7歳2か月 転校生
2017年 5月〇日
学校が始まって暫く立った5月。
僕のクラスに転校生がやって来た。
普通、来るとしたら学校始まりじゃねと思ったが、お父さんの転勤?ってやらが社員が突如失踪したとかで突然訪れたらしい。
まあ、僕にはよく分からないが会社ってのは理不尽なんだろう。
そんなわけでやって来た転校生は一言で言えば凄く可愛かった。
長髪黒髪、黒目、肌は白く、目鼻立ちは非常に整っており、何というかライトノベルで見るレベルのロリ美少女って感じだ。いやロリ美少女って意味的に重なってないって思ったが、まあ、それはそれ、これはこれだ。
まあ、いいやどうせこれは日記だし。気にする方があほらしい。
後、何となくだけど、彼女を見た時に頭にライトノベル含め様々な本で目にするYES!ロリータNO!タッチという言葉がよぎった。
といっても僕の年齢を考えればセーフだけどね。同い年だし。つまりYES!ロリータYES!タッチということだな。知らんけど。まあ、僕子供だから詳しいことは分からないかな。
はい。嘘をつきました。子供だけどライトノベルの影響で知ってます。具体的には最近読んだ、回復術っと、おっとこれ以上はいけないな。なんか嫌な予感がした。
さて、冗談はさておき、転校してきたロリ美少女の名前は小篠 芽衣というらしい。
一瞬、最近読んだ某超有名シリーズの最強ロリキャラである吸血鬼と漢字は違うけど、名字が同じだなと思ったが、そんな感想を抱くのは僕ぐらいだと思う。
大体あのシリーズを小学2年生が読むもんじゃないしね。
まあ、ここからは日記内で小篠さんと呼ぼうか。そもそもリアルでも小篠さんって呼んでるし。
そんな小篠さんは何とビックリ異能者だった。
小篠さんの異能は【啓示】
一切のなんの前触れもなく神?から啓示を授けられるらしい。ただし、授けられる内容は完璧にランダムで指向性すら持ってないらしい。
まあ、何というか非常に使い勝手の悪い異能だ。
それでも様々な情報を授けられており、知っているらしい。といっても啓示の異能によって得た情報は基本的には使えない情報がほとんどな上に、難しすぎてイマイチ何を言ってるか分かってないらしいけど。
今書いた内容はあくまで小篠さんの自己申告だから本当かどうかはよう分からんが。
それでも確かに言われてみれば納得はする。ランダムな情報がいきなり頭に流れ込むんだ。それを小学2年生に理解しろってのは酷な話だわな。
え?僕?僕は本を読んでて影分身出してるから普通の小学2年生じゃないと思うよ。多分精神年齢はクッソ高いと思う。知らんけど。
まあ、以上かな。
といっても今の所、小篠さんとはさして関りはない。
それはもちろん転校生だし、美少女だし、話しかけてある程度喋ったが、せいぜいそれだけ、やっぱり遊ぶなら同じ男の友達の方が良いし、小篠さんも新しく女子の友達を作って楽しそうにしている。
何だかんだで男は男と女は女と一緒にいて遊ぶ方が楽しいのかもしれないな。まあ、詳しくは知らないけど。
まあ、いいや、さて成長の記録でも書いてくか。
まずここ2カ月で出せる影分身の数は14体程増えた。
自分でもかなり成長したなと思う。
因みに足の筋肉はかなりついてきてるように見えて、思ったよりもついていない。正確に言えば筋肉が付かないように気を付けている。具体的にはプロテイン等は飲まないようにしてるし、積極的にささみを食べて筋肉増強とかはしないようにしてる、後は筋肉痛が来るレベルまで全力疾走はしないようにしてるとかかな。
一応本でも読むし、ネットで調べても出てくる上に、お父さんから言われたのだが、子供のうちに筋肉をつけると身長が伸びにくくなるらしい、流石に俺も身長が伸びないのは嫌なので、筋肉をつけすぎないように気をつけようねって話だ。
ほんで、魔法の方はまだ空間魔法・異空間もといアイテムボックスを使えるようにはなっていない。使おうとしたら相も変わらずにすぐに俺の影分身は自壊をする。
見てて痛々しいなって思うが、今更だな、まあ還元の反動が少し苦しいのは欠点だな。僕が最強へと至るためだそれはしょうがない我慢しよう。
それでも少しずつ、本当に少しずつではあるが、アイテムボックスを発動させようと努力をすると、空間がゆらいでるような感じがして来た。
これはもうそろそろ出来るようになるんじゃないっていう、淡い期待を込めつつ、今も続けている。因みに面倒なんでどれだけ魔力が増えたのかってのはやってない。
まあ、それでも魔力は増えているというのは分かる。
明らかに自分の器?のようなものが大きくなっているのを感じるから。
といってもあくまで何となく、そう何となく感じるだけで、そこまで大それた感じではない。
まあ、いつかはアイテムボックスを使えるようになって、何もない空間に自由に物を出し入れできる鞄要らずの便利な生活が出来るだろう。
多分。知らんけど。
取り敢えず今日の所はこんなものかな。また気が向いたら日記を書いていきますか。
じゃあ、続きは未来の僕よ。頼んだぞ。
―――――――――――――――――――
面白いと思って頂けましたら星やハートを頂けると嬉しい限りです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます