(3)
「よし、では私がお前たちをここに呼んだ理由だが…………」
自分で言ってて、何が“よし”だ!と突っ込みを入れたくなるが、ここがカオス化している以上、誰も気には留めないだろう。
というより、先ずはこのカオスから抜け出すことが最優先事項だ。
クラス代表として、同じクラスのご令嬢の顔を思い出せないのは問題だと、思い悩み始めたシェアトのフォローは後で入れる。
ワイングラスを片手に固まっているサルガスには、ワインはもう飲んでいいんだぞと教えてやるだけでいい。
ニヤケ顔で高みの見物を決め込んだレグルスは、もちろん私のいる場所まで引き摺り降ろしてやる。
セイリオスには…………そうだな、取り敢えずシスコンに効く薬でも探すか。見つかるとも思えないが、人間諦めたらそこで終わりだ。うん。
私はそう自分の中でそれぞれに結論を出し、話を進めることにした。
「あぁ……サルガス、ワインを飲みながら聞いてくれ。ここにいる皆は私の外遊の目的を少なからず知っていると思うが……というより、ここにいるある者の進言により、王弟である私がわざわざ行くことになったのだが…………なぁ、セイリオス」
そう言葉と視線に、たっぷりと嫌味を混ぜ込んで、セイリオスへと向けた。
しかし敵もさる者…………いや、超絶したシスコンは、もはや如何なるものにも無敵となるのか、セイリオスは心外だとばかりに肩を竦めて見せる。
「これはこれは、我が王国の王弟殿下の発言とはとても思えないな。最終的にご決断されたのは国王陛下であって、私ではない。私はただ、謁見の間で陛下と世間話をしただけだ」
「いやいや、謁見の間で陛下と世間話ができるツワモノもそうはいないからな!というか、私はちゃんと気づいているぞ!お前はユーフィリナ嬢のデビュタントに合わせて、私を外遊へ出したってことぐらい!私とユーフィリナ嬢を会わせたくなかったのだろう!」
「うわぁ……まじか。って、かくいう俺も、会わせてもらったことはないけれども……」
私の発言に、さすがのレグルスも顔を引き攣らせた。シェアトとサルガスは言うまでもない。
しかし、当のセイリオスは鷹揚に首を傾げる。またそれが絵になるところが憎らしい。
「偶然だろう。それにそれを言うなら、この時期に我が王国に留学したいと駄々を捏ねた、デオテラ神聖国の第二王子にするべきだ。王弟殿下のデオテラ神聖国への外遊は、第二王子の留学を受け入れる交換条件として決まったもの。私が第二王子の留学時期を決められるはずもないのだから、つまりこれは完全なる言いがかりだ」
そう告げて、大仰に深いため息を吐いた。ご丁寧にも額に手を当て、これは嘆かわしいことだと首を横に振る小芝居付きでだ。
こうして日々私の我慢強さと不屈の精神は、セイリオスによって鍛えられていくのだが、本日も例に漏れずレベルが1つ上がったような気がする。私がSSS級になる日もそう遠くはないだろう。
まぁ、感謝はしないがなッ!
