特撮、特に話の重いものが好きなら刺さるんじゃないかと思う。わりかし勢いで書かれた作品だけど、それがむしろハラハラ感としていい方向に働いてる。誤字が多いのは少し気になるかな……くらい。展開は何より作者が楽しんで書いていたことがひしひしと伝わってきて、読んでるこっちも共鳴してしまう(特に終盤!)いい作品だった。
序盤から悲しいお話と思いきや、しっかり特撮ヒーローしている作品になります。文章は読みやすく、ユーモアを交え謎の鎧と共に怪人、界人と戦いを繰り広げる正統派ヒーロー物語。動く鎧とはこのことだ!動く鎧にはバフしかない!ゲームとかである、デバフ付きの脱げない呪われた鎧考えた奴誰だ!(笑)大丈夫、本作品の鎧はバフしかない!はず!(笑)熱く楽しく、そして過去を乗り越える。お薦めな作品です!