第二ルポ 龍人の町 ニクシュバール

眼前は真っ白な吹雪に包まれている。

膝の下ほどまで積もった雪が行く手をはばむ。

遠くに見える高山こうざんの周りの空には、飛び回る巨大な何かの姿が見える。

雪の下には道があるはずだが、道は雪で完全に隠れているため、

あの高山こうざんだけが目印だ。


普段の服装と比べると大分厚着をして、私は雪の中を歩いている。

頭にはもこもこの耳当てが付いた厚手の帽子をかぶり、毛皮のコートに身を包む。

足元も普段のブーツの上から雪靴スノーブーツを履いてきつく縛って、

足に雪解け水が入らないように防御を固める。


ここは中央大陸北部、龍の国 ダルナトリア。

大陸北部に広がる山岳地帯すべてがこの国の領域である。

通常でも厳しい環境であるが、今は厳冬期げんとうき

世界全てが真っ白になり、体の芯までをてつかせる。

そのうえ、魔獣モンスターが多く蔓延はびこる地域でもあり、普通の旅人は訪れる事すらない。

この世界の中でも特に過酷な場所である。


ざっ、ざっ、と自分が歩く音と、ごうごうと体ごと揺らす風の音だけが響き、

真っ新な雪に足跡を付けていく。

ちらりと後ろを振り返る。

先ほどまで歩いてきた足跡そくせきがもうすでに見つからない。

私はを進める。

あの高山の下にはこの国で一番大きな町がある。


あれからおおよそ半日程度だろうか、休むことなく歩き続けた。

ようやく視界の果てに町の明かりが見えてきた。

豆粒のような光だが久しぶりの人工物の光だ。

少しばかり、ほっ、と心が休まる気がする。

その時だった。


―――ズシンッ


右手の雪原、500mほど離れているだろうか、大きな影が見えた。

―――悪魔牛ディアボスだ。

体長8m、体長5m、重量は満載の荷車10台分。

突進は城壁を易々やすやすと崩し、頑丈な皮膚は魔法の火炎弾を受けてもびくともしない。

普通に生きていれば滅多に出会うような魔獣モンスターではない。

だが、この場所では高確率で見かける、一般的な存在だ。

見つからないように気配を消しつつ、町へと向かう。


―――ズドドッ、ズドドッ


悪魔牛ディアボスが駆ける。大地が揺れている気がする。

どう見ても私に向かって走ってきている。

普通に見ればかなりの距離離れているが、あの魔獣モンスターにとっては一瞬だ。

またたく間に眼前に巨大な影が迫る。


―――ブモォォォッ


悪魔牛ディアボスの咆哮が響く。

頭を低く構えたまま突進してくる。巨大な角が迫る。

私は右手をゆっくりと悪魔牛ディアボスに向ける。

その瞬間だった。


―――ズドンッ


低い衝撃音が目の前で鳴り、悪魔牛ディアボスの身体が右に弾き飛ばされる。

右側頭部に何かが突き刺さって、血しぶきが舞っていた。

大きな体が倒れ、そのまま動かなくなる。

一撃必殺だ。


「おおい、大丈夫か!」


声が聞こえる。だが周りに人影はない。頭上からだ。

見上げると人の姿が見える。だが、その背には大きな龍の翼が有った。

龍人りゅうじんだ。

ぶわさ、と大きく翼をはためかせて、目の前に着地した。

女性だ。

左右の目尻の上、髪の毛の生え際から鱗に包まれた角が生えている。

首元にも龍らしい青緑の鱗がうかがえる。

身体の後ろには首元の鱗と同じ色の彼女のが見える。

それ以外は私と同じ人間だ。

この雪山には似つかわしくない軽装の服を身に付けている。

上半身には半着はんぎと呼ばれる着物、下半身には細身のはかまだ。

申し訳程度の防具に胸当てと布と金属でできた手甲てっこう脛当すねあて

かなり身軽なのは龍人という種族の強さがあるのだろう。


龍人は人間と比べると遥かに強靭きょうじんな種族だ。

身体能力の高さもそうだが、内包する魔力量が人間とは段違いである。

素手でも強力な魔法攻撃が出来る、身体能力も魔法で強化できる、

身体に魔力をまとわせれば、ある程度外気の影響を遮断できる。

だからこそ、この雪山で軽装なのだろう。


「ええ、助かりました。」

「・・・それにしては落ち着いてるように見えるが?」

「唖然としていただけですよ。」

「そうか・・・?」


そう言いつつ、龍人の女兵士は悪魔牛ディアボスに突き刺さった槍を引き抜いた。

さっき飛んできたのは魔力をまとわせて投げた槍だったようだ。

抜いた槍の代わりに小さな杭を魔獣モンスターに突き刺した。

