最終話 私を崇める者に幸福を…………それ以外はさようなら ★


「これ、意味あるんですかねー?」


 俺の隣にいる部下の男が俺だけにしか聞こえない程度の声で聞いてくる。


「やることに意味があるんだよ。家族は諦めてないってこと」


 正直な話、俺だって、もう無理だろうと思っている。


「それにしても、今年は多いですね」


 部下の男はそう言って、目線を前に向けたので、俺も前を見る。

 俺達の視線の先には大勢の人が集まっていた。


 ここは今や世界で一番有名な高校だ。

 2年前に神隠し事件が起きたからである。

 教師、生徒合わせて総勢447名が行方不明になったのだ。


 今日であれからちょうど2年になる。

 2年経ったこの日にこれだけの人が集まっているのは行方不明者の捜索をするためである。

 ここには行方不明になった親族やボランティアで集まった人が高校の校庭に集まっているのだ。


 もちろん、俺達マスコミもいる。

 あの事件から2年経つが、いまだに神隠し事件の熱は冷めない。

 あの事件を引き起こしたと言われているカルト教団は叩けば叩くほどホコリが出てくるからだ。

 よくもまあ、この現代社会であそこまでやるもんだと感心できる。


「確かに今年は去年より多いな……」


 去年は日曜だったこともあったし、1年という節目だから集まった人も多かったが、今年は平日だというのに去年以上に集まっている。

 1000人はいるんじゃないか?


「それほどまだ幸福教団への関心があるってことですかね?」


 まあ、そうかもしれない。

 実際、いまだに幸福教団の特集は視聴率もいい。


 ここに集まっている人は親族以外でどれだけが真剣に捜索をするんだろうか……?

 ここは森や山ではないから正直に言って、捜索する意味なんてない。


 野次馬や興味本位なのはまだいいが、動画を撮ろうとするヤツもいるんだろうなー……

 まあ、俺達テレビ関係者が言えたことじゃねーけど。


「だろうな。実際のところ、お前はどう思う? 本当に神隠しがあったと思うか?」

「いやー、大きな声では言えないですけど、ないでしょ。俺は人身売買説かなっと」


 神隠し事件は多くの憶測を呼んでいる。

 その中で一番有力なのが人身売買説である。

 要は生徒達を誘拐し、他国に売ったんじゃないかということだ。

 そして、幸福教団の幹部達は高飛び。


 どうやって他国に行ったのかとか、どうやって誘拐したのかと色々とおかしい点はあるが、この説が一番現実的なのだ。


「しかし、首謀者がこの少女なんだよなー」


 俺はスーツの胸ポケットから1枚の写真を取り出して、見る。


 写真に写っているのはこの高校の制服姿でピースをする10代の少女だ。

 可愛らしい顔立ちをしているし、ネットでは色んな意味で人気となっている。

 とてもではないが、この少女が人身売買のためにテロを行い、1万人と言われる信者を持つ教祖には見えない。


「人は見かけにはよらないってやつでしょ。こいつの親や親族が不審死しているですよね?」


 あれから報道のために色んな調査をしたが、こいつの親は強盗に殺されているし、親戚も相次いで事故死している。

 もっと言えば、こいつが通っていた小中学校の教師も何人か死んでいた。


 正直、こいつはクロだと思っている。


「怖いよなー。こいつの何がそうさせるんだろうか……」


 最初は幹部達の傀儡か何かだと思っていたが、調査を進めれば進めるほど、こいつのヤバさが出てきたのだ。

 行方不明になっている教団員幹部の中には戸籍すらない者が何人かいるし、幸福教団のヤバさは群を抜いている。

 だから2年経った今でも人々の熱が冷めないのだ。


「皆様、今日はお集りいただきありがとうございます」


 スーツを着た初老の男性がマイクを手に持ち、校舎の前に設置された壇上で挨拶を始めた。


「始まりましたよ」

「見りゃわかるよ。ウチの班は?」

「大丈夫です」


 まあ、ちゃんとやるか…………


 俺が壇上の男の話を聞きながら長いなーと思っていると、ふと、タバコの匂いが香ってきた。

 すると、急に俺の肩にポンと手を置かれる。


「よう、真面目に仕事をしているか?」


 俺が声をした方を振り向くと、タバコを咥えた怪しげな男が前を向いて、壇上の男を見ていた。


 なんだ、こいつ?


