第3話 冒険者

 聖将のシン、戦いを興した二回、自由軍を率いた勝利の名将。

 竜光の魔術師、全治の司祭、風王の乙女、双剣の盗賊が仲間。

 シン

 「兵士、パンを食う前に最初の剣を忘れたのか?」

 止まる、沈黙、金を払う。

 兵士、騎士、君主、聖職者の大事な一回を問うシン、どんな一歩も許さない絶対の一回を口にした。

 名前は聖将、この大事な事を口にする。

 楽園、聖戦、神、勝利、どんな兵も夢見た。

 とある老騎士にパンを置くシン。

 シン

 「パンは銀貨一枚に作る、銅貨二枚の利益、金貨はない、だが税金とはなんだ、酒は薄まり、金貨の樽は蔵にある、飢えた兵に払うパンとはなんだ、何故に金貨の樽は蔵にある」

 老騎士

 「確かに可笑しいな」

 シン

 「そう、おかしい、なら武器を取れ」

 聖将のシンが戦いを始めた、貧富がおかしいと演説、税金がおかしいと演説、軍規を朗読、絶対統制を朗読、敵前逃亡を朗読、指揮系統を朗読、金貨、銀貨、銅貨を朗読。

 この兵が集まる。

 この悪政にシンが不満を演説、兵が呼応。

 兵士の一部が合流、騎士の一部が合流。

 全商会、全商人に取り決め、協定、条約を締結。

 段階的な縮小。

 聖将のシン、様々な不満の高まりに兵を集める。

 計20回の兵、戦いの聖将の言葉、朗読、演説、この兵が集まる力。

 21回目の聖将は負けた兵に砂金を置く。

 シン

 「金が欲しいか?国が欲しいか?」

 見上げる兵達。

 シン

 「なら武器を取れ、唯一の神を殺せ、国を勝ち取れ」

 聖将、この戦いの始まり。

 朗読、演説、この兵が集まる。

 戦いの斬り込み、迂回、伏兵、挟み撃ち、様々な作戦を駆使した。

 勝利、取り決め、協定、条約を締結。

 縮小の毎回。

 シン

 「沢山の楽園、聖域は神も犯せない、きっと未来は神も犯せない」

 聖将、この戦いは楽園、聖域の為に武器を握る人々の戦い。

 




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

シンサーガシリーズNo.11 @405a

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る