挿話【Side:スハイル王弟殿下】夜会の幕間

(1)

 キラキラと虹色の粒子を瞬かせながら、眩しいほどに光り輝く大シャンデリア。

 それらの煌めく粒子たちを音符へと変え、宮廷楽士たちが奏でる美しき旋律。

 そしてその旋律にあわせてくるくると踊る、色鮮やかに装った紳士淑女たち。

 普段、王宮内にぐるぐると渦巻くマーブル模様の欲望も、今夜限りは華やぐダンスの輪に呑み込まれ、甘い蜜を求める蝶たちもまた、今宵は一時の戯れにその身を委ねる―――――


 といってもそれは、デウザビット王国が誇る王宮内の大ホールでの話。

 私がいるこの王弟殿下専用の控えの間には音楽もなけば、談笑もダンスもない。美しく着飾ったご令嬢もいなければ、嘘で塗り固められた笑顔もない。

 何一つ取り繕わないで済むのは正直有り難いが、それでもこの重すぎる空気は一体何なのだと、頭を抱えたくなる。

 私はスハイル・アル・デウザビット。デウザビット王国の王弟だ。

 我が王国のロイヤルカラーとも呼ばれるブロンドの髪とロイヤルブルーの瞳を持ち、まぁ自分で言うのもなんだが、背もそれなりに高く、見目も決して悪くない。

 しかも、王位継承権は第一位。

 そうなれば国内だけでなく、諸外国からも縁談話が舞い込むのは必然で、この私の帰国祝いと称する夜会も、実のところ私の花嫁候補と目されるご令嬢たちのお披露目会として開かれたものだ。

 つまりこの中から選べという兄上と母上―――――現デウザビット国王陛下と王太后陛下からのご命令である。

 しかし今の私にはそんな気などさらさらない。だいたい現在二十六という男盛りの国王陛下こそがまず妻子を持てと思う。が、そうも言えぬ事情があり、今はそのことを腹の奥底へと沈めている。いや、正しく言えば沈めてやっているだ。

 だが、陛下の――――兄上の気持ちを思えば、そしてそれを我が身に置き換えてみれば、やはり同じ決断をするのかもしれない。

 それが、王家が古より継承し続けてきた“先見”の能力がもたらす代償なのだろう。まったくもって忌々しいことに。

 りとてだ。私にそれを押し付けるなと強く言いたい。

 三ヶ月もの間、我が国のために他国の狸どもと化かし合いをやってきたこの私を、帰国早々淑女の仮面をつけた女狐どもの巣窟へと放り込むとは、血も涙もないとはまさにこのことだ。冗談を抜きにして、たとえ同じ化かし合いでも、狸相手のほうがよっぽど愛嬌があって可愛らしく思えてくる。

 せめてここにがいれば、また…………などと詮なきことに思考を巡らせて、首を横に振る。我ながら末期症状だ。

 そのため私は自分の責務である挨拶と、王太后陛下とのファーストダンスを終わらせると、予定よりも早くさっさとこの私専用の控えの間へ引き上げてやった。

 夜会の主役が不在だろうと、もはや私の知ったことではない。

 それなのに、落ち着けるはずの自分の控えの間で、私は頭痛の種を抱え込んでいる。

 そう、仏頂面なんて微笑ましく思えるほどの不機嫌面で、長椅子に足を組んで座る目の前の男がだ。またその足が嫌味なほど長いことに腹立たしさしか覚えないが、取り敢えず今はそんなことではなく――――――――

「セイリオス!お前、なけなしの愛想はどこに置いてきた!」

 とうとう我慢ならず、怒鳴りつけた。

 しかし、目の前の頭痛の種――――――南の公爵家嫡男、セイリオス・メリーディエースは、私を一瞥しただけですぐにそっぽを向くと、「屋敷だ」と宣わった。

 早くもめげそうだ。

 しかもここで「なら、今すぐ取ってこい!」とでも言いようものなら、こいつは嬉々として屋敷へ帰り、もう戻ってこないのはわかっている。

 そのため私は王族の一人として培ってきた我慢強さというスキルを総動員させる。というより、ひとえにこのセイリオスに鍛えられたスキルでもあるのだが………………

「いや、『屋敷だ』ではない!そんなものは標準装備しておけ!特に今日は夜会だぞ!それも、この私の帰国を祝う夜会だぞ!」

「あぁ、スハイルおかえり」

「あぁ、ただいま……じゃないッ!さすがにそれは軽すぎるだろう!というか、セイリオス!私に対する敬意や礼節はどうした!それも屋敷か⁉」

「そういえば、屋敷のクローゼットの隅で見た気がするが、それも数年前の話だ。ご所望なら失礼して、探しに戻らせて頂くが、構わないか?」

 構うか、構わないかを問われれば、もちろんその答えは“構う”となる。しかし、ここでそれを言うと―――――――「スハイル殿下は随分と寂しがり屋でいらっしゃるようだ。お一人での外遊が余程、身に堪えてしまったらしいな」などと言い返されかねない。

