第65話「鹿狩作戦1」
【同日 15時40分 渚輪ニュータウン 榎林ヶ丘林内】
ブザー 「ビィー、ビィー」
「うし、豹藤ちゃんから鹿発見の合図が上がった!」
僕のホイッスル 『フィー、フィッ』
ひさぎ 「あーもう、うっさいわね。 吹くなら吹きますって言えよグズ」
「会話したくないんじゃなかったのか」
ひさぎ 「最低限の情報伝達よ」
遠くのブザー 『ビィー、ビ、ビッ!』
「っと、なら情報伝達だ来栖崎!」
ひさぎ 「はいはい、吹くなら吹けば」
「違う、鹿が来るぞ!」
■■─────────バトル────────■■
「はぁ……はぁ……はぁ……鹿め……やりおる……」
ひさぎ 「……あんた。ちょっと走っただけじゃない……」
「はぁ……はぁ……」
ひさぎ 「どんだけ運動神経ないの……。情けなさすぎ、マジ逝ってよし」
「うるさい……適材……てきざゲホっ……ゲホッ」
ひさぎ 「ねぇ、唾飛んだでしょ変態ッ」
「げふっ……?! 痛ぅ。おま、咳き込んでる人間の……鳩尾は蹴るなって……」
ひさぎ 「知らない。てか、笛吹かなくていいのかしら。指揮、官、さん」
「……鬼だ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます