第38話「ヒサギン救出大作戦2」

【同日 17時35分 渚輪ニュータウン 垓三陸橋方面中央通り】


礼音 「ダメだ、このコンビニにも来栖崎くんはいない」

   「そうか……」

アド 「切り口が真新しいゾンビの死体はあるし、ヒサギンがここ通ったのは間違いないはずだけど……」

綴   「ならもっと北ですわね」

  「くそっ……来栖崎……何やってんだよ」

礼音 「今は悔やむ時間さえ惜しいぞサンくん。探しだすことだけに、労力を使うべきだ」

  「……はい。わかっています」



■■─────────バトル────────■■



アド 「しっかし、腕は鈍ってないねツヅリン」

アド 「こんなに動けるなら普段の任務にも参加してくれればいいのにー」

綴   「無理ですわ、か弱いわたくしでは足手まといになるだけですもの」

  「うぐ……足手まとい……」

アド 「サンちゃんが被弾した……」

綴   「んー、でもそうですわね、もしもサン様と一緒なのでしたら、寧ろ是非ともですけど。此度のように」

   「なんか、色々気を使ってくれてありがとうな甘噛」

綴   「……いえいえ、こちらこそ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る