【第八片】 自業自得を地で行く男
「よし、昼飯じゃんけんしよう」
「え、突然どうした、風馬」
突然の風馬の言葉に、浩正はそう答えた。
今日はまだ、入学式の次の日であり、今日も午前中で学校が終わったからからだ。
「よっしゃ行くぜ、俺が勝ったら奢ってもらうぜ!!じゃーんけん!!」
「「ポン」」
風馬が出した手はグー、浩正が出した手はパー。つまり、浩正の勝ちだ。そして、しばらくの沈黙の中、浩正が口を開いた。
「僕の勝ちだけど、この場合は風馬が奢るってことでいいんだよね?」
という浩正の言葉に、風馬は静かに頷き。
「俺が…奢ります…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます