第14話 惰眠

「目が疲れてるな…」


もう外は明るくなり

日付も変わり…

疲れた目を擦りながら

明日の為の準備を進めた。


俺は明日必要な書類を

バッグに入れ、

サバイバルナイフを引き出しに仕舞い

外を眺めた。


「明るいな。」


気を紛らわす様に

ショットグラスに

ウィスキーを注ぎ一気に飲み干す。


アルコールが鼻腔を刺す。


何時だったか…

昔、映画で見た

リボルバーを手入れする

殺し屋の寡黙で物静かな佇まいに

殺し屋(プロ)はこうあるべきだと

思っていた。


そんな事を思い出しながら

何杯かショットグラスを空け

俺は眠りについてしまった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る