だが図らずも、ぐんぐんと経験値が上がったおかげで、今やセイリオスの戯言もさらりと受け流すことができるようになった。
そのため私は笑みさえ湛えて、話を続けることにする。
「言いがかりかどうかはさておき、とにかく私は約千年という長きに渡り、我が国との国交を断っていたデオテラ神聖国が、何故急に第二王子を我が国へと送り込もうと………おっと、言葉が過ぎたな。何故我が国を留学先に選んだのか、その理由を調べるために交換外遊と称し、出向くことになった。我が国も無条件に第二王子を引き受けるほど、お人好しではないからな。王弟自ら行くことになったのは、第二王子と同等、もしくはそれに見合う立場となる者が私以外いなかったこともその理由の一つだ」
そう何も、ユーフィリナ嬢のデビュタントとなる夜会への出席阻止という、セイリオスの企てだけが外遊の理由ではない。
そうだ。それだけではないと信じたい。
「それで
ワイングラスを揺らしながらそう聞いてきたのはレグルスだ。
私は口端をゆるりと持ち上げ、勿体ぶるかのようにゆっくりと足を組み替えた。そして、徐ろに答える。
「我が国の隣にありながら、一番遠い国だったよ」
レグルスは「なるほどねぇ〜」と軽く、サルガスは「そうですか…」と重々しく受け止めた。
残り二名は無言だったが、その表情から鑑みるに、私の言葉は正しく理解されたらしい。
「さぁ、ここで少し、我が国の歴史のおさらいをしておこうか」
といっても、公爵家で高等教育を受けてきた彼らには必要ないのだが、これから共に厄介事を処理していく同志として、共通認識の確認だけはしておかなければならない。
私は、やれやれ本当に面倒なことだな…………と思いつつ、空となっていたワイングラスに自らワインを注ぐ。
そして、重くなりがちな口を少しでも滑らかにするために、ワインで口を湿らせた。
我が国の歴史を紐解けば、天地創造の頃まで遡る。
光の子である神は天を創造し、地を創り、この世界をあまねく光と魔力で満たした。
その際に神は五つの大陸を創り、それぞれの大陸を海で隔て、常に荒れ狂わせた。
すべての大陸を孤立無援にするために。
そうしておいて、一つの大陸には神自らあらゆる手を施し、二つの大陸には僅かばかり手を加えた。
残りの大陸の内一つは永久凍土にし、もう一つは完全に放置した。
そして、神は眺めた。
そこに生きる者たちが――――我々人間が、動物が、植物がどう進化していくのかを観察するために。
神にとってこの世界は慈しみ育むものではなく、すべては余暇をやり過ごすための、ただの戯れにすぎなかった。
しかしこの頃の神は、まだ地上にいたという。
その神がいた国こそが、我が国デウザビット王国の前身である
「お前たちも、子供の頃に我が国に伝わる御伽噺として聞いたことがあるだろう?我が国は、余りあるほどの恩恵を、神自身から直接与えられていた。そのために、これほどの魔法大国になったのだと。そして“デオテラ”―――――“神の国”と呼ばれていたと」
「はい。我が国の子供たちが
生真面目にもそう返してきたのはサルガスだ。
私は「あぁ、その通りだ」と頷き、補足するかのように言葉を重ねた。
「ゆえに、かつて我が国とデオテラ神聖国は一つの大きな国だった。そして御伽噺ならこう続く――――――」
神には娘がいた。
神は殊更その娘を可愛がり愛した。
神が住まう天宮と呼ばれる塔に囲い込んでしまうくらいに。
そんなある日、その天宮をこっそり抜け出した神の娘は、この国の王子と出会う。
はじめは喧嘩ばかりだった二人だが、恋に落ちるのに、そう時間はかからなかった。
しかし悲劇が起こる。
王子が
愛する者を失った神の娘は、永遠の命を捨て後を追った。
それに嘆き悲しんだ神は、我々人間を、この国を、この世界を、ありとあらゆるものを残したまま、姿を消してしまった。
そしてこの世界から神はいなくなった。
その日からこの国は“神がいない国”―――デウザビット王国となった。
これは今から約千年程前に起こったとされるお話。
この国に伝わる古からの御伽噺――――――――――――
とりわけこの話を、親の敵でも見るかのような顔でセイリオスは聞いていた。
眉間に壮観な渓谷を作って。
普段から愛想とは無縁で、泣く子も黙る仏頂面か、笑ってた子も黙る不機嫌面なのだが(ユーフィリナ嬢の前でもそうなのかは知らないが)、今は目が合えば漏れなく石化するか、永久に心臓が止まるかの凶悪さだ。
ここまでのレベルになると、恐れよりもまず疑問の方が先に立つ。
今の話のどこに、そこまで怒ることがあるというのだ、セイリオスは―――――と。
そのため、そのまま疑問を口にしてみる。
「セイリオス、どうした?何か今の話に気に食わないところでもあったのか?」
我ながらなかなかの怖いもの知らずだと思う。しかし、疑問という名の好奇心には、どうしても勝てなかった。
するとセイリオスは、何故か気まずそうについとそっぽを向くと、不満げに呟いた。
「大事な人を残して
は?そこッ⁉
お前の眉間がえらいことになっている元凶がそこッ⁉
お前は、ハッピーエンドじゃなきゃ嫌だと駄々を捏ねるお子様か!
めでたしめでたしをご所望なのか!
それは悪かったな、セイリオス!顔に似合わず………いや、基本顔は関係ないが………というより、お前はそこらへんの王子よりよっぽど王子らしい容姿だが、意外と乙女思考だったんだな!
正直これには少し笑った。もちろんレグルスと違って、おくびにも出さなかったが………(レグルスはセイリオスに容赦なく蹴りを入れられている。馬鹿な奴め)
しかし同時に、セイリオスらしいな――――とも思う。
セイリオスには大事な人がいる。
それは言うまでもなく、妹のユーフィリナ嬢のことなのだが、セイリオスは絶対にユーフィリナ嬢を悲しませるようなことはしないと断言できる。
ましてや相手が何者であれ、あっさりと殺されるような無様な失態をおかすような奴でもない。むしろ、殺そうとしてきた奴に、死んだほうがよっぽどましだと思えるほどの後悔を、たっぷり味わわせてやることだろう。
セイリオスの味方である私たちが、『もうそれくらいにしてやったらどうだ?白目剥いてるぞ。いやいや、それ以上は確実に死ぬから、やめてやれ!』と、必死に止めている光景が、今から余裕で目に浮かぶほどに。
それも、かなりの現実味を持って………
あぁ、想像しただけで頭痛がする。というか、先程から頭が痛いことしか起きていない気がするのだが、気のせいか?
それでもめげずに、一つ言わせてもらうなら……………
ユーフィリナ嬢はお前の妹であって、恋人ではない。だからたとえお前に先立たれたとしても、後を追うことはないと思うぞ。
だから心置きなく死ね…………とはまでは言わんが、たとえそういう事態になったとしても、ユーフィリナ嬢は安泰だ。
したがって、こんな御伽噺でそんなに拗ねてしまうほど、我が身に置き換えて気を揉む必要はないぞ。
それらの言葉をすべて微笑に変えて、私はセイリオスへと向けた。が、それよりもいち早く、気持ちを立て直していたらしいセイリオスは、仏頂面に冷ややかさを綯交ぜにした顔でそっけなく告げた。
「しかし、その御伽噺はあながち嘘でもないが、真実をすべて語っているわけでもない。そもそも神の娘は、王国の民に対して“神の娘”だと名乗り、王国の民からもそう信じられてはいたが、実際は違う。
これには驚いた。もちろん私にしてみれば既知の事実ではあるのだが、高位者すべてが知っている情報では決してない。
それを裏付けるように、シェアトとサルガスはその表情に性格からくる濃淡の差はあれ、それぞれが驚きの色を滲ませている。
そしてレグルスもまた「さすがにそこまでは知らなかったな」と、興味津々だ。
だがそれを、セイリオスは知っていて当然とばかりに口にした。
この男の底知れなさは今に始まったことではないが、それでもぞわりと全身に鳥肌が立つ。
数秒前に、『こんな御伽噺の内容で拗ねて可愛い奴め』と思っていた自分を、膝詰めで説教してやりたいくらいだ。
相手はハッピーエンドご所望の乙女思考の可愛い男などではない。
推し量れぬほどの魔力量と知識量を持つ、敵に回しては絶対にいけない危険すぎる男なのだと。
先程までの私はこの男が可愛いなどと、何を血迷っていたのか………………
自分のめでたすぎる思考に内心でうんざりとしながらも、「さすがセイリオス、よく知っていたな」と表面上は王族の基本スキルであるポーカーフェイスで取り繕い、私はセイリオスの言葉を引き取った。
「そうだ。神はこの世界に三十七人の特別な魂を持つ人間を創った。それが三十六人の“神の良識”と呼ばれる者たちと、“神の良心”と呼ばれる“神の鏡”となる存在だ」
