日本の四季を題材に、擬人化された冬さんが秋さんに悩みを相談するところから物語は始まります。
秋さんは秋の味覚でおもてなしをしながら、冬さんのためにひと肌脱ぎます。
そして、任期を終えた冬さんが出した答えとは……？
冬さんの悩みは切実で、確かにねと共感する点もあります。
しかし、そこは題名の通りで他の季節も色々あるんでしょうね。冬さんが一歩大人になりました。
作中、秋の良さがよく描かれていて、冬が来る前の短い秋を堪能したくなります。
急に寒くなったり、また暑さをぶり返したりするのは、秋さんなりに苦労しているのかと思うとほっこり出来るので、今の時期に読むのがぴったりなお話です。