この作者との出会いは、この「カップ一杯のコーヒー」である。作品に込められた想いがひしひしと伝わってきた。作者はなぜか、この作品を封印しようとしていた。けれど、この素晴らしい作品が二度と読めなくなるというのは残念だ。いつでも閲覧できるようにしておいて欲しいとお願いをした。昨夜、再び拝読、こういった作品は永遠に語り継いでいかなければならないものだと思う。是非、皆様にも読んでもらいたい。素晴らしい作品です。
あるのは冷めた水とインスタントコーヒー。素材は溶けずにまともなモノすら味わえない。そんな中から見出される羨望が描かれています。企画/第28回「2000文字以内でお題に挑戦!」から。
このお話は戦争について書かれています。今この瞬間も、世界の何処かで繰り広げられているであろう凄惨な現実。心から平和を望むのであれば、目を背けてはいけません。戦争とは何でしょうか?苦しみ死んでいった人に、罪はあったのでしょうか?短い物語ですが、胸に熱く訴えるものがあります。暗い話ですので、決して無理に読めとはいいません。でも、このお話の根底にあるのは、とても温かくて優しい想いです。是非、作者さまの伝えたいメッセージを読み取ってみてください。後悔はしないと思います。