 こいつはそういう奴だ。嫌というほど知っている。それはもう年少の頃から……………

 だからといって、“構わない”なんて言葉を口にしようものなら、やっぱり嬉々として屋敷へ戻る。それはもう確定事項だ。

 しかし、それでは困るのだ。

 誓って言うが、決して寂しいからではない。

 外遊が思いのほか大変で、憎まれ口が恋しくなったとか、狸どもの鬱陶しさを愚痴りたくなったとか、そういうことでもない。っていうか、私はそもそも寂しがり屋などではない。

 では何故帰られてしまうと困るのか。

 もちろんれっきとした用があるからだ。

 それ以外に理由などあるわけがない。

 なのに、なんだ?この状況………

 どちらの答えを口にしても、負けたような気になるのはどういうわけだ?

 黙ってやり過ごしたとしても、負けた気になる。というか、何をしたって勝ち目なし。

 これでは全面敗北ではないか。

 だが私にも、王弟としての矜持がある。

 ここは、王族の一人として培ってきた不屈の精神をフル稼働させて、対抗することにする。

 これまた複雑なことに、私の不屈の精神をここまで叩き上げたのは、セイリオスだと言っても過言ではないのだが……………

「――――わかった。数年前に見たきりならば、もうクローゼットにもあるまい。この際だ。私自ら新調してやろう」

 すると、意外なことを聞いたとばかりにセイリオスが片眉を上げた。

 紫銀の髪に、アメジストの瞳。

 子供の頃の髪色は白銀に近く、瞳の色もアイスブルーだったように記憶しているが、歳を重ねるごとに母君である南の公爵夫人の色合いが濃く出てきたのだろう。

 それがさらに整い過ぎた美麗な顔立ちと相まって、セイリオスをとても魅惑的に見せている。

 そのせいで数多のご令嬢たちが声すらかけられず、ため息を吐きながら遠巻きに眺めているだけが関の山だというが、当のご本人は妹のユーフィリナ嬢しか眼中にないので気づきもしない。

 むしろ気づいていたとしても、都合がいいというくらいにしか思っていないのだろう。

 そんな女性泣かせの罪作りな相貌が、私が放った一矢にピクリと動いた。

 その表情に、苦節十三年目にしてとうとうこのセイリオスを言い負かせたか?と思われたが、いつだって現実はそう甘くないらしい。

 特に、このデウザビット王国の王族に対しては――――――

「おやおや、これは心外だな。御学友として連れてこられた王城の庭園で、当時の六歳であらせられたスハイル第二王子殿下に『御学友という堅苦しいものではなく、ただの友人として接してほしい。だから同じ歳の私相手に敬意も礼節も必要ない。そんなものはさっさと捨て置いてしまえ!』と、泣きながら命じられたために、私も泣く泣く当家のクローゼットに捨て置いたというのに、それを殿下自ら新調してくださるとは、私はここで感謝を申し上げるべきなのか?それとも、ここまで逆らいもせず、仰せのままに殿下へ尽くしてきたというのに……と遺憾の意を表すればいいのか?これは悩むところだな」

 まったく悩んでもいないくせに、いけしゃあしゃあとそんなことを告げてくるセイリオスに半眼となる。

 遠い過去を思い起こせば、私はそれらしきことを言ったような気もする。いや…………確かに言ったな。うん、言ってた、くそっ!

 今に思えば、完全なる若気の至りだ。しかし、断じて泣いてはいない。そこだけは頑として主張したい。

 だが、それを歴然たる事実として主張するためには生き証人がいる。

 そして今、なんともお誂え向きに、その生き証人が目の前にいたりする。

 先程から、私とセイリオスの話を、締まりのないニヤケ顔で眺めていたもう一人の私の学友――――――チャコールグレーの髪にペリドットの瞳で、こちらもまたご令嬢たちから絶大なる人気を誇る麗しき北の公爵家嫡男、レグルス・セプテントリオーネースが。

 そこで私は、私と同じ十九歳でありながら、どこか少年ぽさを残しつつも、春風のような爽やかさを併せ持つレグルスに視線を向けた。

 もちろんその視線に最大限込めるものは、“レグルス、言うべきことはわかっているよな”という強き要求。というより、ちょっとした強迫。

 しかし口では「私は、そんなことを言ったかな?レグルス、お前は覚えているか?」とすっとぼけてみせる。

 我ながらなかなかの策士だ。されど、こうでなければ海千山千の魑魅魍魎たちが闊歩する王宮では生き残れない。

 どんなに王家と四つの公爵家の結束が固く揺らぐことはなくとも、その利権に絡もうとする輩はあとを絶えないのだ。

 そしてその中を、この二人も私とともに渡り歩いている。なればこそ、皆まで言わずとも私の求めていることはわかっているだろうと、念押しとばかりにレグルスに向かって小さく頷く。

