No.20  夢の中

ずっと眠ったままのあくみは夢を見ていた

そこは遥か昔のさくらの森だった


さくらの木「もうすぐ女神と森の守り人が生まれるよ」

さくらの木はそう話していた

あくみ「女神?」

さくらの木「そう女神だそして君も女神だ」

そうさくらの木が言うと

あくみはキョロキョロ周りを見渡した

しかしそこにはあくみしかいなかったのだった


次の瞬間

森の守り人と女神が生まれた場面に飛んだ

さくらの木「男の子はヒイラギ女の子はツバキにしよう」


2人はすくすくと成長していった


ヒイラギ「おーい!ツバキはやくこいよー」

ツバキ「まってよー!ヒイラギー」


さくらの木の、そばへ、やってきた2人

ヒイラギ「森の守り人は1人しかいない」

ツバキ「私は女神だったのねそして貴女も」とツバキはあくみに手を伸ばし掴んだ


ヒイラギとツバキはあくみをつかんだ

ヒイラギ「俺たちは2人だけしかいないでも君たちは違うそばで泣いてくれる存在がいる」


ツバキ「女神の力を使った反動で今は眠ってるだけ」


あくみは暗い空間を漂う

あくみ「私は女神なんだ…」

音も光ない空間を彷徨っていると声がしてきた


ルー「あくみ…ごめん」

ルーが泣いていた


あくみ「ルー…泣いてるの?でもどうやって目覚めたらいいかわからないの」

あくみもまた1人で泣いていたのだった



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る