10歳 2カ月 称号【世界最強】

 2020年 5月〇日


 前、色々あって、俺のステータスを異能【ラノベ的鑑定】によって鑑定して貰えた訳なのだが。そういえば俺そのステータスを見せて貰ってないって思って、異能管理局いってステータスを確認させて下さいって言いに行ったわけだ。

 普通に教えて貰えた。別に特に何事もなく、はいって感じです俺のステータスが書かれてある紙を渡された。

 いやはや用意がいいですね。


 そういえば【ラノベ的鑑定】持ちの異能力者さん俺の鑑定をした瞬間に失禁してたけど、大丈夫か?みたいなのを思い出して聞いてみたら、どうやら勝手に鑑定したことを怒られないか心配して、恐怖?で失禁したらしい。

 別にそんなことで怒らないのに、むしろ俺のステータスを知れるというめちゃくちゃに面白いことをしてくれたから、お金をあげても良いくらいなのに。変なのって一瞬思ったが、ラノベだと、勝手に鑑定するのはマナー違反的な風潮があるし。なんか納得はした。

 まあ、そこら辺はどうでもいいや。

 そんなこんなで教えて貰えた俺のステータスはこれだ。


 

 名前 上野泰斗 

 年齢 10歳 

 性別 男 

 種族 人間

 MP 76782


 異能

 【影分身】(極僅かな体力消費でMP完全保持&スキル完全保持の影分身を生み出すことが出来る。なお影分身は一定以上のダメージを受けると自壊する。自壊すると影分身の経験が本体に反映される)

 

 スキル

 闇魔法・極 四代元素魔法 速読 空間魔法 二刀流・極 我流武術戦闘特化・極 身体能力大幅強化 体力超上昇 精神超強化


 称号

 闇魔法の天才 読書家 理外の領域 オタク 世界最強 ラノベ好き 超精神




 なるほどって感じのステータスだった。

 まあ、普通に強いね。というか強すぎるね。

 平均的なというか、普通の人の魔力量がほぼ全員1という中、76782という恐るべき魔力を持っている。

 つまり常人の76782倍も魔力を持っているということだ。

 普通に化け物だな。それは称号に理外の領域とかいうステータスが出るわけだ。文字通り理の外にいる存在だもんな。


 で、次に驚いたのが異能の表示が変わっているということだ。

 俺が6歳になって異能を授かった時は影分身を使えばその分、体力が等分される的な表示だったと思う。

 なのに、今は、極僅かな体力消費でという、夢のような素晴らしい表記に変わっている。

 もちろん、薄々そんな気はしてたけど、それでもこう表記されるってだけ、俺の異能【影分身】は成長、いや進化したってことだ。

 そう考えると何というか少し感慨深いものを感じる。


 自分の異能が強くなって、それが目に見える形で表示されたんだ。嬉しくないわけがないわな。


 スキルの欄は割と予想通りではあった、やっぱり闇魔法は持ってたし、なんなら極という明らかに強そうな感じで表記されている。

 それはまあ、あれだけ闇魔法の才能に溢れて闇魔法を練度高く扱えるんだ。納得はする。ある意味で当たりだな。むしろ違ったらおかしいわってレベルだ。

 四代元素魔法も、まあなるほど持ってるよなって感じだし、アイテムボックスを使うために努力したんで、空間魔法のスキルが使えるのも納得だ。

 いつも本を読んでるおかげで、速読のスキルもついてるし、武術を極めまくってるので、獲得したんだなってのが分かる、二刀流・極と我流武術戦闘特化・極も納得がいく。

 というか、持ってなかったらおかしいわな。

 そんで最後の補助系統スキルって感じの身体能力大幅強化に体力超上昇に精神超強化、この3つも、納得がいった。

 何だかんだ人間辞めている身体能力を手に入れた俺だったが、やっぱりそういうスキルが生えてたかって感じだ。

 じゃなかったら素で人間辞めてることになるからな。

 体力超上昇に精神超強化はまあ名前が何となくカッコいいから結構気に入ってる。


 スキルはこんなものかな?


 次と言うか最後の称号だ。


 称号もどれも納得はいく、闇魔法の天才はそれはそうだなって思うし、読書家にオタクにラノベ好きも、まあ、うん。確かにその通りですとしか言いようがない。

 いや、何というか称号にオタクってラノベ好きって。何というかねえとは思う。

 何ならオタクとラノベ好きに世界最強という世界最強というのを示す世界に一人だけ与えられる至極の称号がサンドイッチされてるっていう。まあ、いやはやちょっとアレですね。見栄えと言うか、何というか。

 いやまあ、気にするのも面倒だしいいけど。いいけどね。多分。知らんけど。


 理外の領域とかいうクソカッコいい称号は、まあ、魔力量が人間辞めてるからついた称号だと思う。

 超精神はスキルで精神超強化とかついてるから生えてきたと思う。詳しい効果は知らん。


 以上。

 ステータスはこんなもんかな。


 まあ、今回のステータス閲覧で一番嬉しかったのは、世界最強って称号があったことだな。


 以上

 終わり。


 また気が向いたら日記を書いていきましょうっと。


――――――――――――


補足説明

前話で出した本来の主人公のステータスを一応乗っけておきます。

確認する為に一々前の話に戻るの面倒だと思うので。


名前 上野泰斗 

 年齢 10歳 

 性別 男 

 種族 人間?(人間80% 死霊王5% 闇王15%)

 MP 76782


 異能

 【影分身】(極僅かな体力消費でMP完全保持&スキル完全保持の影分身を生み出すことが出来る。なお影分身は一定以上のダメージを受けると自壊する。自壊すると影分身の経験が本体に反映される)

 

 スキル

 闇魔法・極 四代元素魔法 速読 空間魔法 二刀流・極 我流武術戦闘特化・極 身体能力大幅強化 体力超上昇 異常精神 異形精神 


 称号

 死霊王(5%) 闇王(15%) 人外の化け物 死霊神の才能 闇神の才能 読書家 理外の領域 オタク 世界最強 ラノベ好き 狂人 異常者 虐殺者 鏖殺者 


 まあ、文字通り人間辞めてますね。

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