頭部分に小さな魔石が付いている。

これはのちに死骸を回収するための位置送信装置の様だ。

この国では、魔獣モンスターも食料であり、素材だ。


「こんな時期に人間がこんなところを歩いているのは珍しいな。

 普通は厳冬期前に来るか、急ぎなら翼竜便よくりゅうびんで来るものだが。」

「ははは、私は変人なんですよ。」

「くっ、なんだそれは。」


くくっ、と女兵士は小さく笑う。

町へ向かっていることは分かり切っているので、2人連れ立って町へ向かった。

道すがら町の名物を聞いてみた。

まずは、先ほど討ち取った魔獣を使った各種の料理。

次に、魔獣の素材を使った様々な工芸品や魔法具。

そして、滾々こんこんと湧き出す温泉。

何よりも、この時期にしか行われない闘技イベント「龍闘ダグコンバ

町の名物はこれくらいか、と女兵士はひとつ。

この町でも多くの事を知ることが出来そうだ。

そうこうしていると町の入口にたどり着いた。

女兵士に促されて門をくぐった。


龍人の町ニクシュバール

龍の都であり、中央大陸北部における最大の町。

と言うより、中央大陸北部には山しかないため、大きな都市がほとんど存在しない。

点々と小規模な都市と村がある以外は、この町があるだけだ。

山岳地帯の中央、天をく高山、霊峰れいほうゼルカディアのふもとに存在する。

なお、この山のみねには龍神公りゅうじんこうの住む館がある。

有世神ありよのかみ、龍の長、神なる龍、天嶮てんけんの王。

龍神公には二つ名が多い。その御名みなこそが霊峰の名と同じ、ゼルカディアである。

ニクシュバールはまさにそのお膝元なのである。


門から中に入ると今までの寒さが嘘のように心地よい暖かさが身を包んだ。

この町をドーム状に覆う結界による効果である。

正直、重装備になっている私の服では暑いくらいだ。

町はだいだいともしびあふれていた。

光の元は、魔石によって作られた提灯ちょうちんのような照明器具だ。

道行く人々は私のような普通の人間の姿ではない。

先ほどの女兵士のような、一部だけ龍の特徴を見せている者もいれば、

大きさは私とそう違わないが、顔から尾まで龍の姿で二足歩行している者もいる。

前者は一部龍いちぶりゅう、後者は二足龍にそくりゅうなどと言われる事がある。

その身には他の地域ではあまり見られない独特の服を纏っている。

着物、と言うのだっただろうか、布地を体に巻き付けたり羽織ったりする衣服だ。

この場所が雪の山岳地帯の真ん中である事を考えれば、何とも異質な光景である。

町の建物は一見すると木材で作られている。

だが、この周りではそもそも木材がほとんど取れない。

屋根には龍の鱗のように、石の鱗でかれている。

他の地域では見た事が無い建築様式だ。


手ごろな店に入って聞いてみよう、そう思い、

門から真っすぐ歩いて行きついた大きな十字路の角の店に入る。

入口の引き戸も先ほどと同じく木製?だ。腰高から上は格子状に木が組まれており、

そこに紙のようなものが貼りつけられている。

通りに面した入口は全てが開け放たれており、非常に開放的だ。

店の中は大勢の人がいた。どうやら喫茶店の様だ。


「いらっしゃい!」


奥から大きく威勢のいい声が聞こえた。

二足の龍の姿の店主だ。声から男であることが分かる。

他の客の案内をしていた二足の龍がこちらへやって来た。

大きい足で尾もあるのに、どすどすとした音がしない、しなやかな足取りだ。


「いらっしゃいませ、この時期に人間のお客さんなんて珍しい。」


声色から女性と分かる。たおやかな印象のご婦人―年の頃はわからないが―だ。


「あっちこっち旅してまして。」

「そうなんですか、こちらの席におかけくださいな。」


促されて荷物を足元に降ろして長椅子に腰掛ける。机はない。

ふぅ、と一息吐き、帽子を脱ぐ。

椅子に無造作に置かれている冊子を見る。お品書きだ。

緑・赤・黄色の色が鮮やかな薬草餅。

甘い餡が中に入れられて、白い皮で包まれた福餅ふくもち

一口サイズに切り分けて煮込んで味が付けられた一口小肉ひとくちこにく

肉をそのまま直火で焼いた大肉おおにく焼き。

多種多様な料理の名称と説明、簡単な絵が描かれている。


「はい、どうぞ、薬草茶です。

 こちらは無料ですから、おかわりが必要なら言ってくださいね」

「ああ、これはどうも。」