「えぇ~っと………その話だと、“神の良識”は三十六人もいるけれど、“神の良心”はたった一人だけってこと?」
すかさず問いかけてきたレグルスに、私は即座に答える。
「“神の良心”はすなわち“神の鏡”でもあるからな。神は、我が身を映す鏡は一つでいいと考えたのだろう」
「では逆に言えば、“神の良識”は三十六人も必要だったということですか?」
サルガスの率直な意見に、私は少し考えを巡らせてから、今度は慎重に言葉を選びつつ返す。
「…………何故、三十六人も必要だったのかと問われれば、私はそれに対して明確な答えを持たない。しかし、これだけは言える。例えば、目の前に苦しんでいる人がいたとする。苦しんでいる人を助けることは人として当然のことだ。それこそ常識だろう。だが、もし自分が重要な任務中だったとしたら?――――その苦しんでいる者が敵だとしたら?――――我々はまず悩む。自分の行動が引き起こす結果についてな。しかし、“神の良識”である彼らは悩まない。迷うことすらない。人を助ける行為、それが人として正しき道だと魂が記憶しているからだ。そして神はそんな彼らを、神自身の
控えの間に、束の間の沈黙が落ちる。
だがその沈黙は、シェアトの疑問によって流された。
「“神の良識”である人たちは、自分がそうであることを知っているのですか?」
「知らないとされている。もし彼らが、自分のことを“神の良識”であると認識した瞬間、彼らは死ぬ。そしてその魂を引き継いだ新たな“神の良識が”どこかで誕生するそうだ。自分が特別だと認識すること自体、神からすればそれは傲慢に見えるのだろう。そうなれば、その者に“神の良識”たる資格はないということだ」
再び舞い戻って来た沈黙。僅かに重くなって戻ってきた沈黙だったが、これもまたレグルスによって忽ち一蹴される。
「なるほどねぇ………だけどさ、これだけははっきりしたな。俺はその“神の良識”とやらではないってことがね。もし俺が“神の良識”だとしたら、神の良識ってやつは、ゆるゆるのがばがばもいいところだ」
自信満々にそう宣うレグルスに対し、この時ばかりは寸分違わず意見の一致をみた私たちは「「「「確かに」」」」と四人声を揃えて頷いた。
そんな私たちの迷いのない返答にレグルスは口を尖らせたが、いやいや、レグルス。お前が“神の良識”ならば世も末だからな――――と、尤もなことを内心で返しつつ、私は本題へと話を戻した。
「まぁ、“神の良識”ついての話はこの辺りでいいだろう。今、我々が問題にしなければならないのは“神の良心”―――――つまり“神の鏡”である神の娘の方だ」
「問題とはどういうことだ?」
間髪入れずやってきたセイリオスからの射殺すような視線と、鋭き追及。
何をこいつはそんなに―――――――
そこまでの強い感情を見せつけられると、ある可能性が頭を擡げてくるではないか―――――――いや、でもまさかな………と、またもや再浮上した疑問を今度は腹に沈め、話を続ける方が先だと、私は軽く手を挙げることで一先ずセイリオスを制した。
ついでに「順番に話すから、そう睨むな」と釘を刺しておくことも忘れない。
「さて、まずは神の娘についてだが、先程も話したように、神は自分の“良心”、そして“鏡”として彼女を創った。それは何故か。全知全能である神も、過ちをおかさないわけではないということだ。つまり神は自分を、自分の行いを、客観的に見直すための“鏡”を創り出した。“神の娘”と称して―――――」
鏡は我が身を映すもの。
ありのままに、誠実に。
だけど、そこに映る姿は常に左右対称。
