第2話 お伊勢参りに

整備工場の社長目線です


VFR30 と GSX28 がお伊勢参りに行こうとか言っている

VFR30 は末期がんの走り

GSX28 は多少落ち着いた


GSX28 が社長も 伊勢参り 伊勢うどん食いに行きましょう

誘ってくる

いま 俺のバイクは アメリカンのリッター

400なら相手なら そうは やらかさん


じゃいくか

 東名阪のると 事故渋滞 30km


まいったなぁ と思っていると VFR30 が路肩を爆走

続いてGSX28も路肩を爆走

ついていくしか無い

3桁に入っても追いつかない


なんとか追いついて 3桁で路肩


事故渋滞が終わって 前が空く

ほっとする間もなく VFR30がフル加速

続いてGSX28もフル加速


リッターのアメリカンでフル加速いても追いつかない


VFR30は末期がんの走り それは解ってるが

GSX28は落ち着いたんじゃなかったのか


GSX28が600のパワーでVFR30の前に出て

VFR30 を押さえて130ペースにしてくれる


追いついて130ペースで東名阪


お伊勢さんにお参りをして 伊勢うどんを頂く


もうこの二台とは東名阪は走りたくない

帰りはフェリーに乗って知多半島経由と決める


知多半島 そこには知多半島道路がある


ゲートを潜った旬感からVFR30がフル加速

GSX28も フル加速


あっと言う間に見えなくなる とてもついていけない


翌週 VFR30 が来て「社長 どうして遅れたの」と訊く


「そんなもん お前らの末期がんの走りには付き合えん」


とはっきりと宣告する


二度とコイツラとのツーリングには行かないと誓った社長

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