軽く礼をして受け取る。熱いお茶が入った器は両手にすっぽりと収まる形状だ。

さて、何を食べようか。

ガッツリと食べるには時間的に夕食が近いのではばかられる。

少し悩んでから決心し、先ほどのご婦人を呼ぶ。


少しして持ってこられたのは、薬草餅と一口小肉ひとくちこにくだ。

薬草餅は3色あり、1色2個ずつ、皿の上に乗っている。

一口小肉は少し深めの器に5個入っている。

この時間ならこれ位でちょうどいい。

まずは肉から。

ほろり、と肉が口の中でほどける、とても柔らかい。

あまじょっぱい味付けがホロホロの肉によく合っている。

龍は農耕牧畜をしない。この肉はおそらく魔獣モンスターの肉だ。

だが、そんなことは気にならないほどに美味しく調理されている。

ひと口、薬草茶を口に含み、次は薬草餅。

目玉くらいのコロコロまん丸とした餅は、口に入れるともちもちと歯を押し返す。

緑は先ほどの薬草茶と同じ材料だろうか、黄はとにかく甘い味がする、

赤は少し塩気が感じられ、飲み込んだ後に口の中がさっぱりする。

この店に大勢の人が入っている理由が良く分かった。


味わって食べていると他の客が帰っていき、段々と落ち着いた空気になっていく。

最後の赤い薬草餅を勿体なさげに食べて、再び先ほどのご婦人に声をかける。

先ほど疑問に思った事を聞いてみよう。


「この町の建物の材料・・・ですか?」


不思議な事を聞くものだ、と言う表情で首をかしげる。

まあ、旅で来て店に入っていきなりこんな事を聞くやからはそうはいないだろう。

私はそういう輩なのだ。


「この建物は不安定な木インスアブルという生物の素材から作られているんですよ。

 建物だけじゃなくて、そのお品書きの紙とかも。

 形を持たないぐねぐねとした生き物なんですが、死ぬと木のようになるんです。

 それを切り出して、建材にしたり、繊維をほぐして紙を作ったり。」

「へぇ・・・」


そんな生物がいるのか。これはここに来るまで知らなかった情報だ。


「あと、家の屋根にあるのは石モグララピスモールの素材ですね。

 町からちょっと離れると、とても大きいのが出るらしいですよ。」

石モグララピスモール、こっちでは巨大化してるのか~。」


石モグララピスモールは地域差が大きい。先般のレント王国ではただのモグラサイズだ。

時折、山岳地帯の南にある人間の国に大型の石モグララピスモールが現れて大騒ぎになる。

それ位の危険性はある魔獣モンスターだ。

これは鉱物を餌とする生態が影響している。

鉱物が豊富な地域では巨大化し、少ない地域では小さいまま。

硬い鉱物が多い地域では体毛が硬質化し、魔石が多い地域では魔力をびる。

この町の周りは山だ。当然鉱物も多く存在する。ゆえに巨大化しているのだろう。

近くでは盛んに魔石も採掘されているが、魔石鉱山は龍神公の力が及んでおり、

魔獣モンスターが入れるような場所ではない。


まあ、龍人にとってしてみれば、この2種は相手にもならない存在だろう。

人間世界における脅威度から言えば、先ほど襲われた悪魔牛ディアボスの方が数段上だ。


ご婦人に宿の場所を聞いて、代金を払って店を出る。

とりあえず荷物を置いて防寒着を脱ぎたい。


―――夕方

宿の主からいい情報を聞いた。

近くの高台に温泉施設があって、風呂上りに食べる定食が美味しいそうだ。

いつもの服装で温泉を目指す。

野営しているとどうしても水浴びがしたくなる。

だが、この町の周りは銀世界。

途中に不凍湖ふとうこもあったがそんな所で水浴びなんてしたら、

あっという間に氷像の出来上がりだ。

そういう訳で、ここ2日汗を流せていない。

いや、魔法であれをこうしてるので臭くはない、臭くはないぞ。

とにかく、温泉と言うのはいいものなのだ。

高台へ続く石段をてくてくと歩いて行く。

ふわり、と温泉の匂いが鼻孔びこうに届く。

火薬のような、腐卵臭ふらんしゅうのような、そんな匂いだ。

人によってはこの匂いに好き嫌いがあるかもしれないが、私は好きだ。

これぞ温泉の匂いだろう。


階段を上り切ると右手に木組みの門が見えた。温泉の入口だ。

いそいそと中に入り、受付で支払いを済ませて脱衣所に入る。

ぱぱっと服を脱いで、いざ温泉へ。

ここの温泉は高台に突き出した場所に設置された露天風呂だ。

木組みの浴槽とその周りに空間があり、木の椅子が置かれている。