「あんた、誰だ? というか、さすがにタバコはやめとけよ」


 当然、校内は禁煙なのだが、それ以前の問題だ。


「まあまあ。それよか、面白いものが見えるぜ。報道関係者なら見逃すなよ」


 俺は本当に誰なんだ、こいつと思ったが、関わらない方がいいと思い、前を向く。

 すると、俺の目の前に黒い渦が現れた。


「な、なんだ!?」


 俺の部下が思わず、大きな声をあげたため、集まっている人の注目がこちらに集中する。


「え!?」

「何あれ!?」

「デモンストレーションか何か?」


 集まっていた人達も黒い渦に気付き、ざわつき始めた。


 そして、渦から4人の男女が現れた。


「え!?」


 さすがに俺の声が出てしまった。

 見たこともない渦が現れたと思ったらそこから人が出てきたのだ。

 状況がまったく理解できない。


 俺はふと、隣にいる怪しい男を見ると、男は驚いておらず、さっきと同じくニヤニヤと笑うだけだった。


 急に現れた男3人と女1人はぼーっと校舎を見ている。


 こいつら、一体なんだ?

 4人共、ぼろっちい服を着ているし、杖を持っているヤツもいる。

 というか、帯剣してるぞ!

 ヤバくねーか?


「――ヤマトッ!」


 この場にいる全員が固まり、静かになっていたのだが、急に叫びにも似た女性の声が響いた。

 すると、集まっている人混みの中から年配の女性が出てきた。

 その女性はわき目もふらず、4人の男女に走って近づく。


「え? あ、母さん」


 は?


 年配の女性は帯剣している男に抱き着いた。


「ヤマト! 良かった! 良かったぁ!」


 男に抱き着いた女性は涙を流し、喜んでいる。


 え? どういうこと?

 もしかして、この4人って、行方不明になっている生徒さん?

 は?


「いやー、感動の再会だなー。な? 良いもん見れたろ?」


 胡散臭い男が俺の肩を抱きながら笑った。


「状況がよく……」


 わからない。


「いいんだよ。感動しとけ! 俺も涙が出そうだぜ!」


 男がまったく感動してない様子で笑うと、4人の中の1人の男がこちらを見た。

 そして、ものすごい形相になると、腰の剣を抜く。


「氷室ーっ!」


 男は叫びながら俺に剣を向けた。

 いや、俺ではない。

 俺の肩に腕を回している隣の男にだ。


「え?」

「ひ、氷室!?」


 他の男と女もこちらに注目する。

 そして、両者とも、すぐに持っている杖を構えた。


 お母さんに抱き着かれているヤマト君とやらもすぐにお母さんを引きはがすと、腰の剣を抜き、構えた。


「ヤ、ヤマト……?」


 さすがにお母さんは状況がわかっていない。

 いや、この場にいる全員がわかっていない。


 ……この生徒達らしき4人と隣の男を除いて。


「こらこらー。親をそういう風に扱ったらダメだろー」

「黙れ、氷室! お前が何故、ここにいる!?」


 ヤマト君が剣をこちらに向けながら叫ぶ。


「いてもいいじゃねーか。それにしても、久しぶりだなー。元気だったか?」

「氷室、殺す!!」


 最初に叫んだ男が剣を構えたまま、腰を落とした。


 え? 斬りかかる気!?

 俺もヤバくねーか!?


「まあまあ、落ち着けよ、間島ー。おっさんがびびってんじゃん」


 おっさんって俺か?

 まあ、俺だわな……いや、どけ!

 ヤバいって!


「間島先輩、落ち着いて!」

「そうです。人質が!」


 あ、やっぱり俺って人質か。


「でも、武器を持ってるようには……」


 おい、女!

 かわいい顔して何を言ってんだ!?

 どう見ても、こいつはかたぎじゃないだろ!


「おいおい、俺を誰だと思ってんだ? 素手で人の首を折るくらい余裕だぞ」


 ほらー!

 ってか、怖っ!


「クッ!」

「その人を放せ!」


 そうだ、そうだ!

 でも、武器を持ってるのはそっちっていうね。

 本当に状況がよくわからない。


「まあまあ、ホントに落ち着けって。俺のことなんかどうでもいいの。それよか、あっち」


 氷室とかいう男が顎で前方を差した。

 そちらには壇上があり、初老の男性がマイクを持って立って……いなかった。


「え?」

「か、神谷っ!」

「いつの間に!?」

「クソ! どうなってる!?」


 どうなってるはこちらが聞きたい。

 さっきまで壇上にいた初老の男性はこの高校の制服を着たメガネの少女に跪いている。

 そして、その少女の肩にはマシンガンがかけられていた。

 エアガンか?


 この場にいる者すべてが状況を理解できていない。

 さっき変な格好をした生徒らしき4人が現れたと思ったら今度はマシンガンを持つ少女が現れたのだ。


 異常なことが起こりすぎている。

 明らかに普通ではない。


 神谷と呼ばれた少女はチラリとこちらを見たが、すぐに前を向き、集まっている人達を見下ろした。

 すると、集まっている人達の半数近くがその場で跪き、両手を合わせ、祈りだす。


「お、おい、あれは何だ?」

「あいつら、何をしてんだよ!?」

「これも何かのデモンストレーション?」

「あの子も行方不明者?」

「でも、マシンガンを持ってない?」


 跪いていない人達が再び、ざわつき始めた。

 このままではパニックになりそうだ。


「静粛に!!」


 壇上にいる神谷とかいう女子がマイクに向かって叫んだ。

 マイクに向かって叫んだため、ものすごい音量で響き渡り、周囲のざわつきが収まる。


「同志たちよ! お前達の祈りは届いた! 今こそ、絶対の神であらせられるひー様が降臨する! お前達を幸福に導き、救ってくださるだろう!」


 神谷がそう言うと、神谷の上空に1人の少女が現れた。


 その姿は赤い。


 白い顔に赤い着物、そして、黒い髪に金の髪飾りをつけた少女が宙に浮いていた。


「ああ……ヒミコ様!」

「我らが主よ!」

「偉大なる幸福の神よ!」


 跪いていた者達が宙に浮く少女に拝み始めた。


「ヒ、ヒミコ……!」

「な、なんで!?」

「死んだはずなのに!」

「神殺しを受けたはずだぞ!」


 さっき転移してきた4人が驚愕している。


 ヒミコ……

 幸福教団の教祖……

 カルトの親玉の佐藤ヒマリだ…………

 今、日本で……世界で一番有名であろう女子高生が突如現れ、そして、宙に浮いている。


 だが、皆、騒がない。

 ピクリとも動かない。


 俺もそうだ。

 声が出ない。

 身体すら動かない。


 心の中は大騒ぎなのに、何故か、身体はまったく動けない。


 そして、急に視界がおかしくなり始めた。


 片目は今まで通りなのだが、もう片方の目がおかしい。

 俺は横から佐藤ヒマリと神谷を見ているはずなのに、もう片方の目は正面から2人を見ているのだ。


 これは夢だろうか……


「こ、これは!?」

「啓示!?」

「こっちの世界でも使えるの!?」

「ま、まさか、世界中の人に見せているのか!?」


 こいつらはしゃべれるらしい。

 でも、啓示ってなんだ?

 世界中の人に見せるってなんだよ……


 もう意味が分からない……


 ヒミコはゆっくりと壇上に下りていく。

 その姿は本当に神のようだった。




 ◆◇◆




「清聴! ひー様のありがたいお言葉だ! 心して聞け!」


 ミサがいつもように叫ぶが、マイクを置いてほしい。

 啓示をしているんだから普通にしゃべっても聞こえるし、音割れがうるさい。


 私は近くで跪いているおっさんに目で合図を送った。

 すると、おっさんはすぐに意図を読んでくれ、ミサの所に行って、耳打ちをする。

 ミサは不満そうな顔をするも、すぐにマイクをおっさんに渡し、後ろに下がった。


「皆様、ごきげんよう。私はヒミコ。幸福の神、ヒミコ。今、この世界のすべての人に私の姿と声をお届けしています。仕事中の人は手を止め、寝ている人は起きて下さい。それと運転中の人はすぐに止めてください。事故を招きますからね」


 危ないからね!


「さて、世界の皆さん、あなた方は幸せですか? きっとそうではないでしょう。苦しみ、嘆き、悲しんでいることでしょう。私はヒミコ。幸福の神、ヒミコ。皆様の幸福になりたいという願いから生まれた神です。だから私はあなた方を幸福へと導きます。皆さん、幸福を願いなさい。それこそが我が幸福教の教え。ただただ祈り、願いなさい」


 ふふふ。


「ですが、残念ながら私の幸福教を否定する者もいます。たとえば、兵器を持つ国、治安を脅かす犯罪者、私の子供達を不当に害する警察…………何故でしょう? 何故、幸福教を否定するのです? 何故、私を認めないのです? 私こそ、絶対なる神。何もしない愚かで無能な神々がそんなにいいですか? ダメです。私が認めません。このままでは皆が不幸になります。ですから、私はとても良いことを考えました…………世界中の人達がみーんな、幸福教に入信すれば良いのです。そうすれば、争いもなく、平和になります。皆が幸せになり、笑顔にあふれる世界となるでしょう」


 何という素晴らしいアイデア!

 これが本当の天啓!


「では、10秒ほど待ちます。皆、私に従いましょう! 私のために祈りましょう! 私を崇め、愛するのです。そうすれば、幸せになれます。では、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、はい!」


 あれれー?

 全然、信者リストに名前が増えないぞー?


