昼休み (学校案内編)

弁当を食べ終わり、坂守たちは織原さんに学校案内する為に一度事務室に行き学校の全体図を貰いに行った。

事務室から一度教室に戻り弁当を片付けた。


「よーし、織原さんに学校案内しちゃうぞ!」

『オーー!』

「あぁ、、」

「むぅー、西園寺くんそこは一緒に揃えるところでしょう」

「す、済まない」


少しめんどくさく答える西園寺に中野が注意をする。


「本当にありがとうございます」

「いいってことよ、後俺が最初に言ったことだしな」

「気にしなーい、いつでも私たちを頼っていいんだからね!」


俺達は教室を出て、校舎を回ることにした。

校舎は四角形に出来ており、

北側に、1年生の教室(玄武棟)

西側に、2年生の教室(白虎棟)

南側に、3年生の教室(朱雀棟)

東側に、授業の実習で使う教室がある(青龍棟)

また、別個に体育館、武道場、弓道場、食堂などは、東側の校舎の渡り廊下を歩いて行くことになる。


「さぁって、今居るところは玄武棟だから、詳しく案内するよ」


今居るところは、一年の教室がある一階の部分で、階段を上がると図書室と多目的室室がある。

織原さんたちは、三条を先頭に階段を上がっていく。


「ココがこの棟の目玉の所で教室の広さ約4倍の広さを誇る図書室だよ~!」

「西園寺くんがよく来ているから詳しいと思いますぅ」

「おい、中野なんでそんな事を知っているんだ!」


なんだか、もめているようだが坂守と織原さんは、図書室に入った。


「うわぁー、凄いですね」

「あぁ、一回しかきた事がないがいつ見ても凄いな」


そう、この図書室は様々なジャンルの本があり、ほとんどの事は大抵わかる

夏はクーラーの涼しい風を当たりながら、冬は暖房の効いている部屋なので家で勉強ができない人はテスト前に勉強をしに来ている。


織原さんは、ライトノベルなどがおいている本棚に向い

本棚をジッと見ていた。


「どうしたの、織原さん?」

「・・・・・・」


坂守は心配になり声をかけたが無視されてしまった。

西園寺らが図書室に入ってきて、坂守に近ずき、真剣な眼差しで本棚を見ている織原さんを不思議そうに見ていた。


「あった、、、!」


嬉しそうな声を出して、本棚から一冊の本を取り出した。


「その小説がどうかしたの?」

「この小説は、私の好きなアニメの原作の小説なんです、昔の小説なのでどこにも売ってなくて」

「私もそのアニメをよく見てたですぅ」


織原さんは直ぐに小説持って、貸し出しのカウンター席にもって行った。

本を借りた織原さんは満足そうに図書室を出た。


次に向かったのは校舎ではなく、校舎西側の、渡り廊下を渡った後にある、食堂や体育館だ。


― 体育館―

「ここが、体育館だー!、凄く広いでしょ!」

三条が叫びながら体育館を走っている。


体育館は、バスケットコート10個分を誇るとても広い体育館だ。

ここでは、授業の体育はもちろん、部活でも、多くの部活が使っている。

部室やシャワー室、仮眠室等々、多くの部屋が完備されている。


体育館を一通り見て次は体育館のとなりの、食堂に足を運んだ。


― 食堂 ―

「ここは、たくさんの美味しい、ご飯があるんですぅ~」

中野が目をキラキラさせながら今日の学食を確認している。


食堂では、約1000人が座れる席があり、メニューも豊富だ。

安くて、おいしい食堂では、500円あれば、腹がペコペコな運動部も腹がいっぱいとなるぐらいのボリューミーな量だ。


食堂を見たら、丁度チャイムがなり、教室に戻った。


本を持ってワクワクしている織原さん

【 可愛いすぎる!! 】


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ギャップに惚れます!! ー 織原さん ー SKY @20221020

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