 だがこの時、私は失念していた。とても根本的なことを。それはレグルスの特性ともいうべきもので…………

「あぁ、泣いてた泣いてた。俺たちが二人揃ってそれは無理だろうって言ったら、『私は対等の友が欲しいのだ!敬われながら過ごす学友などいらない!私と友になれ!敬意や礼節などそこらにいる犬にでも食わせておけ!』って偉そうな口調で泣いてたっけ。それで俺たちは仕方がなく『仰せのままに』ってね」

 ……いや、本当に泣いていない。

 そこまで偉そうにも言っていない(たぶん)。

 これでは人聞きが悪いどころか、私の人間性が疑われるレベルだ。

 そしてその話だと、お前は私への敬意と礼節をそこらの犬に食わせたことになるのだが…………

 っていうか、それ以前に空気を読め!レグルス!

 なんのために視線を合わせ、小さく頷いてみせたと思っているのだ!

 ここは「そんなこともあったかな。しかし俺の記憶によると、スハイルは泣いていなかったと思うぞ」が模範解答だ!

 そもそもお前は、“読心”の能力を持つ北の公爵家の者だろう!しかも、現能力継承者はお前だ!

 何故、人の心が読めるのに、空気が読めない!

 まずは人の心を読む能力の前に、空気を読む能力を身に着けろ!!

「うわぁ、なんかスハイルが無茶苦茶睨んでくるんだけど、なんで?俺、今能力を閉じてるから誰の心も読んでないのに」

「………あぁ……そのようだ……な」

 むしろ私が読んで欲しかったのは、心ではなく空気だったのだが…………いや、なんなら今は心を読んでくれてもよかったんだぞ。この際、今後のために合図でも決めとくか?

 そんな提案は当然レグルスに届くことなく、なんならさらりと流されて…………

「だいたいさ、今回の件はスハイルが悪いよ。セイリオスはユフィちゃんのことが心配で心配で今すぐにも帰りたいのにさ……」

「レグルス、“ユフィちゃん”と気安く呼ぶな!」

 すかさず、セイリオスの駄目出しが入る。だがレグルスは、これも馬耳東風で見事にスルーしていく。

「――――スハイルがこうして強引に引き留めちゃっているんだから、そりゃ不機嫌面にも、攻撃的にもなるってもんだよ。王弟だろうと、これからはちゃんと周りの空気を読むようにしようか」

 空気がまったく読めない奴に、空気を読めと諌められる日がくるとは思わなかった……

 私の御学友と称される者たちはこんなのしかいないのかと、思わず天を仰ぐ。が、すぐに――――『いない』と天から即答された気分になり、今度はガックリと項垂れた。

 しかし、これだけは言わせて欲しい。

「私もセイリオスが、ユーフィリナ嬢のことを酷く心配していたのは知っている。だが、公爵家から早馬が到着し、ユーフィリナ嬢も意識を取り戻したため、もう大丈夫だと聞いたのだが?」

「そういうところだよ、スハイル」

「はっ?」

 どういうところだ?と思わずレグルスに向かって目を丸くする。するとレグルスは「これだから傅かれる側の人間って駄目なんだよ」と、王家への不敬とも取れる発言を堂々と口にした後で、言葉を続けた。

「確かにさ、セイリオスのもとにユフィちゃんは無事だという知らせが届いたかもしれない」

「だからレグルス、“ユフィちゃん”と呼ぶな!」

 やはり即座にセイリオスから駄目出しがくるが、それを「はいはい。まったく狭量だねぇ」と軽くいなすついでに、これまたちゃっかりとセイリオスをディスりながら、レグルスはさらに言葉を重ねる。

「いいかい。いくら人から大丈夫だと言われても、たとえその話を持ってきた者がどれだけ信用のたる人物だったとしても、所詮それは聞いた話だ。スハイルだってそうだろう?人からの話、自分の目、最終的にどちらを信じる?問うまでもないよね。つまりさ、セイリオスはさっさと気疲れだけを売りにしているこんなところからおさらばして、ユフィちゃんの無事を自分の目で確かめたいんだよ」

「だから“ユフィ……”まぁ、いい。珍しくレグルスの言う通りだ」

 すごいな、レグルス。とうとうこのセイリオスを妥協させたぞ。そして、気疲れだけを売りにしているこんなところで悪かったな!

 などと思いつつも、確かにレグルスの言う通りだなと思う。

 いくら言葉で大丈夫だと告げられようとも、一見に勝るものはない。心底心配する相手ならば、それは尚更のことだ。

 人であり、そして誰かを想う心がある限り、それは永遠に変わらない。そのため―――――――

「悪かったな、セイリオス。ユーフィリナ嬢が心配な時に、こんなところに引き留めたりして」と告げれば、セイリオスからは「用があるのだろう?ならば、仕方あるまい」とぶっきらぼうに返ってきた。

 しかしそこに、怒りの音はなかった。


 ふう……と肩の力が一瞬で抜け落ちる。

 控えの間に備え付けらえた年代物の置き時計を見やれば、じきに約束の時間となる。そうすれば、もうすぐ残りのもここへとやって来るだろう。となれば、さっさと要件を話し、セイリオスを屋敷へと帰してやれる。

 やれやれと息を吐く。王弟殿下などと肩書はやたらと偉そうだが、実際は気苦労しかない立場だ。それでもこいつらといる時が一番楽だがな……………と、口元を緩めかけたその瞬間、油断大敵とばかりにレグルスが口を開いた。

「それにしても、セイリオスには驚かされたよ。“幻惑”の能力を使ってまで、夜会にあんな袋を3袋も持ち込んでいるなんてさ。あれらの袋は一体何に使うつもりだったのかな?」

 そうだ。セイリオスはそれはそれは大きな黒い袋を“幻惑”の能力で隠し、夜会へと持ち込んでいたのだ。

 それがわかったのは、南の公爵家から早馬が到着した直後のこと。

 セイリオスは颯爽と会場を後にしながら“幻惑”を能力を解いた。瞬間、セイリオスの手には、突如として現れた黒い袋が3袋。

 その奇怪な光景に、あの時会場にいた者は皆して我が目を疑った。

 夜会に、人でも入りそうなほど大きい袋を3袋。一興として夜会で手品をする気ならともかく、セイリオスはそういうキャラではない。にもかからず、黒くて無駄に大きい袋が何故か3袋。

 すべての袋がへなりと力なく垂れていたことからも、中身が空であることだけはわかった。ただ、既に何かを持ち運んだ後でそうなったのか、それともまだこれから何かを入れるつもりだったのか、それすらもわからない。

 セイリオスが消えた会場では、袋への疑問だけが残った。

 つまり問題は、袋が“幻惑”の能力で隠されていたことではなく、その袋の使用用途についてだ。

 正直、聞いてはいけないような気がする。

 私の心の安寧のためにも。

 しかし、怖いもの知らず…………いや、ただただ空気が読めないだけのレグルスによって賽は投げられた。ここはもう覚悟を決めるしかないだろう。

 私は内心でだらだらと汗を垂れ流しながら、セイリオスへと視線を向けた。

 だが、本来慌てるべきはずのセイリオスは、涼し気な顔で長椅子に優雅に腰かけながら、肘掛けで頬杖をついている。

 一体その余裕はどこからくるのか是非とも問いたい。そして可能ならばその余裕を私にも分けてくれ。

 そんな私の切なる願いは届くことはなく、セイリオスは明日の天気でも口にするかのような口調で淡々と返してきた。

「あれらは回収用だ」


 …………………………回収?

 夜会で……………何を回収?

 人が入れそうなくらいの袋で回収って?

 それも3袋ってことは……………

 えっ?えぇっ?えぇぇぇぇぇぇっ⁉


 あぁ、駄目だ!やっぱりこれ以上は聞いてはいけないやつだ‼

 決めたはずの覚悟は脆くも崩れ去り、今は自分の心の平穏へと舵を切ることにする。

 そのためには“読心”の能力者でありながら、まったく空気が読めないレグルスの口を塞ぐ必要がある。

 こんなところでそんな無謀な勇気はいらんのだ!――――――と。

「回収用って、一体何を……」

「レグルスッ‼」

 自分がそれなりの魔法使いだということも忘れ、思わず実力行使でレグルスの口を塞ぐべく立ち上がる。

 が――――――――――

「スハイル様、東の公爵家シェアト・オリエンス様と西の公爵家サルガス・オッキデンス様がいらっしゃいました」

 と、扉の向こう側から声がかかる。

 これこそ天の助けともいえる、絶妙なるタイミング。

 シェアトとサルガスよ。素晴らしいタイミングだ。今すぐお前たちを抱きしめてやりたい。

 扉の向こう側にいるシェアトとサルガスに、この心の声を聞かれれば即逃亡必至なことを考えながらも、「入れ」と王弟殿下としての威厳をその声に乗せ、私は脱力感いっぱいに椅子へと座り直した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る