「…………私は悲しい」


 私は袖を目元に持っていく。


 目薬、目薬……

 あ、出しすぎた。


「どうしてでしょう? どうして私の言うことを聞けないのでしょう? おかしいです……………そうですか……やはり皆さんは毒されているのですね! きっと愚かな神や権力者に洗脳され、真実に気付けないのです! 哀れな…………わかりました。では、私が救いましょう! この腐った世の中を浄化し、あなた方の曇った目を綺麗にして差し上げます! それこそがこのヒミコの使命!」


 私がそう言ったところでサイレンが鳴り響いた。

 警察が駆けつけてきたのだ。


 実に良いタイミングである。


「んん? 何でしょう? 私が啓示を行っているというのに邪魔が入りました おやおや? 何故か、警察が来ました。そして、銃を向けてきました。どうしてでしょう?」


 なお、この警察はぜーんぶ、私の子だ。

 サクラだね!


「ヒミコ、動くな!」

「そこの女、銃を捨てなさい!」


 駆け付けた警察は私とミサを囲むと、銃を向ける。

 ってか、村上ちゃんもおるし……

 笑わせんなっての。


「ヒミコ!!」


 おっと、リースの魔法にかかっていない結城君まで来た。

 しかも、いい感じに剣を構えている。


「…………これが皆さんの答えですか? 私の幸福を否定し、ついには私を殺そうとする…………神である私を殺す…………ふふふ、愚かな…………ミサ!」

「はい」


 後ろに控えていたミサが前に出てきた。


「私は人間共にずっと言いたかったことがある…………」


 言っちゃえ、言っちゃえ!


「私を無能と呼ぶな! 私をバカにするな! 私は一生懸命やったんだ! なのに、ちょっと失敗したくらいで蔑むな!!」


 ちょっとかな?

 あと、あんたをバカにしたのはあっちの世界の古代人でしょ。

 多分、皆、こいつ誰?って思ってる。


「幸福教を否定する者よ、私を無能と罵る人間共よ…………思い知るがいい! この私の力をな!!」


 ミサはその場で両腕をあげた。


「見せてやろう! お前らがバカにした私のスキルだ! この≪絶対の平和≫の力を味わうがいい!!」


 ミサが叫ぶと、空が光り輝いた。

 そして、その光は大地に落ちる。


 光は一瞬にして大地を覆うと、すぐに収まった。


「え!? あれ!? 剣がない!」


 結城君が驚いたように自分の右手を見る。


「銃はどこ!?」

「落としたか!?」


 警察(サクラ)も慌てる。


「あははー! 平和だ! これが平和だ! 武器なんていらない! これこそが平和だ!!」


 よかったね。

 でも、下がってよ。

 私がしゃべれないじゃん。


『ミサ、ミサ、下がって。まだ続きがあるでしょ』


 私は念話でミサを止める。


『あ、そうでした。つい、昔を思い出しまして…………』


 ミサは謝りながらすぐに後ろに下がった。


「世界中の皆さん、今、私の巫女の力により、この世のすべての武器が消え去りました。銃も爆弾も剣も何もかもです。私は平和を愛する。皆様はこれで戦えません。そうですね? でも、いまだに私に従ってくれません。だから愚かな皆様を目覚めさせたいと思います」


 もはやお前達は何もできない。

 武器も兵器もないお前達なんか、女神教の兵士よりも脆い。


「さあ! 私の子供達! 立ち上がるのです! この世の悪を消し去りなさい! 私に逆らうゴミ共を一掃するのです!」


 私は≪絶対の天授≫を使い、目の前で跪く子供達の前に大量のマシンガンを出した。


 ミサの≪絶対の平和≫は人が作った武器を消し去る能力。

 神が作った武器には効力がない。

 だからアテナのスキル付与には効力がなく、アテナに勝てなかった。


 つまり、私の出した武器は消えない。


 跪いている私の子供達はマシンガンを拾い始めた。


『リース!』

『お任せあれ!』


 私がリースにお告げで合図を送ると、すぐに上空に巨大な真っ黒い渦が現れる。

 そして、その渦から数十機の軍用ヘリが現れた。


「世界中の皆様、私はこの世を救うために戦うことを決意しました! 今、今日この日を持って、我ら幸福教団は私に従わないすべての国に宣戦布告します!」


 ヘリ達は作戦通り、まっすぐ国会議事堂に向けて飛んでいく。


 ふふっ。

 これが私の平和。

 これこそが幸福。

 だって、私に従わない人間を皆殺しにすれば、すべてが解決するんだもん。


「はは…………あはは!」


 ああ、ついにだ……

 ついに私の夢が叶う……!



「平和を乱す者よ、幸福を否定する者よ、私に逆らう愚か者よ………………死ね」



 この日、最後の戦争と呼ばれる大虐殺の戦争が勃発した。



 ~Love&Peace エンド~

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