No.3 旅路の準備①
翌朝、あくみとたおは目を覚ました。
あくみ「ふあぁ~おはよう」
たお「まだ眠たいね」
どこからかいい匂いがしてきた。
2人はくんくんと匂いを嗅ぎなからベットから出る
いい匂いのしたのはキッチンからだった
そこにはルーがいた
ルー「2人ともおはよう手を洗っておいで僕がご飯を作ったよまぁー人間たちが森で作っているところを覗いて真似しているだけだけど美味しいといいな」といい照れくさそうに笑う
ルーが作ったのは、野菜スープとパン
2人は匂いのせいで大きなお腹の音がぐうぅーっとなった。
あくみ「このふわふわなまんまるいのもルーが作ったの?」とパンを指さしながらいう
ルー「それはね人間が持っていたものを真似て魔法で出したのさ僕たちは人間みたいに食べ物をたべなくても生きられるんだ!」
たお「いただきます!」
パクっとたおがスープを1口たべる
たお「んーー!んまぁい!美味しい」
それを見たあくみが1口パンをかじる
あくみ「ふわふわだ美味しい」
たおがルーに言った
たお「味は美味しい…美味しい時に感じるこの不思議な感じはなに?」
あくみ「ほんとになんだか暖かくてすごく不思議な感じ」
そう2人が言うとルーは悲しそうに言った
ルー「ごめん…僕には教えてあげられない
」
2人は顔を見合わせてルーに
あくみ「もし私たちが旅をする中でこの不思議な感じがなにかわかったら今度はルーたちに教えてあげるよ!」
たお「いろんな気持ちも教えてあげられるように僕たちいろんな場所に行くよ」
そしてルーを見てニコッと笑った
ルー「うん待ってるよありがとう」
あくみ「そういえばフィーとミーは?」
ルー「あぁ2人なら外で旅の支度をしてるよ」
そういわれて2人はご飯を食べてそっと外を覗いてみる
フィー「うーんこれであってるのかな?」
ミー「これで足りるかな?」
そう言いながら2人は忙しなく飛び回っていた
ガチャっとドアを開けると
洋服
靴
鞄いろんなものが並んでいた。
あくみ「フィーとミーおはよう」
たお「これ僕たちの為に?」
フィーとミーはあくみとたおの方をみて笑う
ミー「ルーが朝ごはん係だったからルーだけずるいと思ってでも私もフィーも料理できなくて」
フィー「そしたらこんなことしか出来ないし2人の為に私たちもなにかしたかったの…」
と恥ずかしそうに言う2人
あくみ「…あ…ありがとう」
たお「本当にありがとう」
2人はビックリしながらそう言った
ルー「でもまだ杖がない杖の材料だけは2人が集めなければいけないんだ自分の髪の色と同じ色に光る材料を集めてきて」
そういうと2人は自分の髪の色と同じ色の光る方に歩いてゆく
だけどそれは別々の道だった
あくみはピンクに光る道へ
たおはみどりに光る道へ
歩いてゆくのだった…
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