だから神は、自分と同じ色合い持つ少女を創ることにした。
白金の髪を持ち、空色の瞳を持つ幼き少女を。
それは神が、成人した男性の姿で生まれてきたからにほかならない。
そして、全知全能である自分にはない成長と、純粋無垢な真新しい心を彼女に与えた。
逆に与えなかったものは、魔力。
神自身が膨大な魔力を持つがゆえに、彼女には僅かな魔力さえも与えることはしなかった。
その代わり、創造主であるがゆえに持つことができない
それが自分の“鏡”である彼女の宿命でもあるからだ。
さらに、三十六人の“神の良識”たちとは違い、彼女は“永遠の命”を持っていた。
それは神自身が永遠に存在する以上、その姿を映すべき“鏡”もまた、永遠に存在しなければ意味がないからだ。
にもかかわらず
“神の娘”は死んだ――――――――――
「……白金の……髪………………」
大きく目を見開き、愕然とそう呟いたのはシェアトだ。
シェアトには神の娘の死よりも、彼女の持つ色合いの方に興味を引かれたらしい。
それはそうだろう。“神の娘”は彼がもう一度会いたいと願った“白金の君”とまさに同じ色合いなのだから。
私もこの史実を知った時、自分が出会った少女は“神の娘”だったのかもしれないと考えた。
実際、私が出会った少女は“神の娘”だったのだと言われても、簡単に納得できてしまうほどの特別で強烈な印象を私に焼き付けた。
そのため、まさかの可能性に直面した時、淡い期待などではなく、酷い寂寥感が募ったことを覚えている。
彼女はどんなに
だから、今のシェアトの気持ちは痛いほどよくわかる。
しかしだ。時が経ち、ある程度自分の中で消化されてしまえば、心を埋め尽くした寂寥感も、希望という名の小さな芽を吹き出すものだ。
“神の娘”と少女は、偶々同じ色合いであった――――――そんななけなしの可能性に、今の私は儚くとも淡い期待をかけている。
そもそも御伽噺の中では、神の娘の色合いについて語られることはない。
子供の向けの絵本にしても、ブロンドであったり、銀髪であったりと様々だ。
つまり、神を実際に見たことのある人間がどこにも現存していない以上、その髪色にしろ、瞳の色にしろ確かめる術はもうないわけで、期待はいくら持っていてもいいはずだと、ある意味開き直ってしまった。
私が過去、
シェアトよ、早くその境地にまで達しろ――――――と、まるでライバルに塩を送るようなことを思いつつ、私はシェアトの呟きを聞こえなかったものとして話を続ける。
「永遠の命を持つはずの神の娘が、何故死ぬことができたのか。御伽噺では、神の娘自ら永遠の命を捨てたとなっているが、そんなことが本当に可能なのか。正直私は懐疑的だ。しかし、死んだことは事実。だからこそ、神はこの世界から姿を消し、彼女の魂が再びこの世界に戻るのを待っているのだとされている。新たな“鏡”を創るのではなく、彼女自身の“魂”が蘇るのを、姿を変え、今もどこかで密かに待っているのだと。そしてそれは我が国と
私はここで一旦口を閉じて、セイリオスへと視線をやった。
この男は何をどこまで知っているのだろうか―――――と。
だがすぐにその思考を閉じた。
それを追及すべき時は今ではない。
いずれその時は必然的に訪れる。
そう、いつか必ず
それが我々の宿命ならば――――――
だから今はこう告げる。
「さあ、歴史のおさらいはここまでにして、次へ進もうか。今回の外遊で私が知り得た事実と、能力者であるお前たちの任務について―――――――」
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