第39話「ヒサギン救出大作戦3」

【同日 17時55分 渚輪ニュータウン 北部垓三町【】


礼音 「まずいな、そろそろ日没時間が近いぞ」

   「くそ……6月8日の日没は例年通りなら、東京湾沖合で大体18時55分。あと一時間弱か」

礼音 「おやおや……サンくんはたまげるくらい博学だな」

  「え……?」

アド 「日没時間なんて普通の暗記項目じゃないぜ」

  「……確かに」

  「自分でも驚きだけど……日没時間くらいなら、全世界100の地点で、365日分言えるかもしれない……」

アド 「昔のサンちゃんは天文マニアだったのかのぉ」

綴   「博識の男性、素敵ですわ」

  「いや、無駄な知識……でもないか。来栖崎の為に役立つ知識なら、今はあって困ることはない」



■■─────────バトル────────■■



綴   「やっ、お洋服に返り血がついてしまいましたわッ」

礼音 「言いづらいが、背中は血だらけだぞ」

綴   「やんっ……だからお外は嫌いですの」

アド 「ふっふふー、リッチャンみたいに下着いっちょになっちゃえばよろしげよ?」

綴   「なっ?! あんなテクニカルチンパンジーとわたくしを一緒にしないでくださいまし」

   「すげぇ侮蔑だな、それ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る