第58話「ミートミートソング」
【同日 13時50分 渚輪ニュータウン 垓三陸橋方面中央通り】
アド 「♪お肉お肉お肉~お肉を食べると~」
栗子 「はん、相っ変わらずうっせぇなぁ我らが姫は」
礼音 「ふふ、今日ばかりは多めにみてやろう姫片くん。肉など、あろうことか立派な鹿肉などを食うのは何ヶ月ぶりか分からんからな」
やちる 「胸が高鳴るです……」
栗子 「んまぁな。鹿肉とか、取らぬ狸の皮算用だけどよ、想像しただけで濡れてくるぜ」
礼音 「ああ同感。私も口の中がびしょびしょだ」
「喜んで頂けてるようで何よりですよー」
栗子 「おおい、拗ねんなってサン」
「気安く肩を汲むな、肩を」
栗子 「へへ、オメェが鹿狩作戦立案してくれたんだろ? 私らじゃ鹿狩の作法も鹿の捌き方も知らねぇからな、期待してんぜ」
「じゃあ、ゾンビの排除は期待してるよ」
栗子 「とーぜん」
やちる 「肉のためなら……怖くない」
■■─────────バトル────────■■
礼音 「ふぅ、北部垓三方面はゾンビが少ないとはいえ、群がらると危険だな」
百喰 「すいません……おそらくアドの歌に群がっているのかと」
栗子 「おいサン、お姫様の公開自慰はやめさせなくていいのか?」
「名案ですね。既に十回近く僕に注意されて、それでも止めないアドを黙らせる手段があるなら是非お願いします」
栗子 「……なら、ゾンビを相手にしたほうが楽だな」
アド 「♪お腹お腹お腹~お腹がよく~鳴る~」
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