3m近く身長のある大柄な龍人のために大きい椅子もいくつかある。

この椅子に腰かけて体を洗うのだ。


まずは身体を洗う。

木製の風呂桶に湯をすくい、体にかける。

受付で購入した手ぬぐいで体中をこすり、再び湯で流す。

次に頭を洗う。こういう時には長い髪は面倒だと感じる時もある。

手ぬぐいを頭に巻いて長い髪の毛が下に垂れないようにする。

洗い終わったら次は湯舟に入る。が、その前にかけ湯だ。

湯をすくって2回ほど体にかける。これでよし。

ゆっくりと湯舟に入る、自然と声が出る。


「あ”あ”あ”~・・・」


これは抗えない温泉の力だろう。

幸い今は私しかいないので、誰にも聞かれていない。

ここから見える空は不思議な光景である。

外を吹きすさぶ吹雪が見えるにもかかわらず、

ドーム状の結界によってそれが町の中には入っては来ない。

外は暴風と言ってもいい状態なのに中はほぼ無風だ。

これぞ龍神公の力であろう。


広い湯舟をあっちへ移動し、こっちへ移動し、

ゆるゆると湯を楽しんで身体が十分に温まった頃合いで湯舟から出た。

身体を拭いて服を着なおし、女湯から外へ出る。

長く湯に浸かっていた事で喉が渇いた。受付で何か飲み物が欲しいと言うと、

受付の一部龍のご婦人―というか気安さからおばちゃんと言うべきか―は、

ニマリ、と不敵な笑みを浮かべて、背後の戸棚を開ける。

ひやりとした冷気が漂ってきた。これは結界外の冷気だろうか?

戸棚に配管を通して冷気を利用しているのか、よく考えられている。

そう言えば、龍はかつてドワーフたちに魔石採掘技術を伝えたと語られている。

そのえにしから、この町の建設にはドワーフが関わっているのかもしれない。

おばちゃんは棚から四角い形をしたものを取り出した。

外側は皮だろうか、四角形になっているのは木でわくを作って皮で包んでいるようだ。

上部の角の一つだけ穴が開いている。

横から木のコップを受付台にコンッと小気味こきみいい音を立てさせて置き、

入れ物からそこに飲み物を注ぐ。

牛乳・・・だろうか?白濁した液体が、とぽとぽと注がれる。


「飲んでみな。」


にぃっ、と笑って私に促してくる。

確かに冷えた牛乳は旨いだろう。だが、龍人は農耕牧畜のうこうぼくちくほとんどしないはずだ。

というのも、龍とそれに連なる龍人はそれほど食料を必要としない種族なのだ。

大気中や魔石からの魔力だけでも生きてはいける。

力を高めるには飲食は重要だが、そうした事情から農耕牧畜があまり重視されない。

いぶかしみながら、促されるまま飲み物を口に運んで、こくり、とひと口。


「うっっっっま!」


目の前で感嘆の声を上げる私を見て、おばちゃんがガハハ、と豪快に笑う。

強い旨味とすっきりとした甘み、そして香る花のような香り。

牛乳のような乳臭さはなく、万人受けしそうな飲み物だ。

これが冷えた状態で出てくる。おばちゃんがニヤリとした理由が分かった。


「これ、なんですか?」

「ふふふ、これはねぇ、甘花マーグドゥスの茎の液を煮詰めた物なの。甘花茶マーグドゥス テア

 冬が来る前に採取して、少し寝かせてこの時期に煮詰めて出来上がり。

 この町の人も旅の人もこれは好きなのよ~。もちろんあたしもね!」

「あのくそでっかい甘花マーグドゥスからこれが・・・。」


甘花マーグドゥスは高さ5mの巨大花である。

確かに旅の中で喉が渇いたら、茎に傷をつけて出てきた液を飲むのは知っている。

だがこんなに旨い物が作れるとは知らなかった。

やはりこうして体験してみないと分からない事が多いものだ。

甘花茶を飲み干して代金を払い、温泉を後にする。


先ほどまでは暖かいと感じていた町の空気が今度は涼しくて心地いい。

高台から見下ろす町は、だいだいに染まる町並みは琥珀色の宝石の様だ。

龍神公の膝元で長い平和を謳歌し、独自の文化発展を続けているこの町は、

緩やかではあるがずっと歩みを止めていない。

今日食べた薬草餅も魔獣モンスター肉の料理も先ほど飲んだ甘花茶も。

全ては長い歴史が産み出したものだ。

この事を世界へと伝えよう。この町は―――


―――歴史が文化を作り、龍が味を作る町 ニクシュバール―――

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