷いている。

 セリアは挨拶と軽い雑談が終ったところで質問へと入る。


「ではギルベルトさん、ダニエルさんのお話では拳の大きさほどある紅玉を秘蔵されていたとか。それはどこに仕舞いましたか?」


 セリアがたずねた。

 ギルベルトはとても呆れたような表情をして、セリアに返事をする。


「紅玉など一切所有しておりません。でも、30歳の頃に鉱山から巨大な紅玉が発見され、金持ちの商売人がそれを買い取ったという噂はありましたな。ですが、ギルベルト商会は『揺りかごから墓場まで』を売り文句に掲げた雑貨屋。いくら頑張ったところで小指の先ていどの紅玉が買えるかどうか……というていどの店です」

「ダニエルさん、ギルベルトさんはこうおっしゃっていますが、どう思いますか?」

「紅玉は存在しない、だと……」


 ダニエルはギルベルトが話したことを聞いて、放心状態だ。

 時間がもったいないので、セリアはダニエルの代わりにギルベルトにたずねることにした。


「ギルベルトさん、主従の関係を強制しないので教えてください。紅玉を持っていたと噂される原因になることは何かないですか?」

「ふむ……」


 ギルベルトは顎に伸びた立派な髭を触りながら、孫のダニエルを眺め記憶を呼び起こす。だが、何も思い浮かばなかったのか、今度はセリアの顔をジッと見つめた。


「そうだ、妻のことだろう。妻のカテリナはとても美しい女でな。ボーンホワイトの髪に、嬢ちゃんに似た赤い瞳を持っていた。若い頃は紅玉のような目だとよく皆に言われていたよ」

「それはギルベルトさんにとって、宝物のような存在だったわけですね」

「ああ、色白で肌が弱かったし、目もあまりよくなかったけどね。4人の子を産み、立派に育ててくれた」

「愛されていたんですね」

「もちろんだ。私は妻一筋で生きていたからな」

「――えっ?」


 セリアは慌ててダニエルの顔を見た。

 そういえば、ギルベルトも「揺りかごから墓場まで」とは言っていたが、店は小さな雑貨屋だと言っていた。頑張っても、小指の先ほどのルビーが買えればいいところだとも。

 いくらゴーストが嘘をつくことができるとはいえ、ギルベルトが話してきたことに嘘があるようには思えない。


「ギルベルトさん、ダニエルさんの話ではこの町で大きな店だと」

「それはないだろう。雑貨屋の中では大きいと思うが、他の商品を扱う店なら大きな店はごろごろとある」

「でも、ダニエルさんはすごいお金持ちだって言ってましたよ?」

「所詮は雑貨屋だ。商品単価が小さいから、そんなに金回りが良くなるはずがない」

「ギルベルトさんには妾がいたんでしょう?」

「そんな甲斐性はないし、私はカテリナ一筋だったよ」


 セリアはギロリとダニエルを睨みつけた。

 一枚ずつ化けの皮が剥がされていく感覚に、ダニエルは背筋が寒くなって震えだした。


「ダニエル、お前は嬢ちゃんに嘘をついてたのか!! いつからギルベルト商会は商人をやめて詐欺師になったんだ!」


 ギルベルトが怒りを露わにし、ダニエルを怒鳴りつけた。

 いきなり怒声を上げたギルベルトにダニエルは怯え、椅子から転げ落ちた。


「商人をやる上で身なりや威厳は大切だ、でも嘘はいかん。契約というものは互いに信義を持って誠実に行うもの。嘘で固められた信頼など、一瞬で崩れてなくなってしまう。儂が生きておったら、お前なぞに店は絶対に継がさん!」


 ギルベルトの怒りは簡単には収まりそうもない。

 セリアはギルベルトに向かって言った。


「ギルベルト、落ち着きなさい」

「はっ」


 セリアのひと言で、ギルベルトは見えない何かで縛りつけられたように動かなくなった。召喚者としての力を使い、セリアは興奮するギルベルトを一瞬でぎょしてみせた。


「ダニエルさん、まだギルベルトさんと話をしたいことはありますか?」


 どうやら腰を抜かしたダニエルは、言葉も上手く発することができないようだ。ただ頭を左右に振り続けた。


「蝋燭の火が消えるまであと少し、お時間がありますよ」


 セリアが鈴の鳴るような美しい声で優しく問いかけた。


「い、いや。話すことはない。お、俺は帰るっ!!」


 何が怖かったのかわからないが、ダニエルは四つん這いになり、慌てて店から飛び出していった。

 それを眺めていたギルベルトが明らかな呆れ声で言った。


「酷い孫だな……」

「ええ、本当に」


 セリアがギルベルトの言葉を即時に肯定し、席を立って、ダニエルが出て行った扉を閉じる。

 ギルベルトはセリアの遠慮がない言葉に吃驚し、唖然としていた。

 扉を閉じる音で我に返ったギルベルトがセリアに向けて言った。


「なかなか辛辣でございますな」

「ギルベルトさんは息子のギュンターさん達を厳しく育てたのかも知れないけれど、ギュンターさんは自分のときのように育てたくなかったのかも知れない。跡継ぎを長男に決めて可愛がっていたのかも知れない。ギュンターさん本人に話を聞かない限りわからないけど、どう見てもダニエルさんは甘やかされて育ったようです。たぶん、紅玉は借金の返済か何かに使うつもりだったんじゃないかしら」

「儂もそう思います」

「私の知ってる言葉に『売り家と唐様からようで書く三代目』というのがあるんだけどね。初代が頑張って大きくした店も、三代目となると贅沢ばかりして商いを疎かにし、いずれは店を潰してしまうっていう意味なの。あの様子だとダニエルさんの代に商会は潰れるわ。ギルベルトさんはそれでいいの?」

「よくは無いが、死んでしまった以上はどうにもなりません」

「……そうね、私も他人の家のゴタゴタに口を挟むつもりはないもの。ギュンターさんがあなたに会いに来たときに考えましょうか」

「それがよろしいかと」

「では、解放するわね。《リリース》」


 セリアが契約からの解放を宣言すると、ギルベルトはその姿を消した。


「商人を相手にするだけでこれだもの、王族や貴族を相手にするとなると面倒なことになりそうね……」


 セリアは呟くと、ダニエルが倒したまま帰った椅子を元に戻し、テーブルの上の掃除を始めるのだった。





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